ねじまき片想い おもちゃプランナー・宝子の冒険

柚木麻子(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2014/08/01
• JAN: 9784488027346

商品レビュー

2024/06/01

片思いのねじまきを原動力に殺人事件から窃盗、社内トラブルまで解決してしまう宝子
後半、失速気味ながらも新しい自分を見つけた宝子の未来に幸あれ

2024/02/22

久しぶりに思いっきり読み耽る事が出来た作品です。
自分自身玩具業界で長いことアルバイトをしていた事があるので、主人公の宝子に親近感を覚えました。また、玩具業界って楽しいところだよなぁと改めて感じることが出来ました。

後半入るくらいまでは面白くて一気に読んだ感じでしたが、スリの話辺りからんん？？と思う部分が出てきてちょっと失速かな、という感じ。

2024/02/02

「スカイツリーを君と」
悟られぬように想いを寄せ。
隣人とはいえ交流があるわけでもなければ赤の他人も同然なのだから、突然の出来事を直ぐに受け入れるのは難しかっただろうな。

「三社祭でまちあわせ」
何もせぬまま恋人が出来て。
いくら切羽詰まった状態だったとしても、個人情報を簡単に聞き出せるのは短期間で信頼関係を築くことが出来るスキルだろうな。

「花やしきでもう一度」
好みを探るための質問には。
何かがあるかもしれないという恐怖が隣り合わせの現代だからこそ、昔なら許された光景は失われていってしまっているのだろう。

「花火大会で恋泥棒」
大切なものを取り戻すため。
お守り代わりに持っていたのだとしても、その価値を知っていたのであれば安易に自宅から持ち出すのは流石に無用心過ぎだろう。

「あなたもカーニバル」
居なくなってしまってから。
気付く前にこっそりと何でも解決してしまうからこそ、一緒にいて気楽だろうし居心地のいい場所になってしまってたのだろうな。