デザイン思考が世界を変える の商品レビュー
使う人の立場になって、実際に使われるシーンを想定しながらデザインをする。 考え方自体は今更感があるが、「デザイン思考」をする過程において、T型人材をチームに加えることが肝要であるとしている。 ”単なる複数分野のチームでは、各個人が自分の専門分野の擁護者になるため、それぞれの間...
使う人の立場になって、実際に使われるシーンを想定しながらデザインをする。 考え方自体は今更感があるが、「デザイン思考」をする過程において、T型人材をチームに加えることが肝要であるとしている。 ”単なる複数分野のチームでは、各個人が自分の専門分野の擁護者になるため、それぞれの間での折衝が長引き、中途半端な妥協に落ち着くことが多い。しかし、異分野連携のチームでは、アイデアが全員で共有され、それぞれがその責任を担うのだ。” これはすり合わせの比重が大きい製造業に対して重要な示唆となっている。開発段階でニーズに立脚した適切なデザインとなっていることを常にチェックしなければならない。プロトタイプを作成し、ニーズに合致しているかを頻繁にチェックして、ニーズとのズレを無くしていく。いわゆるエスノグラフィーを実践することが求められている。 中途半端に会社が大きくなってくると異分野連携を忘れて、組織防衛に走りがちである。T型人材の育成と異分野連携については、常に悩まされている。何か良い解はないだろうか。
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外形上だけじゃなくて、ビジネスとかプロセスにデザインの概念を入れよう、ってなことをいいたいのはよく分かった。マインドマップとか「成長方法」マトリクスなんてのは、結構、使えそう。ただ、図を使うとか、もう少し本をデザインしてほしかった(笑)。
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アプリケーション開発やサービス開発にまつわる共通点、ディベロッパーの人間性や日本の国民性など、気になっていた疑問パーツを「デザイン思考」として体系的に勉強したく手に取った。IDEO CEOとして有名なTim Brownは、イノベーションの中でもDesruptive Innovat...
アプリケーション開発やサービス開発にまつわる共通点、ディベロッパーの人間性や日本の国民性など、気になっていた疑問パーツを「デザイン思考」として体系的に勉強したく手に取った。IDEO CEOとして有名なTim Brownは、イノベーションの中でもDesruptive Innovationはアイディア重視で、数を打つ必要もあり、自由度も重要と指摘。 ロジック重視なMBAの世界からMaster of Designの世界の重要性を説いている。ロジックではない世界をロジックを用いて整理するという、難しいチャレンジをしているが、クリエイティブと人間性、実体験を振幅しながら纏めてあり、デザイン思考の世界の理解が進んだ。
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デザイン思考に関して最初の一冊に良いと思う。10章、あとがきから読むとメッセージが分かりやすいかも。ケースが豊富だけれど、少し抽象的で(訳があまりよくないのもあると思うが)消化しにくい。
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面白かった。デザイン思考という考えがあり得る気がした 以下気になった所を抜き書き ・デザイン思考は探求のプロセス ・制約がなければデザインは産まれない ・最善のアイデアが生れるのは、デザイナーやエンジニアだけでなく、もちろん経営陣だけでもなく、組織の生態系全体に、実験を行う余裕...
面白かった。デザイン思考という考えがあり得る気がした 以下気になった所を抜き書き ・デザイン思考は探求のプロセス ・制約がなければデザインは産まれない ・最善のアイデアが生れるのは、デザイナーやエンジニアだけでなく、もちろん経営陣だけでもなく、組織の生態系全体に、実験を行う余裕がある場合だ ・「園芸(盆栽)」スキルを用いて、アイデアを育てたり、切り落としたり ・作って考える(プロトタイプを作り続ける) ・「選択のパラドクス」→人々は多くの選択肢を求めているわけでない。単に、ほしいものがほしいのだ ・信頼を広める ・献血者に、しようと思った理由を簡単な物語に ・不透明な手続きにさらされた乗客は、不安で、反抗的で、非協力的になる ・イノベーションは「数打てば当たる」 ・大小のプロジェクトを織り交ぜる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、世界で脚光を浴びているデザイン会社IDEOのCEO兼社長で、デザイン思考を用いて企業や公共施設などの組織改革、問題解決に取り組んでいるティム・ブラウン。 本書ではデザイナーが普段から行っている「デザイン思考」を用いて、デザイン以外の要素や問題について取り組むことで、今までとは一味違った結果や成功を導けるという内容だ。デザイン思考とは、デザイナーが普段やっていることで、観察・洞察を経てとにかくアイディアを出し、それをまとめて、プロトタイプをすぐにでも作成し、なんども検証を重ねて最終的なゴールに辿りつくという考え方だ。 本書の大半を占めるのはティム・ブラウンが実際にIDEOに来た依頼を元に、その依頼主の予想をはるかにうわのぼる結果を得たり、特にデザイナーをそこで働かせることなく、現場の人たちだけでその問題を解決させたといったストーリーだ。もちろん、アイディアの出し方とか話し合いのルールなどはあるが、デザイン思考を適用する前と後では大きく異なり、すごく改善されているのが目に見える。現場の人たちで考え出すため、「実践」という知を持っているものが出すアイデアの有効さは計り知れない。 何かをするとき、いつまでもダラダラと話し合ったり考えたりしないで、はやく実際に目に見えるもので具体化をして、自分の目で確かめる方が早い。洋服で言えば、試着をしたほうがわかりやすいといった具合だ。そのように実際に何かをするときにはすぐにでも、自分の目でみて判断して改善していく方がいいのである。
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【学び】 ・イノベーションの源泉はデザイン思考にある ・デザイン思考には有用性、技術的実現性、経済的実現性のバランスを取ることが大事 ・デザイン思考は人間中心のカスタマーエクスペリエンスに基づくアプローチ ・デザイン思考には洞察、観察、共感が必要 ・デザイン思考は拡張手法なのでス...
【学び】 ・イノベーションの源泉はデザイン思考にある ・デザイン思考には有用性、技術的実現性、経済的実現性のバランスを取ることが大事 ・デザイン思考は人間中心のカスタマーエクスペリエンスに基づくアプローチ ・デザイン思考には洞察、観察、共感が必要 ・デザイン思考は拡張手法なのでスタートから関わることで最大の効果を発揮する 【所感】 デザイン思考を学ぶには最適。事例が若干多すぎて退屈する部分もあったが、このビッグデータ、WEBの時代に実地での洞察・観察・共感に絶対的価値を起き、問題を解決するストーリーをデザインする。それがデザイン思考。あらゆる仕事やプライベートに応用できると感じた。ここでも感じたのは、イノベーションには分野横断的チームと、ストーリー全体をデザインできるデザイン思考が必要であるということ。確実に身に付けたいスキル。
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そうかこういう考え方がもう議論されているんだ、と思った。本としては判りにくかったけど、内容は面白かった。 さて、あとは製造業でこういうお客様を巻き込む方法をどう具体的にやれるのか? 考えないと。
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No.660 デザイン思考の好事例として、日本のクールビズが取りあげられていた。日本のカタイ文化の中で、ノーネクタイという新たな慣習を「エコ」と結びつけて普及させた効果は大きい。 シリアスプレイって言葉が気に入った。
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モノの形をデザインしていると捉えられていたデザイナーがコトをデザインするようになったとして、その考え方を説き、ユーザ体験、ビジネスそしてより良い世界をデザインすることと、デザイン思考の広がりを実体験を踏まえて語る。 アップルやアマゾンなどの考え方はまさにこれなんだろうなと腑に落...
モノの形をデザインしていると捉えられていたデザイナーがコトをデザインするようになったとして、その考え方を説き、ユーザ体験、ビジネスそしてより良い世界をデザインすることと、デザイン思考の広がりを実体験を踏まえて語る。 アップルやアマゾンなどの考え方はまさにこれなんだろうなと腑に落ちる一方で、この考え方がないからソニーを始めとした日本企業が凋落するのだと妙に納得した一冊であった。
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