山女日記 の商品レビュー
じわじわ面白くなってくる。 類稀なる運動嫌いの私ですら山に登りたいと本気で思えてくる本。自分の0.5〜ひと回り上のお姉さんの話だから、自分はその頃どんな悩みを持ってるのかな〜って考えたりした。何かを決断したいときにまた読み直したい。友達の家にあって何気なく借りた本だからこんなにお...
じわじわ面白くなってくる。 類稀なる運動嫌いの私ですら山に登りたいと本気で思えてくる本。自分の0.5〜ひと回り上のお姉さんの話だから、自分はその頃どんな悩みを持ってるのかな〜って考えたりした。何かを決断したいときにまた読み直したい。友達の家にあって何気なく借りた本だからこんなにお気に入りの一冊になると思ってなかった(*☻-☻*)嬉しい
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2回読んだ本。なぜ2回読んだのかというと、自分自身登山をするからこそ登場人物の心情とか景色とかが懐かしくもあり、自分の過去の引き出しを開けるきっかけになったから。読んでいるとどんどんと本の世界から自分の思い出を巡っている。そんなこんなでそっちに気を取られてしまい、本の内容が入って...
2回読んだ本。なぜ2回読んだのかというと、自分自身登山をするからこそ登場人物の心情とか景色とかが懐かしくもあり、自分の過去の引き出しを開けるきっかけになったから。読んでいるとどんどんと本の世界から自分の思い出を巡っている。そんなこんなでそっちに気を取られてしまい、本の内容が入ってこなかったからだ。笑 2回目は「よし!集中するぞっ!!!」と意気込んで読み始め、青春時代へとタイムスリップしようとする自分を抑えに抑えて読み進めた。所々また過去に戻っていた自分。ちゃんとしっかり読めたかなーと思いながら、同時に湊かなえさんって本当に人の感情を描くのが上手いなぁーと気が付いた。 それくらいそこに描かれていた人たちがリアルすぎたのだ。だからこそ自分が本の内容を追体験してるように思えたし、遡るスイッチになったのだろう。 さあ次はどんな山に登ろうか。そこではどんなことを思うのだろうか。とても楽しみだ。
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著者の「告白」が読みやすく好印象だったので、他の作品も是非読んでみたいと思っていたところ、登山が趣味なこともありこの本をとってみた。 ほんのりと繋がる7つの連作短編集。 7人それぞれ日常で抱える悩みや葛藤を回想するシーンを、登山での出来事と織り交ぜながら話が展開される。なのでガ...
著者の「告白」が読みやすく好印象だったので、他の作品も是非読んでみたいと思っていたところ、登山が趣味なこともありこの本をとってみた。 ほんのりと繋がる7つの連作短編集。 7人それぞれ日常で抱える悩みや葛藤を回想するシーンを、登山での出来事と織り交ぜながら話が展開される。なのでガッツリな登山モノではないかもしれないが、著者ならではの色々な人間模様が描かれていて、これはこれで楽しめた。各回にて7人それぞれが葛藤を乗り越え、吹っ切れたように新しいステップに進んでいく心境が清々しかった。 それにしても、槍ヶ岳で出会うおばさんはなかなかの曲者だったな…。この回の主人公はよく耐えた!自分がもし相手をしていたら…と考えたら溜息が何度も出た。 また著者の作品に挑戦しよう、今度はどっぷりとイヤミス感を味わえる作品を読みたいな、と思った。
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登山というより女子のしがらみの方が印象に強かった。でも、登山によっていままで見えていなかったものが見えたり、一歩前に進めたりがあって楽しく読むことはできたかな。 登山に興味のない方の方がすんなり楽しめるかも。
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週末登山が趣味なので山岳小説を読みたくて、探して読んで読了。もっと山登りの描写や、登頂時の感動があればなぁ。どちらかというと山登りをする登場人物の心境にスポットライトがあてられていて、山登りを通して起こる、気持ちの変化が丁寧に描かれている。景色や小さな自然の発見より、高山植物がち...
週末登山が趣味なので山岳小説を読みたくて、探して読んで読了。もっと山登りの描写や、登頂時の感動があればなぁ。どちらかというと山登りをする登場人物の心境にスポットライトがあてられていて、山登りを通して起こる、気持ちの変化が丁寧に描かれている。景色や小さな自然の発見より、高山植物がちらちら出てくる小説でした。大きな感動も少なめで、低山登山のような味わい。
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日常にそれぞれちょっとした悩みや生きづらさを感じている女性たちの連作短編集。山登りを通じて自分自身を見つめなおしたり振り返ったり。どの作品も前向きな人生を示唆していて良かった。登場する女性たちの人生が山を通して交差していく。面白かったです。
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私も数年前から登山を始めた。 …と言っても近場の低山がほとんどだけれど。 なぜ山に登るの? この本に登場する山女(山ガールではない)たちは、色々な悩みを抱えながらの登山だ。 「山に登る」 一足、一足頂上に向かう。と同時に自分とゆっくり向き合う時間でもある。 彼女たちが目指すの...
私も数年前から登山を始めた。 …と言っても近場の低山がほとんどだけれど。 なぜ山に登るの? この本に登場する山女(山ガールではない)たちは、色々な悩みを抱えながらの登山だ。 「山に登る」 一足、一足頂上に向かう。と同時に自分とゆっくり向き合う時間でもある。 彼女たちが目指すのは「日本百名山」の中の山たち。 いつかは登ってみたいと思いつつ読む。 登山をする人はもちろん、しない人も、読んで気持ちの良い一冊だ。
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これが湊かなえさんの作品?ってくらい珍しく思いました。ミステリーではなく、山を通して語られるショートショートの登場人物が少しずつ絡み合ってる素敵な物語でした。トレッキングしてみたくなりました。
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「妙高山」 リュックから出てくるものは。 知っていたのに教えないというのは、心のどこかで話したらマズいと思っていたのだろうな。 「火打山」 バブル期の会社に染められた。 勝手な想像で話を進めていく様子を見たら、本当の姿を語ることも出来ず苦しかっただろう。 「槍ヶ岳」 団体行動...
「妙高山」 リュックから出てくるものは。 知っていたのに教えないというのは、心のどこかで話したらマズいと思っていたのだろうな。 「火打山」 バブル期の会社に染められた。 勝手な想像で話を進めていく様子を見たら、本当の姿を語ることも出来ず苦しかっただろう。 「槍ヶ岳」 団体行動を乱すくらいならば。 こんな調子で変に食らいついてくるからこそ、一緒に楽しみながら登ろうと思えないのでは。 「利尻山」 家族が一緒になると雨が降る。 心配な要素は探さずとも見つかるだろうが、人の物差しで測る幸せが同じとは限らないだろ。 「白馬岳」 逞しい背中に引っ張られてく。 ここまで拒絶に近い形で離婚を切り出されたら、何も考えられなくなるのも仕方ないだろう。 「金時山」 標高は高くない場所であるが。 数字だけを見て登頂しきっても達成感は確かにあるだろうが、ただそれだけで終わるだろな。 「トンガリロ」 夢を語るだけでなく叶える為。 根本的に違う二人が一緒に行動すると、どちらかが何かを我慢して楽しみきれないだろうな。
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