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黄金の烏 の商品レビュー

4.1

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2016/09/07

八咫烏シリーズ3作目。 雪哉のもとに若宮が現れ、思わぬ事態に‥?! 2作目で朝廷に勤めに出たものの、若宮に忠誠を誓う気になれなかった雪哉は、故郷に戻って暮らしていました。 近くで思わぬ事件が起こり、若宮が訪ねてくる。 危険な麻薬〈仙人蓋〉が出回っており、この地域でも異変が起きて...

八咫烏シリーズ3作目。 雪哉のもとに若宮が現れ、思わぬ事態に‥?! 2作目で朝廷に勤めに出たものの、若宮に忠誠を誓う気になれなかった雪哉は、故郷に戻って暮らしていました。 近くで思わぬ事件が起こり、若宮が訪ねてくる。 危険な麻薬〈仙人蓋〉が出回っており、この地域でも異変が起きていると。 故郷を守るため、やむなく行動を共にする雪哉。 ぼんくらなふりをしているが、これがやれば出来る少年なのです(笑) 辺境の村が謎の大猿に襲われ、壊滅状態になっていた。 一人だけ生き残った少女・小梅は、なぜ助かったのか? 都まで同道し、事情を探る雪哉。 八咫烏の世界は侵食されつつある‥?! 雪哉がすぐ登場するのは予想通りだけど。 この世界の設定がだんだん明らかになり、これまでとは趣向が違うので面白く読めました。 嫌な人物のねっとり感も、一作目よりも安定した感があります。 若宮は好きな性格ではないけど、背負っている運命がこういう設定だったのかー‥と。 また違う展開で面白がらせてくれるかな☆

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2016/09/01

だんだんと金烏の正体が明らかとなる今作。舞台は山内全体に広がっていく。八咫烏しか存在しなかった今までの作品から一気に異次元まで広がってしまった。読み応え十分の作品になった。登場人物の性格が緻密に描写されていて、今までよりも深い味わいとなった。

Posted byブクログ

2016/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

期待がある分ハードルが上がってる感はあるけど、 よかった! 人になる烏、人になる猿とかそういう世界と思ったら、ただの人もいるらしい。 この先に向けて話が膨らんできてるけどうまくまとめきって欲しい。 小梅が烏を餌にする猿かなと思ったら、母親が黒幕にいた。母親の方に同情出来る点はあるけど、今の夫とではなく、前の夫を利用するって悪い女。前の夫の小梅の父親は首から下の皮を剥がれて端に吊るされた。 谷間は拷問した利益はなんかあったのかなぁ。

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2016/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1巻・2巻よりも若宮が日継の御子として頼もしく感じられた。 浜木綿が若宮の后となり、そばにいる気持ちがこの巻で理解できた。 この先、奈月彦としての幸せも感じることができれば…と思う。

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2016/07/11

烏を害す外敵「猿」の存在が登場。 烏を"食糧"と見ているから、なかなかエグい表現ではあるけれど、だからこそ何をおいても対処しなければならない問題だと思える。ファンタジーであったはずの烏を、なんとなくわたしたち人間と同一視しはじめた矢先のこの出来事は衝撃的という...

烏を害す外敵「猿」の存在が登場。 烏を"食糧"と見ているから、なかなかエグい表現ではあるけれど、だからこそ何をおいても対処しなければならない問題だと思える。ファンタジーであったはずの烏を、なんとなくわたしたち人間と同一視しはじめた矢先のこの出来事は衝撃的という他なくて、夜の闇が怖くなる。 世界の端の寒村を全滅に追いやったこの事件によって、再び若宮に召された雪弥。 不知火と呼ばれる現象の起こる山の端へ、若宮に連れられて行った彼が観た景色が、「ニンゲン」の世界の夜の明かり。不知火の正体が、わたしたちが普段使っている電気の明かりという設定がまた、「烏」とわたしたちの存在の違いを見せつけると同時に、どこかしら平安朝を思わせていた烏の世界は、実はわたしたちの今に繋がっているパラレルワールドだったのか、と怖れを感じた。 ……フィクションだ、ということを判っていたはずなのに、今作を読み終えた夜はなかなか寝付けませんでした。

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2016/06/02

シリーズ3作目、1作目の烏に単~と、2作目烏は主~の流れから、さらにヤタカラスの世界にまた少し入り込んだ感じ。雪哉の視点で進んでいるけど、シリーズ雪哉が主役なのん? 次回作も早速読みかかろう♪

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2016/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的に単行本よりも文庫版の方の淡い絵が好みなので、文庫化するまで待つつもりだったのに我慢できず借りてしまった。 陰鬱な話を立て続けに読んだこともあり、このシリーズの瑞々しいく繊細な描写に、より一層うっとりする。 相変わらず、食べ物の美味しそうな描写は上橋菜穂子作品に引けをとらないと思います。 シリーズ二作目目で、がらっと趣が変わったが、今作もまた毛色が違う。少しずつ八咫烏の世界と金烏の細かい設定が明らかになっていく流れも、今後の世界観の広がりを期待させられます。 ライトノベル感が時折フワッと香ってくるのは相変わらずですが…。雪哉のなんやかんやで周りの予想を裏切って結局破天荒に活躍しちゃう感じが原因かとも思うけど、見たことなくても水戸黄門DNAが組み込まれてる日本人にはやっぱりスカッとしちゃう展開なんですよね。

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2016/05/26

おもしろかった! 2巻でこのコンビが見れなくなるのかと残念だったけど、また別の視点のお話しになるのかなぁ……と。 やっぱり揃ってくれました! しかし、最後の『主』に向かって言う言葉。 嬉しいような、残念のような、複雑な気持ちだった。 あのままの関係でいてほしかったような 一歩進...

おもしろかった! 2巻でこのコンビが見れなくなるのかと残念だったけど、また別の視点のお話しになるのかなぁ……と。 やっぱり揃ってくれました! しかし、最後の『主』に向かって言う言葉。 嬉しいような、残念のような、複雑な気持ちだった。 あのままの関係でいてほしかったような 一歩進んでほしかったような。

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2016/05/20

どんでん返しは相変わらずだけれど、話はおもしろくなってきたかも。八咫烏と人間、山内と人間界(外界)、これからの展開が楽しみ。自然が少なくなってきてみたいな話になると、ちょっとありきたりなので違う展開を期待。

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2016/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1.2巻の後の話はどうするんだろな?って思ったら、見事に雪哉が巻き込まれていって笑いました。しかし、猿にしかも、人間かぁ。人形、外界って話を聞いてるときからおやぁ?って思ってたんですが、八咫烏の国は不思議な独立国家なんですね。外界から比べると小さなものに思えるけど、どうなんだろう。若君が過去に外界へ行ってるのって、結構すごいよね‥‥。みんな平然と?言ってるけど‥‥普通の人は戻ってこれないのに。どこまで情報が広がってるかの違いなのかな? 若君というか金烏の真実に近づいて若君に従い始める雪哉がほんと可愛い。相反して猿が不気味で怖いですね。猿かぁ、猿も烏も身近だから余計なのかなと思います。

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