黄金の烏 の商品レビュー
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怖かった。けど先が気になりすぎて読破。金烏の正体が分かったような、分からなかったような。シリーズ読み進めていけば、もう少し分かるかな。まさかの人間界が出てきてびっくり。本当にこの世界観がよく思いつくな、と感服です。
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「垂水郷」 血に塗れた集落。 唯一の生き残りとはいえ、これだけ残酷な状況を見せる訳にもいかないし話を聞こうにも切り口が難しいだろ。 「少女」 目を覚ました時。 偶然が重なったのかもしれないが、眠ってしまった後で何故あのようなことになっていたのか疑問ばかりだな。 「藤の矢」 地...
「垂水郷」 血に塗れた集落。 唯一の生き残りとはいえ、これだけ残酷な状況を見せる訳にもいかないし話を聞こうにも切り口が難しいだろ。 「少女」 目を覚ました時。 偶然が重なったのかもしれないが、眠ってしまった後で何故あのようなことになっていたのか疑問ばかりだな。 「藤の矢」 地下での情報は。 自らの足で出向くことによって得る情報はあるとしても、大人数ではなくとも数人は従者を連れるべきだろう。 「深層」 捨てられてた骨。 これだけの食料を確保していることに気付いてなかったのなら、知性が高いのは勿論だが協力者も多そうだな。 「涸れ井戸」 吊るされた父親。 食糧などを要求されている間だけ利用して、その後は音信不通になり逃げていれば無事だったかもしれないな。 「不知火」 不気味な夜景は。 簡単には知り得ない情報だったとしても、それを始めから教えてもらえていれば違う動きをしていただろうな。
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ようやく金烏とはどういう立場、状態なのかが飲み込めた巻というか、相変わらず良くわかんない設定というべきか。前巻までは最後に突き放された感じがあったが、今回は途中経過はさて置きそれなりに理解出来てホッとした。
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読み飛ばしていた一冊 やっと読めた 先を読んでしまっているので この人があの人かと思いながら読んだ どういう結末になるのか楽しみ 雪哉の穏やかな幸せを願ってしまう…
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シリーズ3作目。八咫烏の世界に人喰い大猿が! 若宮と雪哉が前作に引き続き活躍していて、引き込まれながら読んだ。 特に大猿の居場所をつきとめに行く場面は、ハラハラしてしまった。 黄金の烏とは?という部分にも触れられていて、今後に繋がっていくんだろうなと思った。
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八咫烏を食べる大猿の出現から始まり、血生臭い事件が続く中、次第に真の金烏の秘密が明かされ、親に捨てられて愛情に飢えて生きる者の哀しみ、真の金烏として生きる若宮の諦観や、それを支える浜木綿、反発しながらも関わっていく雪哉の覚悟など行き詰まる展開が多かったです。 今までと違い、私は...
八咫烏を食べる大猿の出現から始まり、血生臭い事件が続く中、次第に真の金烏の秘密が明かされ、親に捨てられて愛情に飢えて生きる者の哀しみ、真の金烏として生きる若宮の諦観や、それを支える浜木綿、反発しながらも関わっていく雪哉の覚悟など行き詰まる展開が多かったです。 今までと違い、私は読み進めていて苦しくなることもあり、少し読むのに時間が必要でした。
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順調に3巻目。 八咫烏の世界→猿→人間界へと世界が広がってきて、 俄然面白くなってきた! そういえば、最後小梅がどうなったか、書いてなくない? あと本編とは関係ないけど、最初の方での若宮と雪馬の会話で、 雪哉を自由にしてやりたいという雪馬の一途な思いをくんで、若宮が雪馬に優しげに...
順調に3巻目。 八咫烏の世界→猿→人間界へと世界が広がってきて、 俄然面白くなってきた! そういえば、最後小梅がどうなったか、書いてなくない? あと本編とは関係ないけど、最初の方での若宮と雪馬の会話で、 雪哉を自由にしてやりたいという雪馬の一途な思いをくんで、若宮が雪馬に優しげに接したところが好きだった。 弟思いの兄(雪馬)が密かに好きなのよ。
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前回に引き続き雪哉と若宮がメインのお話。 身分の高い人々の話だけでなく、生活に困窮するような人々にも焦点が当たり始めていて、より「山内」という世界観の解像度が上がる。 また、今まで明言されていなかった外界すなわち人間界の存在も明らかに。人形、鳥形と呼び方がある理由もこれで納得した。 己の道を決めた雪哉の今後が気になるので次作も早く読みたい。
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もし私があなたと同じ境遇だったら… 「自分が嫌だと思うことを相手にしてはいけない。」社会で生きていれば幼い時に教えられる基礎的なことだけど、これが案外いくつになっても難しい。特に性別や立場に差異を感じてしまっている時、同じ感情を持つことを想像するにはハードルが上がってしまうものですよねえ。 前回と同じく雪哉くんの視点を中心にお話が進むため、慣れもありすっかり雪哉くんに同調しながら読み進めてしまいました。おかげで終盤では雪哉くんと同じように信頼を預けすぎたり疑いをかけ過ぎたりして、一緒に頭を抱えて唸ることになりました。世界観にはまり込む良い読書体験ができましたね。手のひらでコロコロされているともいいます。 前作までの雪哉から見た殿下って、境遇は理解できる(近いところがある)けどそこから選ぶ手段が理解できない(そうはなりたくない)人なのかなと解釈していたのですが、今回では一変して、生まれがそもそも全く異なる存在であると理解したことでかえってやり方に賛同できるようになったのが面白かったですね。まるっきり他人の方がむしろ素直に共感できたりしますものね。そういう話ではないか… 長束様ってマスコットキャラクターかなにかでいらっしゃる??また中盤で阿呆なことをしてるなと思ったら前回ほどの挽回劇がないままで、やはり可愛らしいお方なのかな?となった。路近殿はどうして永く仕えていらっしゃるのやら…今後の活躍に期待しておきます。
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今回もとても面白かった。 読みやすく、臨場感のある文章だっため、すらすらと読めてしまった。 次巻も楽しみ。
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