1,800円以上の注文で送料無料

「自分」の壁 の商品レビュー

3.6

151件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あらゆるテーマについて養老さんの考え方が述べられています。養老さんの考え方、感じ方を知りたい人におすすめです。賛同できる考え方もありますし、でいないものもありまし、おもしろい考え方もあります。 自分探しの考え方は、養老さんの意見に私も賛成です。

Posted byブクログ

2022/02/20

「バカの壁」の目から鱗のインパクトはないが、はっと気付かされる点は多数有り。 人間脳がメタメッセージを作ってしまうっていう癖と近年のSNS拡大は、自分の頭の中でろくに考えもせず一般的な法則を勝手に作ってしまうという意味で筋の悪い組み合わせだという。

Posted byブクログ

2022/01/23

自然に触れることを著書で勧められたので、とりあえず登山に行った。デジタルデトックスができ、頭がスッキリした。あれこれ考えず、他者と比較せず、山に雑念は捨てなさい。と養老先生に言われているような気がした。

Posted byブクログ

2022/01/20

自分探しの旅(というほどではないが)に一度だけ行ったことがある。転職したがうまくいかず、今後自分はどうしたらよいのかと悩んで、「ノルウェイの森」に出てくるバスにゆられて終点まで行った。山の中をぶらぶら歩いて、もどって来て鴨川のほとりで将来に向けての決心をした。その半年ほど前には、...

自分探しの旅(というほどではないが)に一度だけ行ったことがある。転職したがうまくいかず、今後自分はどうしたらよいのかと悩んで、「ノルウェイの森」に出てくるバスにゆられて終点まで行った。山の中をぶらぶら歩いて、もどって来て鴨川のほとりで将来に向けての決心をした。その半年ほど前には、中途採用の面接であなたはこの会社で即戦力として何ができますか、ときかれた。大した答えはできなかった。そんなことは入ってみなけりゃわからない。だいたい、あなたが私の特性を見つけて、配置してくれればいいわけでしょ、なんてことは言わなかった。後に、臨床心理の大学院を受験したときの面接では、あなたのアイデンティティは何かときかれた。それを探しに来ました、とは言えなかった。そんなもの分かっていたら、いったん就職してからこんな大学院受けてない。みんな、何らかの問題を抱えて来ているのではないのか。あなた方もそうだったのではないのですか、なんてことも言えなかった。本書でヒットした言葉はたくさんあったが、その中でもホームランと言えるのは、「そもそも仕事のかなりの部分は、できない人のフォローです。」もう、電車の中で読んでいて、「それそれ」と思わず声に出しそうになってしまった。それと、そのすぐ後に続く「口約束」の話。もう、本当にいつから「申請書」とか「契約書」とか、何やかや正式な書類の数が増えてしまったのか。もう、それが面倒で仕方ない。その説明にしても、言い訳にしても、もう本当にうんざりだ。僕自身、こうするのが正式なのだろうし、上場企業ならそういうことをきっちりしないといけないのだろうと半ばあきらめてきたが、養老先生の話を読むと、本当にバカらしいと思える。はあ、参勤交代に行きたい。「壁」シリーズ、1冊抜けていたことに気付いて、遅ればせながら読んでみた。それと最後の最後にあった。何かにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、そういうことを繰り返す中で育んできた感覚を「自信」という。受験に失敗した子どもたちにぜひ伝えたい。そして、努力してきたことに自信をもって、今後の人生を歩んでいってほしい。

Posted byブクログ

2022/01/11

本書は、養老孟司さんの「壁シリーズ」の一冊です。 「自分」というモノサシから、社会、政治、情報、自信について、などなど幅広く考察をされています。 色々な物の見方があり、参考になりました。

Posted byブクログ

2021/09/01

自分のことがよくわかっている人が書いた本であった 自分に自信がない いろいろ挑戦してきたものが自信 人は自分が作り出すエネルギーの40倍を使っている。40人を雇ってるのと一緒 GDPが高くなると人と比較して不幸が出てくる。

Posted byブクログ

2021/08/18

「自分探し」なんてムダなこと。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。脳、人生、医療、死、情報、仕事など、あらゆるテーマについて、頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思考の次元が見えてくる。「自分とは地図の中の矢印である」「自分以外の存在を意識せよ」「仕...

「自分探し」なんてムダなこと。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。脳、人生、医療、死、情報、仕事など、あらゆるテーマについて、頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思考の次元が見えてくる。「自分とは地図の中の矢印である」「自分以外の存在を意識せよ」「仕事とは厄介な状況ごと背負うこと」―『バカの壁』から十一年、最初から最後まで目からウロコの指摘が詰まった一冊。 目次 第1章 「自分」は矢印に過ぎない 第2章 本当の自分は最後に残る 第3章 私の体は私だけのものではない 第4章 エネルギー問題は自分自身の問題 第5章 日本のシステムは生きている 第6章 絆には良し悪しがある 第7章 政治は現実を動かさない 第8章 「自分」以外の存在を意識する 第9章 あふれる情報に左右されないために 第10章 自信は「自分」で育てるもの

Posted byブクログ

2021/07/19

養老孟司さんとお酒を飲みに行って、いろいろとお話を聞いた気になれるような一冊です。養老さんが思うことをいろんなテーマに渡って好き勝手話しているだけですが、何だか窮屈でぐらぐらしてきた今の日本社会を根本的な視点から眺めて読み解いてくれていて、気付かされると同時に共感できることが多い...

養老孟司さんとお酒を飲みに行って、いろいろとお話を聞いた気になれるような一冊です。養老さんが思うことをいろんなテーマに渡って好き勝手話しているだけですが、何だか窮屈でぐらぐらしてきた今の日本社会を根本的な視点から眺めて読み解いてくれていて、気付かされると同時に共感できることが多い。基本的にはこれまでの似たような新書とほぼ同じような内容ですがが、最新(この本で言えば2014年)の社会状況も交えてお話を聞けます。あとがきに書いてある通り、この手の新書は、出版社が本を売るために企画し、編集者の人が養老さんに話を聞きに言ってそれを文章化し、それを手直ししただけだそうです。他者の視点で自分の考えをまとめるというのも楽しそうです。そして出版社も儲かる。

Posted byブクログ

2021/07/03

玄人にも関わらず深読み民への配慮がすごいなと感じた。深読みされるだろうなと先を見越しているところに時代への適応の速さを感じた。洗練されている

Posted byブクログ

2021/03/09

深い。けど分かりやすいので読みやすい。生物学から読み解くあたりが特に好き。ただ、メタのところがしつこかった。今、自分の頭で考えられない、情報を鵜呑みにする人が多いから、嘆かわしいんだろうな。

Posted byブクログ