鹿の王(上) の商品レビュー
物語の主人公は二人、ヴァンとホッサル。接点のない二人が、それぞれが違う場所である出来事にかかわっていく。
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はじめは鹿の王と言うことでファンタジー小説かと思っていたが、どうも違うようだ。 主人公のヴァンは大国のツオルに逆らい戦を仕掛けたが捕まり奴隷にされて塩鉱山の労働者になっていたところへ黒狼が襲いに来てかまれみんな死んでしまったところで生き残る。そこには小さな子も。またもう一人の主人...
はじめは鹿の王と言うことでファンタジー小説かと思っていたが、どうも違うようだ。 主人公のヴァンは大国のツオルに逆らい戦を仕掛けたが捕まり奴隷にされて塩鉱山の労働者になっていたところへ黒狼が襲いに来てかまれみんな死んでしまったところで生き残る。そこには小さな子も。またもう一人の主人公の医師のホッサルもこの病にどう対処したら良いか、悩み追求する。人はなぜ死ぬか、病気を治す医師はどうして行うか。童話のような話かと思っていたらどうも全然違う話である。下巻へ
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強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが!?厳し...
強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる――。 楽しみにしていた新作。今回も舞台はモンゴルあたりのイメージを思い起こさせるアジア系架空の帝国。侵略された側であるヴァンと支配されつつも医術師として現領主を救い重宝されているホッサルを軸に物語は進みます。これから二人がどうやって交わるのか、そして黒狼病の裏に見え隠れする何者かの意図。ちょうどいいところで下巻になってしまったので続きが気になる!世界観をのみこむ中盤まではちょっと冗長かなと思う部分もありますが、やっぱり引き込まれるなぁ。ただ正直今の時点ではホッサルをあんまり好きになれず複雑。悪い人じゃないんだろうけど・・・。ヴァンとサエの活躍が楽しみ。
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待ちに待った!新刊!一気読みじゃないと登場人物わからなくなると思って、上下一気にいったら頭パンクしそう。 さすが、なお話で、ケチのつけようがなくて。 帯の養老さんの言葉がすごいしっくりする。 ヴァンとユナの出会い、トマとの出会い。 ホッサルとミラルをもうすこし見たいなー
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病を起点に繰り広げられる物語で、児童文学とバカにしてたけど、中々難しい。まず名前を覚えるのが大変で何度も名前を確認しながら読んだ。人間も自然の一部で、身体は脳が支配しているのではなく体の中で何が起こってるのか本人でも解らない。当たり前と思ってる事が当たり前じゃないと気がつかされる...
病を起点に繰り広げられる物語で、児童文学とバカにしてたけど、中々難しい。まず名前を覚えるのが大変で何度も名前を確認しながら読んだ。人間も自然の一部で、身体は脳が支配しているのではなく体の中で何が起こってるのか本人でも解らない。当たり前と思ってる事が当たり前じゃないと気がつかされる物語だ。二巻も早く買わないとな
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かつて国を支配した者達と今支配している者達、 取り込まれていく国とその地に住む人々、 人と共に動く文化、作物、家畜、 それによって引き起こされる影響は人の思惑を超えていく。 黒狼熱から生き延びた者 黒狼熱を止めようとする者 2つの視点から進む話が織り交ざっていくことで 今のこの国の姿が見えていく。 森と人間、病と人間、国と人間 イメージが重なっていく。
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「病」をめぐって、医療・宗教、肉体・精神、といった境目に触れ、民族問題もからむなど複雑で、ファンタジーでありながら、現実みを感じます。下巻の展開が楽しみです。
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奴隷あり、植民地支配あり、民族差別あり、医学あり、文化人類学あり。 ファンタジィ小説のなかにこれでもかっ!てくらい要素をぶちこんだら、普通読みにくくらなるもんだ。 ところがどっこい読み進む。 読めども読めども止まらない。 仕事も手につかないし、夢にも見る始末。 だがしかし、...
奴隷あり、植民地支配あり、民族差別あり、医学あり、文化人類学あり。 ファンタジィ小説のなかにこれでもかっ!てくらい要素をぶちこんだら、普通読みにくくらなるもんだ。 ところがどっこい読み進む。 読めども読めども止まらない。 仕事も手につかないし、夢にも見る始末。 だがしかし、物語はまだ混沌の中。 謎の病の生き残り ヴァン。 謎の病を追いかける ホッサル。 二人の物語が織り合い、紡がれる結末は…………? さ!続きを読もーっと!
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上橋さんお得意の架空の国、人種そして生き物たち・・・ なので大変引き込まれるのですが、一気に読んでしまわないとあれこの人誰だっけ?になってしまいそうです。 とはいってもさすがに壮大で独特な世界観をお持ちの作家さんなのでぐいぐいと読み終えてしまいそうです。 再読、再再読出来る人にはお薦めしたい本ですね。 一度にさらっと読んでしまうのはもったいないですので。
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登場人物が多い上にカタカナの名前が多いので、混乱しながら読む。難しい…けれど、じっくり読み進めよう。
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