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太陽の棘 の商品レビュー

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145件のお客様レビュー

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2014/09/22

もう15年ほど前のことになる 沖縄の無人島でのキャンプに毎夏通っていたことがあった。10日間ほどのワンクールで、ひと夏に四回ほど20人ほどのメンバーが入れ替わるものだった。 そのキャンプにに参加した人たちが、無人島から漁船で近くの有人島に渡り、その有人島からフェリーに乗って 沖縄...

もう15年ほど前のことになる 沖縄の無人島でのキャンプに毎夏通っていたことがあった。10日間ほどのワンクールで、ひと夏に四回ほど20人ほどのメンバーが入れ替わるものだった。 そのキャンプにに参加した人たちが、無人島から漁船で近くの有人島に渡り、その有人島からフェリーに乗って 沖縄本島に渡るときに、帰っていくメンバーの人たちがフェリーから「鏡の反射」で「ありがとう、楽しかったよー」を伝えることが恒例になっていた。  あのときの「光の交信」の光景はいまでも鮮やかに思い出す。どこまでも青い空、七色に輝く海、珊瑚礁の島を吹き渡っていく風。なにもかもが脳裏に浮かんでくる。  勝手に被せていたけれど、「タイラさん」の絵はきっと名嘉睦稔さんの絵の如くどこにもない、誰にでも描けないそれでいてウチナンチューであることがにじみでている「絵」なんだろう  「ヒガさん」の絵はきっと佐喜間美術館で特別企画展として観られていることだろう。  「人」が絵を描くこと  「人」が絵を見ること  「人」が絵を楽しむこと  「人」が絵に苦しむこと  「人」が「絵」によって解放されること    マハさんの絵画モノはやはり良いなぁ

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2015/10/08

沖縄の世界を感じながら、読んでいます。 読んでる途中で、貸し出し期限切れ。 泣く泣く返却しました。 あとちょっとだったのに。 その後、最後まで読みました。 マハさんの美術愛が、この本にもいっぱい。

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2014/09/10

【私たちは、互いに、巡り合うとは夢にも思っていなかった】終戦直後の沖縄、米軍の若き軍医は画家たちのコロニーを見つける。美術小説の旗手が挑む、沖縄画壇草創期の芸術家たちと青年の物語。

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2014/09/07

終戦直後の沖縄で、米軍基地の精神科医が実際に体験したニシムイ美術村の芸術家たちとの交流を元に書かれた作品。 いろいろ複雑な背景があり、なおかつ実話がベースということもあって難しかったのかもしれないが、正直言って、上っ面だけの浅い物語で終わってしまったなというのが率直な感想。 戦争...

終戦直後の沖縄で、米軍基地の精神科医が実際に体験したニシムイ美術村の芸術家たちとの交流を元に書かれた作品。 いろいろ複雑な背景があり、なおかつ実話がベースということもあって難しかったのかもしれないが、正直言って、上っ面だけの浅い物語で終わってしまったなというのが率直な感想。 戦争があり沖縄があり米軍があって芸術があったなら、もっと深く描き込めたのではないか、そうするべきだったのではないかと思わずにいられない。 心温まる交流、それそのものはいいとして、その裏に見え隠れする現実こそを思い切って描いて欲しかった。沖縄を描く小説ならば。

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2014/09/02

外れがありません、マハさんの作品は。 絵を一番愛しているのは マハさんなんだよなあ、と いつも思いながら作品を読みます。 今回も作品への造詣と表現から 愛が滲んでいます。 個人的にほかの作品を好んでいるので 星4つ。

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2014/08/23

装丁はとても魅力的ですが、ストーリーは若干あっさりしていた感じです。それなりに感動はしますが、驚くような展開はなく、事実に準じているのかなと。ちょっぴり残念です。ニシムイは興味津々です。

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2014/08/19

色鮮やかな作品、というのが第一印象。戦後の沖縄で、こんな奇跡のような一瞬があったということを知れて良かった。 ニシムイについての事は、別途知りたい。

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2014/08/16

最近、美術関係の事を題材にした内容が続いているので、個人的にはちょっと残念かなぁ、と。昔も今も沖縄問題が続いておりますが、キュレーター目線で原田さんが感じた沖縄を作家として平等、友好、そして平和の願いを込めて書かれ一冊だと思いました。

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2014/08/14

一気に読んだ。 熱い熱い熱い物語。 最後読みながら、涙が流れてとまらなかった。 何も言い訳にしない。 時代のせいにしない。 この本に出会えて幸せ。 沖縄の美術館にぜひ行ってみたい。

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2014/08/12

やっぱりこういう作品の方が、全体的に読み応えがあっておもしろいです。 表紙のインパクトも良いし、また図書館で探してみます。 2014/7/29読了

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