火星の人 の商品レビュー
ユーモアがあって良かった。シューッという音がするのに対して、「エアロックから空気がもれているか、ヘビがいるかのどっちかだ。どっちにしろまずい状況だ」(⌒-⌒; )
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とても面白かった。 火星に取り残され一人ぼっち。些細な事がダイレクトに生命の危機に繋がる環境。さぁ、どうする? なにを書いてもネタバレになりそうだから、これくらいにしておかなきゃ。。。物語りに引き込まれっぱなし。これはオススメします!
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めっちゃ面白かった。一気読み。火星版ロビンソン・クルーソー+プロジェクトX みたいな内容で、起きてることもやってることもシリアスなんだけど、主人公を筆頭にみんな終始ユーモアを手放さないのがすごくいいなぁと思った。 水素を燃やして水を作ろうとする場面では、新井素子の『扉を開けて』を...
めっちゃ面白かった。一気読み。火星版ロビンソン・クルーソー+プロジェクトX みたいな内容で、起きてることもやってることもシリアスなんだけど、主人公を筆頭にみんな終始ユーモアを手放さないのがすごくいいなぁと思った。 水素を燃やして水を作ろうとする場面では、新井素子の『扉を開けて』を連想した。そっちは主人公(文明未発達な異世界に飛ばされた超能力者)が水を口に含んで水素と酸素に分けて、革袋につめて爆弾を作るんだけど、『火星の人』を読んだ後だと「超危ない!」という気持ちになる。
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93:火星でひとりぼっち、無いものはカロリーと通信手段、あるものはそれ以外のほとんど。電力と酸素に余裕がある分、その他のアイデアでサバイバルするというのは新しい気がする。 ハリウッド的な要素(隕石、異星人、謎の病原体)は何も出てこないけど、水素が、酸素が、二酸化炭素が、そして善意...
93:火星でひとりぼっち、無いものはカロリーと通信手段、あるものはそれ以外のほとんど。電力と酸素に余裕がある分、その他のアイデアでサバイバルするというのは新しい気がする。 ハリウッド的な要素(隕石、異星人、謎の病原体)は何も出てこないけど、水素が、酸素が、二酸化炭素が、そして善意の塊であるプロテインバーが宇宙という場においてはトラブルの種になりうる、そんなミニマムなハードSF。主人公マークがとことんポジティブだったおかげで悲壮感はなく、相次ぐトラブルに対しどう対処する? というワクワク感だけで読めてしまう。すごく読みやすい訳なので、ふだんSFを読まない人にも楽しめるんじゃないかなあ。おすすめです。 (2015.10.28 購入/再読タグ追加)
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面白かった 最初は化学式やジャガイモを作るだけの話が続き 退屈かと思ったら 危機また危機 通信途絶の下りとか ああ、なるほど とはいえ、絶望的な試練が続く 砂塵からの回避方法とかクレバー 映画も見よう
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一気圧の空気と、水と、エネルギーと、ジャガイモやジャガイモ以外の食料がある生活万歳!そう思わずにはいられない。なぜって、本作の主人公はそれを求めて悪戦苦闘していたのだ。火星で、500日以上もだ。食料300日分、水300リットルと循環器、それと最低限の生命維持機器。通信機は無く、助...
一気圧の空気と、水と、エネルギーと、ジャガイモやジャガイモ以外の食料がある生活万歳!そう思わずにはいられない。なぜって、本作の主人公はそれを求めて悪戦苦闘していたのだ。火星で、500日以上もだ。食料300日分、水300リットルと循環器、それと最低限の生命維持機器。通信機は無く、助けが来るのは少なくとも4年後。この状況だけ見れば絶望のサバイバルものに見える、がその実際は植物学者兼エンジニアによる火星開拓ブログである。どんなときでも(多少は取り乱すが)冷静に、楽観的に物事を解決していく姿は、ユーモアにあふれすいすいと読み進められる。複雑な化学式とか高等な物理学とかは大体端折られ、何かよくわからなくても物語に引き込まれ、最終的にはまるでそこにいて応援しているかのような、そんな気分になれる。じつに面白かった。
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火星という極限空間に取り残されてどう生き延びるか、科学知識を駆使し、創意工夫して困難を乗り越えて行く様が非常に面白かった。
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映画オデッセイの原作。 これを読んだからにはオデッセイを今すぐに見たい。 主人公ワトニーの前向きさとユーモアに、読んでいる我々も救われる。 初めて地球と交信できたときの最後の通信には「バカヤロー!」と苦笑い。 この作品の優れていることは、解説にもある通り所謂「宇宙人」が出てこない...
映画オデッセイの原作。 これを読んだからにはオデッセイを今すぐに見たい。 主人公ワトニーの前向きさとユーモアに、読んでいる我々も救われる。 初めて地球と交信できたときの最後の通信には「バカヤロー!」と苦笑い。 この作品の優れていることは、解説にもある通り所謂「宇宙人」が出てこないこと。 自然が立ちはだかり、それを知恵によって乗り越えていく様に、手に汗握る。
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火星でサバイバルという内容からしてものすごく難解なことをやっているはずだから、話についていけるかどうか?という懸念があってなかなか手を付けられなかったのだが、読んでみたら大丈夫だった。今どういう意図で何をやっているかということをわかりやすく説明してくれているので、理系の知識が少な...
火星でサバイバルという内容からしてものすごく難解なことをやっているはずだから、話についていけるかどうか?という懸念があってなかなか手を付けられなかったのだが、読んでみたら大丈夫だった。今どういう意図で何をやっているかということをわかりやすく説明してくれているので、理系の知識が少なくても理解できる。もちろん、ちゃんと自分で状況を把握しながら読み進めないといけないからそれなりに集中力が要るのだが、主人公が頑張っているんだから自分も頑張ってついていこうという気持ちになる。 主人公から一番学ぶところは、やはりメンタルのタフさ。知識や機転ももちろんすごいけど、うまくいくかわからない時やとても面倒な作業をする時、とにかく今できることに集中することで切り抜けているのがえらい。あと、ピンチの時やしんどい時はストレートにグチを言うのだが、その分切り替えも早い。 地球側と連絡が取れるようになると、あれこれ口を出されてサバイバル感が減って面白くなくなるのでは?と思っていたら、ある程度その通りだったが、それも主人公はグチを言いつつ飄々と切り抜けていて、なるほどな~。主人公のメンタルが安定していると、読んでいても気持ちが良い。
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「NASAオタク小説」(笑)←あとがきより。 いやいやいや、よかった愉快愉快。ラストは読み進めるのがもったいなくて身悶えしてしまった。 評価の星は5つまでしかないけれど倍の10くらいつけたいところ。 火星に一人で残されてしまったマークが自分の持つ専門知識を総動員して生き延びる、...
「NASAオタク小説」(笑)←あとがきより。 いやいやいや、よかった愉快愉快。ラストは読み進めるのがもったいなくて身悶えしてしまった。 評価の星は5つまでしかないけれど倍の10くらいつけたいところ。 火星に一人で残されてしまったマークが自分の持つ専門知識を総動員して生き延びる、それも素晴らしいユーモアを持って。 2017年ラストにこの本に出会えてよかったな〜。 「そう、もちろんダクトテープは真空に近い環境でも使える。ダクトテープはどこででも使える。ダクトテープは魔法だ。崇拝されてしかるべきだ。」
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