影響力の武器 第三版 の商品レビュー
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20180504読了 意思決定や承諾等の人間の思考のクセについて書かれた本。 返報性や一貫性の原理等について、事例とともになぜイエスと答えてしまうのかについて説明されている。 この本を読めば悪質なセールスに引っかかったりする確率が低くなる、様な気がする。 この本のテーマとしては...
20180504読了 意思決定や承諾等の人間の思考のクセについて書かれた本。 返報性や一貫性の原理等について、事例とともになぜイエスと答えてしまうのかについて説明されている。 この本を読めば悪質なセールスに引っかかったりする確率が低くなる、様な気がする。 この本のテーマとしては、人が意思決定をする際に、利用可能なすべての情報を使ったりせず、全体を代表するたった一つの情報だけを使う、とのこと。 社会心理学というジャンルになるらしいが、人間の思考やコミュニケーションの方法に興味があり読んでみた。今読んでる行動経済学の本と合わせて理解したいと思う。
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読了。と言うか、事例とか「もういいよ、分かったから」と感じた所をバンバン飛ばして、どうにか読み終えた450p。 事象的には知っていた事や経験したことでも、「ああ、なるほど!」と腑に落ちて面白かった。 悪い使い方をすれば恐ろしいし、それと気が付かず影響されているかも知れないのは怖い...
読了。と言うか、事例とか「もういいよ、分かったから」と感じた所をバンバン飛ばして、どうにか読み終えた450p。 事象的には知っていた事や経験したことでも、「ああ、なるほど!」と腑に落ちて面白かった。 悪い使い方をすれば恐ろしいし、それと気が付かず影響されているかも知れないのは怖いし対処が難しい。 対処法など書かれているが、それが出来たら騙されないよってのも少なくないが...。 版を重ねて振返り演習まで付いたのは、理解度を測れて(読み飛ばし過ぎでないか?)良いと思う。
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人が無意識に行動をとってしまうパターン(カチッ・サー)は大きく6パターンある ①返報性 ・人から何かを受けたらお返しをしなければならない (これはその相手に対する好意よりも強い) ②コミットメント ・自らの意志で表明した内容は、たとえそれが後から間違いであると気付いても、その...
人が無意識に行動をとってしまうパターン(カチッ・サー)は大きく6パターンある ①返報性 ・人から何かを受けたらお返しをしなければならない (これはその相手に対する好意よりも強い) ②コミットメント ・自らの意志で表明した内容は、たとえそれが後から間違いであると気付いても、その内容が正であるかのように動いてしまう。 (人は一貫性があると思われたい生き物) ③好意 ・(忘れた) ④脅威 ・人は無意識に権力に従ってしまう。その上、自分が権力に従って意思決定しているとは思わない ⑤社会的証明 ・「みんながそうだから」という群集心理によって無意識に行動をとってしまう ⑥希少性 ・「あと〇〇個」や、時間をかけて繋がったライブチケット事務局のように、希少性があると思われる局面に遭遇した時、人は正しい判断ができずに動いてしまう
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最初にフッかけておき、つぎに譲歩したような案を出すとか、最初にちょっとした贈り物をあげると断りにくくなる、など、巷の「ゲスい」戦略について、しっかりした背景をもとに理解ができる名著です。 「誰か助けて!」と叫んでも、誰も助けてくれないであろうことを知る、それだけでも読む価値があ...
最初にフッかけておき、つぎに譲歩したような案を出すとか、最初にちょっとした贈り物をあげると断りにくくなる、など、巷の「ゲスい」戦略について、しっかりした背景をもとに理解ができる名著です。 「誰か助けて!」と叫んでも、誰も助けてくれないであろうことを知る、それだけでも読む価値があります。 厚さにひるまず、毎日少しずつでもページをめくれば、きっと発見があるはずです。
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原書のアメリカでの初版は1985年と、30年以上読み継がれている名著。社会心理学者が、人間が日々の中で知らず知らずに受けてしまう「影響力」をまとめたもの。少々長めの本なのですが、その分具体的な事例が豊富です。 別の本で読んだなぁという事例もあったりして、どうやらこの本が出自かな。...
原書のアメリカでの初版は1985年と、30年以上読み継がれている名著。社会心理学者が、人間が日々の中で知らず知らずに受けてしまう「影響力」をまとめたもの。少々長めの本なのですが、その分具体的な事例が豊富です。 別の本で読んだなぁという事例もあったりして、どうやらこの本が出自かな。 この本の内容を元に、自分の昨日の行動だけを振り返ってみても影響を受けてるなぁということが。。 ・極端な選択肢を出すと、それよりマシな選択肢が(たとえ絶対的にはそんなに優れていなくても)良いものに思える ・キャンペーン期間限定値下げ!的なものに惹かれる ・一度言ってしまったことを撤回するのは一貫性が無いように思われるからなかなかできない ・テレビの笑い声の効果音につられる 影響力の数々や、最後にはそれへの対処法も載っているので、これを読んでおくことで、巧みなセールスマンやなんちゃら詐欺に引っ掛かるようなことが少なくなるのかもしれません。あるいは、上手くそれを活用する側か…。 なお、本著では知らず知らずに人間が影響力の配下で機械的・盲目的に行動を変えてしまう「固定的動作パターン」のことを「カチッ・サー」と呼んでいるのですが、これはカセットテープを再生する時のスイッチと再生ノイズの話。さすが1985年初版という感じですが、いつまで通じるかな。。
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本書は450ページ近くあるボリューム大の作品。 読み終えて思ったのは、この本に書いてあることを 完全に理解して、活用すると本当に人間を 操作できてしまうのでは、と思いました。 タイトル通り人間へ影響力を与える術が書かれています。 これを悪用ではなく、適切に使えれば有効な手段とも...
本書は450ページ近くあるボリューム大の作品。 読み終えて思ったのは、この本に書いてあることを 完全に理解して、活用すると本当に人間を 操作できてしまうのでは、と思いました。 タイトル通り人間へ影響力を与える術が書かれています。 これを悪用ではなく、適切に使えれば有効な手段ともいえると思いました。 筆者の綿密な研究成果や経験からまとめられており、 特に権威や希少性のあたりの内容は、そんな状態あるよね、 と感じる事多数です。
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人間の癖、思考の習慣を紐解いた珠玉の一冊。 人間も他の動物と変わらない、ある刺激に対してある反応をするという生き物である。 著者は「カチッ・サー」という言葉をよく使う。これは、人間もとある刺激があれば、テープのように一定の反応をするということを表している。 人間の癖は以下...
人間の癖、思考の習慣を紐解いた珠玉の一冊。 人間も他の動物と変わらない、ある刺激に対してある反応をするという生き物である。 著者は「カチッ・サー」という言葉をよく使う。これは、人間もとある刺激があれば、テープのように一定の反応をするということを表している。 人間の癖は以下 ・返報性 ・コミットメントと一貫性 ・社会的証明 ・好意 ↪︎共同、似た者同士、関連付け ・権威 ・希少性
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①良い商品なのに売れないときには半額にするよりも倍額にした方が売れる。 ②後ろから声を掛けて、「~ので」と願い出るとコピー機の順番を譲ってもらえる。 ③専門家の言い回しとすれば「カチッ、サー」と受け入れてしまう。(返報性) ④お土産、好意、親切をさきに渡してしまえば、相手から返っ...
①良い商品なのに売れないときには半額にするよりも倍額にした方が売れる。 ②後ろから声を掛けて、「~ので」と願い出るとコピー機の順番を譲ってもらえる。 ③専門家の言い回しとすれば「カチッ、サー」と受け入れてしまう。(返報性) ④お土産、好意、親切をさきに渡してしまえば、相手から返ってくる(返報性) ⑤さきに高い要求をし相手の断りを承諾すれば、次の要求は承諾される(返報性)
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ディスニーランドの入口をくぐる時の香りによる影響力、街の看板、TVのCM、店内のBGM、周囲の人たちからの影響・・・・日常に潜む目に見えない力「影響力」について、心理学的見地から紐解いた一冊。影響力をうまく使いこなしたい、逆に利用されたくない人にはオススメです。
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