ねじまき片想い の商品レビュー
おもしろい! んだけどなー。。 なんかこう、心に響かない・・・。 同じ作者が書いた「お寿司」のはなし (題名忘れた) といい、作者の恋愛感が私とは ずれているのか?
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おもちゃはいつでも大人の心を子供へと引き戻してくれる。 そんなおもちゃをプランしている主人公の片思いが微笑ましい。 周りにはバレバレ感もまた良かった。 なんだったら最後まで憧れの王子様的な片思いで通して欲しかった。 大人解決みたいな結末がちょっとつまらない感じがした。
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おもちゃプランナーの宝子さんが大好きな彼のために様々なトラブルを解決していく様子が面白かった。タイトルから、可愛らしいお話かと思って読んだら、意外とミステリー。結末は何とも言えない。切ないような、どこか温かいような....。柚木さんの描く女性はどの人も話の中で強く生きていて好き。...
おもちゃプランナーの宝子さんが大好きな彼のために様々なトラブルを解決していく様子が面白かった。タイトルから、可愛らしいお話かと思って読んだら、意外とミステリー。結末は何とも言えない。切ないような、どこか温かいような....。柚木さんの描く女性はどの人も話の中で強く生きていて好き。人の綺麗な面だけでなく、時折見せる人間らしさが良いスパイスになっていると思う。宝子さんの片思いが時に狂気染みていて、けれどそこがまた愛おしいとも思えた。柚木さんの作品の中でもお気に入り◎
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図書館で借りた本。 おもちゃプランナーの宝子ちゃんの片思いの話。 相手の西島さんは、ちょっとダメ男で、いろいろなトラブルに巻き込まれてしまい、宝子さんが先回りをして問題を解決してあげていた。 最後が分かりにくかったのは、自分の中の宝子さんのイメージに行動が付いていかなかったのかもしれません。
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おもちゃプランナーとして働く宝子。片想いをしている相手の西島は少し冴えない印象。一見、バリキャリな宝子と釣り合わなさそうに感じるが、西島のヘタれっぷりが母性本能をくすぐるという感じがして、それがいいのかなと思う。お仕事小説に恋愛要素を組み込んだ感じで楽しめるが、それに謎解きの要素...
おもちゃプランナーとして働く宝子。片想いをしている相手の西島は少し冴えない印象。一見、バリキャリな宝子と釣り合わなさそうに感じるが、西島のヘタれっぷりが母性本能をくすぐるという感じがして、それがいいのかなと思う。お仕事小説に恋愛要素を組み込んだ感じで楽しめるが、それに謎解きの要素が加わり、面白みが増して良かった。おもちゃ業界の事を垣間見れ、面白かった。片思いを貫く宝子に焦れったさを感じる面、相手を尽くす姿にパワーを感じてしまう。「楽しいことには逆らえないのが人間というものだ」というのが印象に残った。
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おもちゃ箱のようにイメージ豊かで、楽しかったです! タイトルでは内容を想像できなかったんだけど、これが~タイトルそのものの内容でした☆ 富田宝子は大手玩具メーカー、ローレライのデザイナー。 28歳だがまだ少女のように可愛らしく、美大の頃のままのふわふわした服装。デザインの才能も...
おもちゃ箱のようにイメージ豊かで、楽しかったです! タイトルでは内容を想像できなかったんだけど、これが~タイトルそのものの内容でした☆ 富田宝子は大手玩具メーカー、ローレライのデザイナー。 28歳だがまだ少女のように可愛らしく、美大の頃のままのふわふわした服装。デザインの才能も、少女の気持ちを残しているのが成功の要因だった。 外注デザイナーの西島に5年も片思いしていて、誰にも知られていないと思っているが、仕事仲間は皆知っていて、ひそかに応援している。 ルームシェアしている親友の玲奈は叱咤激励するというか、いい加減にしろと遠慮なく言っていました。 西島の前に出るとうじうじするばかりで本来の明るさも出せない宝子。 西島の悩みを解決しようと陰で奔走して大活躍。恋には空回りしているのに、ついでに犯罪事件を解決してしまうことになります。 この意外な展開が軽めだけど楽しくて、アイデアは豊かなだけに猪突猛進するところが可愛い。 ‥でも若い頃の自分にちょっとだけ似ているところがあるので、いやここまでイタクはない、これは違うよなとたまに悩みながら読んだりして。 仕事関係の人たちやお客の子供たちはいかにもいそうなリアルさもあるかと思えば、掏りの集団が出てきたり。 刑事さんとの出会いがよかったので、こっちとくっつくほうが良かったのではという気も。 いやページ数的に書ききれなかっただけで実はこの後、そうなったんじゃないかなぁ‥(笑) たまたま西島と同居する機会が出来たのに、まったく進展せず、宝子は才能まで鈍らせていくという展開。 自分に自信を失っていきます。 ルームシェアを解消した玲奈を追って、今度は彼女のためにも活躍する宝子。 玲奈は、宝子は内面が豊かだから人に与えられる、その豊かさに惹かれたのだ、という言葉をくれました。 掏り集団のボスのおばあさんが宝子のことを西島に、世界に二人といない宝と告げて背中を押す。 宝子が自分らしさに気づいて、成長するのがすがすがしい。 恋愛はちょっとどうなるか曖昧な感じでしたけど、きっちりまとめないのも風通しがいい? 面白く読めました☆
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おもちゃプランナー宝子が片思いの西島くんのために、探偵や、すりまでやることに。何だか大変なことに巻き込まれていくのに、緊張感なし。冒険なのだから、まあ、いいか。 好きなのになかなか好きと言えず、結局、うまくいくんだろうな、って読みながら思えた。
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最初は、やだ、この子怖い……!と永遠の少女宝子におののくも、彼女のバイタリティにだんだんにこにことしてくる。 永遠のおひとりさまと名付けたい。 そして、一見ふわふわとしたメルヘンな世界かと思いきや、甘くはなく、さすが!である。 しかし、西島さんかわいそうだな。
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おもちゃプランナー・宝子の冒険 clockwork love~浜松町のマンションにレズビアンのバーテン・玲奈と部屋をシェアする宝子は,浅草のおもちゃメーカー・ローレライのエース・プランナーだ。水上バスを使って通っているが,隅田川に面したフリーのデザイナー・西島のオフィス兼自宅が見えるからで,長く西島に片思いを寄せている。仕事で部屋を訪問するたびにスカイツリーが見えて良いと思っていたが,隣のマンションの屋上に給水タンクが作られて見えなくなり残念だ。4階建てのマンションに本来必要のない給水タンクを設置したのは誰か? 西島がつきあい始めた女性は怪しい。お土産に持ってきたカレーパンを手掛かりに,彼女が結婚していること,探偵が付きまとい,近々金が必要で,三社祭に金の受け渡しが行われることを知った宝子は…。西島と花火を見に出掛けた勝ち鬨橋で,熟年女性の掏摸に財布の中身を取られた。現金とテレフォンカードだが,テレフォンカードは父との思い出が詰まっていると西島は云う。掏摸団の親分・弓子に接触できたが,刑事から財布を掏摸取ることができたら,テレカを返すという。刑事は,ウサギの仮面を被って怪事件を解決する女性に惹かれていたが,財布を掏られるほど間抜けじゃない。テレカは取り戻したものの,住処を失った西島に思い切って同棲を申し込む。宝子・西島・玲奈と同居を始めてみたものの,西島は玲奈に惹かれ,玲奈は宝子に惹かれる,奇妙な三角関係となった。玲奈は誕生日のドールハウスを残して姿を消したが,宝子と西島の距離が縮まらないまま,2年が経過し,宝子のプランナーとしての勘も冴えない。玲奈がホテル経営者の娘で,鹿児島に小さなテーマパークを作っていたことを知った宝子は,玲奈が鹿児島にいるに違いないと確信し,小さな手巻き捩子で動くメリーゴーランドを動かすと,小さな遊園地を作りたいという夢が開けてきた。イギリス出張中の宝子を追いかけて西島が掏摸の女ボスから貰ったチケットでやってきた~ドラマ化を意識しているんでしょうか。浅草の風物詩。最後はロンドン・アイとメリ-ゴーランドが舞台
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過去に弾けたバブルも時代の流れ、新旧スポットにも陽もあり陰もあり。スカイツリーと東京タワー、レズビアンと片想い探偵、とうとう隅田川とテムズ川…なんだこの組合わせ、、なるほどのエゴの裏返し!?。シリアスかつガーリー感満載にて、またまた新たにネジを巻く巻く頑張るお仕事ストーリー♪。
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