ねじまき片想い の商品レビュー
単なる恋愛話しではなく、ちょっとした事件もあって面白かった。 職場の人達もみんな良い人で楽しそう。 宝子さんの一途な思い。ちょっと重いところ共感できる。 ラストでいい関係になれそうなので良かった。
Posted by
柚木麻子さんの本、今のところ数冊読んだ時点ではハズレがないな〜〜、これも好き。軽快かつ丁寧な描写なんだけど、キャラクターは結構性格は拗らせてたりして笑、だめな人だなあとか、面倒な人だなあと呆れつつもまっすぐな気持ちの描写に愛おしくなってしまう。 もちろんこんな才能豊かでは全然な...
柚木麻子さんの本、今のところ数冊読んだ時点ではハズレがないな〜〜、これも好き。軽快かつ丁寧な描写なんだけど、キャラクターは結構性格は拗らせてたりして笑、だめな人だなあとか、面倒な人だなあと呆れつつもまっすぐな気持ちの描写に愛おしくなってしまう。 もちろんこんな才能豊かでは全然ないんだけど、わりとわたしも自分の生み出すエネルギーで走っていくところあるので、そこを共感したり、一方で内向的なところは自分とはまったく違うので、しょうがないなあもう、と思ってみたり。 片思い、特に長期間の片思いは本当にエゴの塊で、その気持ちはとても良くわかる。良い影響と悪い影響ならもしかしたら悪い影響が大きいのかもしれない。けれど、好きだなって思う気持ちは、やっぱりきらきらしていて、それを大切にできる自分でいたいなあと、思えるお話でした。
Posted by
西島さんへの想いを伝えられない宝子の気持ちも、またその気持ちがエネルギーになるところもとても共感できてよかった。 単なる恋愛小説でなく、そのエネルギーが他の事件を解決するというストーリーも面白かったです。
Posted by
可愛いくて才能溢れる玩具プランナーのダサいクリエーター?への片思いか。。 ふーん。 女性嗜好の同居人女性、片思いの彼に出来た年上の彼女、スリ集団の老婦人などなど、不思議なキャラクターが色々と物語を展開させ楽しめた。 おもちゃも、アニメも、片思いも題材的には全く私の趣味じゃないけど...
可愛いくて才能溢れる玩具プランナーのダサいクリエーター?への片思いか。。 ふーん。 女性嗜好の同居人女性、片思いの彼に出来た年上の彼女、スリ集団の老婦人などなど、不思議なキャラクターが色々と物語を展開させ楽しめた。 おもちゃも、アニメも、片思いも題材的には全く私の趣味じゃないけど、そこが本を読む楽しさかな。自分の知らない世界に連れて行ってくれる。
Posted by
2017.2.3 たった一人でくるくる回って人生を回転させていけるのはね、意固地なわけでも、魅力がないわけでもなくて、心豊かに生きているあかしなんだよ。あたしはね、あんたの溢れるような豊かさに惚れたんだと思う。あんたくらい惜しみなく人に与える人間はいない。あまりにも豊かだから、...
2017.2.3 たった一人でくるくる回って人生を回転させていけるのはね、意固地なわけでも、魅力がないわけでもなくて、心豊かに生きているあかしなんだよ。あたしはね、あんたの溢れるような豊かさに惚れたんだと思う。あんたくらい惜しみなく人に与える人間はいない。あまりにも豊かだから、いくら人に与えても、あなた自身は一ミリもすり減らないの。 玲奈が宝子にかけたこの言葉が好きです。 柚木さんの本は情景が頭に浮かんで、ノンフィクションのように感じます。
Posted by
片想いの男性西島裕也とおもちゃのことで常に頭がいっぱいのおもちゃプランナー、富田宝子28歳の物語。好きな男性のためにはとても行動的なのに、本人には好きと告白できないじれったさが延々と続きます。それにしても、女性の好意と親切、おせっかいなまでの世話焼きを受けて、気が付かないというか...
片想いの男性西島裕也とおもちゃのことで常に頭がいっぱいのおもちゃプランナー、富田宝子28歳の物語。好きな男性のためにはとても行動的なのに、本人には好きと告白できないじれったさが延々と続きます。それにしても、女性の好意と親切、おせっかいなまでの世話焼きを受けて、気が付かないというか甘え続けてる西島って男は最低の男。正直、読み疲れた作品です(^-^)柚木麻子さんの「ねじまき片想い」、2014.8発行です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
*おもちゃプランナー富田宝子、28歳。片想い中の西島のため、SP気分で彼に降りかかるトラブルを密かに解決していく。女子への応援賛歌がたっぷり詰まった栄養満点小説* 乙女な可愛さ全開の、とってもキュートなお話でした!この片思いは誰にも気づかれていないと思い込んでる宝子、そんな宝子をやきもきと見守る会社の面々がもう素敵過ぎてツボ。対する西島のダメ男っぷりもいい。恋に猪突猛進過ぎて、事件を次々と解決する展開も面白かった。やや唐突過ぎる感はあるものの、ラストのふっきれた宝子もきらきらしていて良かった。さらっと読めて、楽しくなれる読後感です。
Posted by
玩具が大好きで玩具メーカーで開発を行っている内向的だけど片想いをパワーにしている女性の物語。探偵ものと恋愛が半々ぐらい。自己完結しちゃうからうまくいかないっていう部分はよく分かる。人の目とか型にはまった幸せじゃなくて、そのままでいいと思とて軽く楽しく生きてく姿にさわやかな読了感。
Posted by
少女漫画のような一冊。「お仕事女子」の本としても充分に楽しめる。玩具メーカーに勤務する宝子、28歳はどこまでも「乙女」。そんな宝子は仕事相手の西島に片思い中。恋愛を知らない宝子の西島への「恋愛エネルギー」は時にとんでもない方向に向いてしまう。エネルギーを西島自身に向けられず自己完...
少女漫画のような一冊。「お仕事女子」の本としても充分に楽しめる。玩具メーカーに勤務する宝子、28歳はどこまでも「乙女」。そんな宝子は仕事相手の西島に片思い中。恋愛を知らない宝子の西島への「恋愛エネルギー」は時にとんでもない方向に向いてしまう。エネルギーを西島自身に向けられず自己完結してしまう宝子がもどかしくもかわいらしい。二人の恋のねじを巻いて、歯車は動き出す。二人の歯車は噛み合うのだろうか。宝子の恋愛を見守る、職場のチームのみんなが優しく、個性的。これからも、夢のあるおもちゃが生まれていくのだろう。
Posted by
謎解き要素があるなんてびっくりのお話でした。宝子はほんわかしててやっぱり芯がありました。 登場人物みんな感情があっさりしてるけど、西島とこれから本音の付き合いが始まって宝子が活き活き輝けそうで良かったです。
Posted by