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花酔ひ の商品レビュー

3.6

59件のお客様レビュー

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    9

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  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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2024/08/31
  • ネタバレ

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やや抵抗ある内容ながらも、さすがの筆力でグイグイ読めた。 官能部分は…直接そのものを書かなくても、こんなに表現できるものなんだな、と。 普段の生活じゃお目にかからないようなプレイが出てきます。 嫌々やめて(本当はしてほしいんだろ?)みたいな展開、嫌いじゃないはずなのに今作ではちょっと引いてしまった…… それぞれ罰をうける、みたいな展開になるけど、1番やらかした感がある女性がどうなったのかイマイチ分からんかったのが消化不良。 メインどころの人達よりも、周りの人達の言葉が印象的だったし、登場人物の仕事内容にフォーカスした部分のほうが面白かった笑

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2024/05/31

商売をするためにも。 女癖が悪いと分かっていたとしても、帰宅が遅くなったり知らない香りがしたら不快で仕方ないだろうな。 生きていたからよかったものの、危険極まりない行為の最中に出かける必要はあったのか。

Posted byブクログ

2024/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終わり方がなかなか衝撃的で驚いた。夫婦同士で不倫し合ってここまでバレないものなのかと思ったが、麻子の鈍感さには呆れた。誠司は最後、鬱になりかけていたがそれは千桜にであったからなのだろうか?そうであったのならば、人の出会いというものは恐ろしいものだと思った。誠司は千桜を神格化していたからこそ、深くのめり込み「この人しかいない」と思い込んでいた。なんだか宗教みたいだなと思った。

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2024/02/04

友人から借りた本 エロかったです。久々にこういう本読みました。渡辺淳一さんとか、なんなら団鬼六先生のソフトバージョンみたいな。 ラストは、えええ?みたいな感じでした。 京都とか、お着物の表現は素敵。

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2024/01/23

このタイプの小説は相性が悪いのか、はたまた自分に降りかからないからなのか。登場人物の誰にも共感ができない。。。

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2023/11/04

昔、YouTubeの企画か何かで、アメリカ人に対して「付き合う前にセックスはする派?しない派?」というインタビューを見た。 そのとき、男性も女性も大半が「する派」で、理由として「身体の相性も大事」的なことを言っていた。 この作品を読んでて過去に見たその動画を思い出した。 性に対...

昔、YouTubeの企画か何かで、アメリカ人に対して「付き合う前にセックスはする派?しない派?」というインタビューを見た。 そのとき、男性も女性も大半が「する派」で、理由として「身体の相性も大事」的なことを言っていた。 この作品を読んでて過去に見たその動画を思い出した。 性に対してあまりオープンではない日本では、この作品のようなことが起きてしまう可能性は大いにあると思った。 ★印象に残ったフレーズ 「恋だの愛だの、世間じゃまるで美しいものみたいに言うけど、あんなもの、きれいでも何でもない。あたしゃ怖くてたまんなかったよ。自分という女はこれほど身勝手だったのか、我が身が可愛けりゃ鬼にもなれるのかと思ったらさ」

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2023/01/03

二組の夫婦が別の相手に惹かれ合う。同じ性癖を持ち求め合う誠司と千桜。お互い心惹かれあい、身体も離れ難く求め合うようになる正隆と麻子。誠司と千桜にはあまり共感できなかったけど、正隆と麻子には一時でもそういう経験が出来たことが羨ましくもあり、反対に知ってしまったが故にこれからは封印し...

二組の夫婦が別の相手に惹かれ合う。同じ性癖を持ち求め合う誠司と千桜。お互い心惹かれあい、身体も離れ難く求め合うようになる正隆と麻子。誠司と千桜にはあまり共感できなかったけど、正隆と麻子には一時でもそういう経験が出来たことが羨ましくもあり、反対に知ってしまったが故にこれからは封印して生きて行かなければならないのは辛く苦しく、知らなかった方が幸せだったのかも。もし万が一、自分にこんな出会いがあったら、どうするだろう…と読みながら、複雑に心が揺れる思いがした。まっ、そんな事とは全く無縁の毎日なんだけれども。

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2021/07/22

読みたかった本がおかざき真里さんの美麗な装画になっていたので漸く。 苦しい。W不倫ものだけれど読んでしまうのは、不倫を肯定してはいなくて、全員苦しんで業を抱え込む事になるのが丁寧に描かれているから。村山由佳さんの文章は綺麗ですし、今回は片方の夫婦が京都の人ということで京都弁も良か...

読みたかった本がおかざき真里さんの美麗な装画になっていたので漸く。 苦しい。W不倫ものだけれど読んでしまうのは、不倫を肯定してはいなくて、全員苦しんで業を抱え込む事になるのが丁寧に描かれているから。村山由佳さんの文章は綺麗ですし、今回は片方の夫婦が京都の人ということで京都弁も良かったです。 嫉妬と、不思議な共犯関係に似た感情が沸き起こるのかな。自らのパートナーには埋められない昏い性癖みたいなものをお互いに別の人と埋める。よくわからない感情です。 やってることはだめだと思っても、登場人物に全員嫌悪感を持つことは無いのも村山さんの力量なのか…と思いました。桐谷の愛人の直恵すら嫌いではない。たぶん、誠司が入院してる病院の看護師長、彼女よな。 トキ江おばあちゃんもとても良かったです。自分の着たい服を着る、と思ってても、「装うということは人さまへの心遣い」という気持ちも持っていたいです。 着物素敵だな。お着物を想像するのも眼福でした。

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2021/07/10

感応的で猥雑な話…性癖が表向きの自分を狂わせてしまう程に支配的なモノであると言う事、人の心の闇?内なるものの深さ…を想いました。後半は酔ひというより狂ひですね、昼顔を思い出しました。

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2021/06/05

2組の夫婦の交叉して合致する性癖、というベースの設定がよかった。性的な表現とそれぞれの心理描写が秀悦。

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