ねじまき片想い の商品レビュー
自己完結しすぎる、頑固、趣味にのめり込みすぎる。自分と少し似てる。 だけど、それは自身が豊かだからこそできること。そしてそれにより周りに幸せを与えられること。 追いかける恋→対等に歩む恋を求める主人公の成長がよかった。自分のネジを巻くのは自分。
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どこの企画部も カウント作業したり ぬいぐるみにデスクを占領されたりなんだなと なんだかホッとしました。 大手だとエレベーターのアナウンスが キャラクターの声なのは本当で とてもキャラクター業界で働く女子を 観察して書いた物語だと思います! 私もがんばらなきゃ。
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玩具会社でおもちゃプランナーとして一目置かれた存在の宝子。彼女が成功している理由は少女のままの発想力を存分に発揮し、誰にも思いつかないコンセプトのおもちゃを次々に生み出せることだった。 ただ、その少女性がゆえ、大人の恋愛は苦手。うだつのあがらないデザイナーに、告白しないままの片想...
玩具会社でおもちゃプランナーとして一目置かれた存在の宝子。彼女が成功している理由は少女のままの発想力を存分に発揮し、誰にも思いつかないコンセプトのおもちゃを次々に生み出せることだった。 ただ、その少女性がゆえ、大人の恋愛は苦手。うだつのあがらないデザイナーに、告白しないままの片想いを5年間続けている。そんな彼が引き起こす事件を、先回りして解決していく宝子。やがて成り行きで彼との同居が始まるものの、もう1つの“大切なもの”を追いかけるうちに彼女はあることに気づいていく……。 宝子の“先回り探偵”ぶりを楽しみつつ、2人の恋の行き着く先がとても爽やかだった。
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おもちゃプランナー・宝子さんの長い長い片想い&謎解きモノ 片思いの相手の為に、探偵・スリのようなコトまでする必死さが、可愛いというか恐ろしいというか…? サラッと読み進められましたが、推理モノが中途半端に感じられました。ラストもなんだかな~
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ストーリーはまあまあ面白いし、登場人物にも好感が持てる。なのになんだか読んでいてスッキリしない。 「ローレライ」という名前にどうも違和感。 通りかかった船を遭難させる妖精伝説のある岩山の名が玩具会社の名前ってどうなんだろう。 小説って大きな嘘なのだから、他の部分はいかにもホントっ...
ストーリーはまあまあ面白いし、登場人物にも好感が持てる。なのになんだか読んでいてスッキリしない。 「ローレライ」という名前にどうも違和感。 通りかかった船を遭難させる妖精伝説のある岩山の名が玩具会社の名前ってどうなんだろう。 小説って大きな嘘なのだから、他の部分はいかにもホントっぽく固めておいてほしいものです。
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おもちゃプランナーの宝子が好きな人のために先回りして事件を解決していく話。 刑事さんとくっつけばいいのになぁと思ってたけど、 そう着地したか・・・と。 初めてこの方の本を一冊丸々読んだが、 女性の心理描写が巧みだなと感じた。 それ故にあぁ・・・と思う場面もあったが、 この方の特徴なのだろうか。 読了感がよいものが好きなので、 話の過程は面白かったと、個人的には思った。
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予想よりもとても良かった。 人の感情の描写がとても素敵に描かれている、自分でうまく表現できなかった感情をとてもすんなりと描いていて、ああそうなんだよ〜と思えるところがたくさんあった。 宝子というとても個性的な愛らしいキャラ。毎日全力で生きている。そしてまっすぐ。魅力的。 自分の...
予想よりもとても良かった。 人の感情の描写がとても素敵に描かれている、自分でうまく表現できなかった感情をとてもすんなりと描いていて、ああそうなんだよ〜と思えるところがたくさんあった。 宝子というとても個性的な愛らしいキャラ。毎日全力で生きている。そしてまっすぐ。魅力的。 自分の中がとても豊かで満たされているから他人に対し惜しみなく差し出せる。 全てとはいわないけど、見習いたいポイント。 ネジは自分で巻かなきゃだめ。となんども出てくるフレーズ。そうだよな〜って思ったり、そうなのだろうか、と思ったり、その時の心境によって変わるような言葉だった。 最後がちょっとハッピーエンドすぎて軽く感じちゃったけど、気持ち良く読めたかな❤️
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おもちゃ会社に勤める宝子さんの必死の片想いを描く。想いを成就するためというより相手のために何かしたいというそれだけで必死になる宝子さん。 さらっと読めて、気分転換にはなるけれど、あまりにも話が都合よすぎ。ひどいことにはならないと安心して読める話ではあります。
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内容はごく軽いのだけれど、最後の最後に、1人の女性が自分と向き合い、人生と向き合っていこうとする姿が描かれ、清々しい余韻が残った。
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おもちゃメーカー<ローレライ>の敏腕プランナー富田宝子。おもちゃに関しては抜群のセンスを持っているが、お嬢様のような外見、ふわふわした服装、ドールハウスで遊ぶことが何よりも好きな28歳こじらせ系処女。その見た目に違わず人と関わることを苦手として思うことを言葉で伝えられない。そのか...
おもちゃメーカー<ローレライ>の敏腕プランナー富田宝子。おもちゃに関しては抜群のセンスを持っているが、お嬢様のような外見、ふわふわした服装、ドールハウスで遊ぶことが何よりも好きな28歳こじらせ系処女。その見た目に違わず人と関わることを苦手として思うことを言葉で伝えられない。そのかわり、やるときめたことへの行動力は凄まじい。ところで宝子は、五年前から冴えないフリーデザイナーの西島に少女のような片思いしていた。彼のために殺人事件を解決したり、彼の恋人を探ったり、彼の宝物を取り戻すためにスリの真似事をしたり。宝子の片思いはどこへ向かっていくのか……。 お仕事小説と恋愛とミステリとスイーツとお料理と痛い女と駄目な男の話。どう考えても盛り込みすぎで話がとっちらかってる。 そもそも宝子が好きになれないし、西島はヒーローとして駄目すぎる。西島の話はさっさと見切りをつけて刑事さんとの話をどうにかしてほしかった。あんな男前に告白したくせに次の話ではあっさり別の子と付き合ってるとかどういうことなの。全体的に、ほかの登場人物たちの心の動きが全然見えなくて行動が唐突すぎるのが残念だった。全然周りが見えてない宝子と、周りのひとたちのギャップをあらわすためにそうなっているのかなあ。宝子のようにみんな盲目的に恋愛を捉えてないというのは柚木さんらしいシビアさなのかも。にしてもこじらせ宝子のお仕事小説、というだけでも十分面白くなったような気がするのでもったいない感じだった。
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