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山女日記 の商品レビュー

3.8

285件のお客様レビュー

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    45

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

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2023/07/25

本格ミステリーが多い湊かなえさんですが、この本は、恋バナ、プラス、旅行記、みたいな印象。 恋と旅行は、つまらないことが多い人生の、栄養剤だよねえ。

Posted byブクログ

2023/07/07

7つの短編で7つの山が舞台 火打山・妙高山縦走に始まり 槍ヶ岳 利尻岳 白馬岳 金時山  トンガリロ(ニュージーランド) たくさんの高山植物が出てくる。

Posted byブクログ

2023/07/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

いわゆる「山ガール」が主役の短編集。 年頃の女性達が、それぞれに抱え込んだ悩みを胸に、様々なことを考えながら登山に挑み、登山することで、その荷物を軽くしていくというハートフル系。 登山には全く興味がなく、知らない知識ばかりだったので、それなりに楽しめたけれど、私の思っていた以上に登山って準備やら人間関係の色々が面倒臭くて、やっぱり私には無理だなぁと思った。 登山って個人プレイだと思っていたけれど、完全に団体プレイで、何人で登るににしても、団体行動ができる人でないと難しいものなのだな。 女性特有の胸の内にたまった「毒」のようなものを吐き出すのが上手な作家さん。

Posted byブクログ

2023/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登山する女性の短編集。登山する女性たちが情報交換するサイトが山女日記であり、タイトルの由来と考える。読むと率直に登山してみたくなる。 元恋人と旅し、登ったトンガリロが至高で、それを上書きするために登った女性。元恋人が、友人たちに口止めしたある出来事をその友人から聞き、本人に詰めるシーンがある。元恋人が言わなかったことにも、口止めされたのに話す友人にも、言わなかった理由を考えず詰める主人公にも、理解ができなかった。人生経験を積めば分かるものなのだろうか。

Posted byブクログ

2023/05/13

登山をベースにしているが、女性の日常的な心の動きを物語にした一般的な小説。山の魅力を教えてもらおうと思ったのだが、そういった描写はさほどでもなかった。同じコースを歩いた人や歩く計画のある人なら、楽しめるかもしれない。

Posted byブクログ

2023/03/28

軽い、読みやすい、あっという間に完読。 というわけで、大作読んだ後にぴったんこな一冊。 短編が何となく繋がっていいて、そこもまたいいかんじ。 山行って読めば、もっと楽しめるでしょう。 でも連続して読んでると、似たような話で飽きてくるので 章立てで、他の本と並行して読むのがいいか...

軽い、読みやすい、あっという間に完読。 というわけで、大作読んだ後にぴったんこな一冊。 短編が何となく繋がっていいて、そこもまたいいかんじ。 山行って読めば、もっと楽しめるでしょう。 でも連続して読んでると、似たような話で飽きてくるので 章立てで、他の本と並行して読むのがいいかな。

Posted byブクログ

2023/03/24

テレビドラマを見たので。 テレビとストーリーがずいぶん違っていました。 もしかしたらテレビの方がドラマとしてはよく出来ていた気がします。 ただ登場人物の心の中の描き方は本書が絶対的によく出来ていました。

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2023/03/21

結婚前の揺れ動く気持ちの女性、上司と不倫しているOL、突然夫から離婚を切り出された妻…いろんな思いをそれぞれ胸に抱え、山に登る。そこで、それぞれに大切な何かを見出していく。今まで読んだ湊ワールドとは全く違っていたけど、これはこれでホッコリできました。

Posted byブクログ

2023/02/23

山ガールたちの短編小説。他の話に出ていた人が登場したりと、話が少し交差する感じで面白かった。 登山を通じて自分を見つめ直したり、気持ちを切り替えたり。確かに登山はそういったきっかけになるんだろうなと興味を持った。でも厳しさも伝えてくるからやっぱり私には無理だなと思ったり。 それぞ...

山ガールたちの短編小説。他の話に出ていた人が登場したりと、話が少し交差する感じで面白かった。 登山を通じて自分を見つめ直したり、気持ちを切り替えたり。確かに登山はそういったきっかけになるんだろうなと興味を持った。でも厳しさも伝えてくるからやっぱり私には無理だなと思ったり。 それぞれのストーリーの主人公はどこか卑屈で悩みを持ってて、面白いし読みやすいけど、山が全然わからない私は途中で飽き気味になってしまった。

Posted byブクログ

2023/02/15

ミステリー作家の湊かなえさんが山ガールだったと知り興味が湧いて読んでみました。山岳小説って凍傷になったり遭難したりと身震いしながら読むのが嫌いだし危険を冒し限界を超えてまで何故登るのか的な話はさっぱり理解できないのだけど、ごくごく普通の女達の山行中のドラマが素敵に描かれてました。...

ミステリー作家の湊かなえさんが山ガールだったと知り興味が湧いて読んでみました。山岳小説って凍傷になったり遭難したりと身震いしながら読むのが嫌いだし危険を冒し限界を超えてまで何故登るのか的な話はさっぱり理解できないのだけど、ごくごく普通の女達の山行中のドラマが素敵に描かれてました。作中にでてくる山は登ったことあるところが多くあのルートで登ったのかってところが追体験できて味わい深かったです。 気の合わない女同志で目指した頂きも達成感に仲間意識が芽生えたり、その場の成行きで槍ヶ岳を目指すことになった3人とか、結構あるあるなんで頷くこと多いのですが、マウント獲りたがる人とか、ペースのあわない人と同行することになるとストレス溜まる一方なので私はサラーっと受け流してフェードアウトすることを心がけてるんですけどねww  道中、職業とか連れとの関係とか聞かれたことはないです。そんな野暮なことわざわざ山にきてまで詮索する人とかいないんだけど、訪ねてもいないのに自分語り始める人はいるかな。 普通は挨拶と軽い会話ですれ違うだけですが、そこらへんはミステリー作家の洞察力が許さなかったのかなww それとも私の思い込みで山に登る人はみなコミュ障だと思ってるからなのかww 利尻島の 雨の日に登りたいって思う人ってちょっとズンときました。近くの山ならまた今度ってなるけど遠征だと日程調整効かないしで無理して登ったりあるんですよね。 特に3人以上の多人数になると自分だけ止める訳にもいかないのでズルズル行っちゃったりとかあったりで、ソロならきっぱり判断できることができなかったりと集団の意思で動くとなると複雑なので苦手だからソロがいいと思うんですけど。 トンガリロの話はツアーなのか、ペアの話なのか、そこらへんが映像化できなかったので振り回されてしまいました。私の読解力がないのが原因なんでしょうが 婚活パーティでトンボ玉作ってた二人、彼女が火打山の山頂でなんて叫んだのか気になってたんですがこのツアーに参加してるとかで嬉しくなりました。 自分の被ってる帽子のデザイナーさんとバッタリ会えただけでも興奮するよね。 最後に、ここにくるの2度目なんですかってところでピンときましたww ここが人生の分岐点だったんだって素敵すぎるww 目指す頂が違ってもそれぞれの想いを胸に秘め見つめる風景は最高に気持ちよさそうな話でしたww

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