申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 の商品レビュー
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コンサル手法の様々な「ベストプラクティス」の欠点を洗い出して、結局のところ、腹を割って話合うことこそがビジネスを上手く活かせるコツだ、という事が訥々と書いてある。 扇情的なタイトルの割りに、著者自身は非常に全うな人間である。 何ページにも渡って、ベストプラクティスの反証が書かれており、結論が上記のような素朴なものだ。 けれど、一般に信じられているような「良いとされていること」が沢山反証されており、「それらがうさんくさいこと。そんな事はみんな知ってるよ」から「本当にそうらしい」という確信に持っていける。 「そんな事は知っているよ」と言う事は簡単だけれど、どこかに例外はあると思ってしまうのが人間だし、知っていることを実行するのは難しい。 泥臭い方法こそが相互理解に必要なんだと再確認できた。
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【概要】 著者が自ら「自分たちがコンサルタントとしてクライアントに勧めてきたことは、あれもこれも間違っていた」と懺悔した前代未聞の書。 【評価】 80点(著者の様々な体験が垣間見える) 【共有したい内容】 業績管理システムで士気はガタ落ち 【読んだ方がいい人】 コンサルを目指す...
【概要】 著者が自ら「自分たちがコンサルタントとしてクライアントに勧めてきたことは、あれもこれも間違っていた」と懺悔した前代未聞の書。 【評価】 80点(著者の様々な体験が垣間見える) 【共有したい内容】 業績管理システムで士気はガタ落ち 【読んだ方がいい人】 コンサルを目指す人 【悪いところ】 【どういう時に役に立つか】 いまのビジネス潮流そのものに対する考えを改める 【自由記述】 コンサルがどういう発想で改革を持ち込み、それが企業にどんな影響を 与えているかを具体的に理解できるのも面白いところだ。 【合わせて読みたい】
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自分でアタマを使い続けずにできるビジネスはない、という本。 なるほど、と思った内容を自分なりにまとめ ①未来を予測できないのに、戦略に盲信的に従うのはバカだが、戦略を立てるために集めた情報と分析は状況に合わせて臨機応変に対応する指針になる。戦略を立ててからもアタマは使い続けるべし...
自分でアタマを使い続けずにできるビジネスはない、という本。 なるほど、と思った内容を自分なりにまとめ ①未来を予測できないのに、戦略に盲信的に従うのはバカだが、戦略を立てるために集めた情報と分析は状況に合わせて臨機応変に対応する指針になる。戦略を立ててからもアタマは使い続けるべし。 ②業績が悪い1番の理由は組織も個人も置かれている環境のせい。業績が上がる環境を探してそこに身を置くべき。 ③マネジメント手法などはなく、人間関係が良ければ解決。逆では解決されない。
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誤解されそうなタイトルだが、コンサルや方法論批判ではなくて、コンサルの使い方や付き合い方がうまく説明されていてとても良かった。
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自分も実際にコンサル会社にいたことがあるので、よくわかる。コンサル会社あるある集。高学歴エリートの「現場なんか見なくてもわかる」みたいな強烈な思い込みは世界共通だな。
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大変良い本。コンサルタントやフレームワークの問題点が明確に伝わる。ただしコンサル不要論ではなく、良いコンサルタントの定義もしている。これを読むのと読まないのとではクライアントへの貢献度がガラッと変わりそう。
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コンサルタントによる業界暴露本? ものとしては著者の体験談、いろんな理論を用いて改革に携わってきたけども・・・。 はじめにで、この30年、多くの企業に入り込み、「目標による管理」だの「競争戦略」だのとお題目を唱えて回ったすべての経営コンサルタントを代表してお詫びします。とあっ...
コンサルタントによる業界暴露本? ものとしては著者の体験談、いろんな理論を用いて改革に携わってきたけども・・・。 はじめにで、この30年、多くの企業に入り込み、「目標による管理」だの「競争戦略」だのとお題目を唱えて回ったすべての経営コンサルタントを代表してお詫びします。とあってかなり衝(笑)撃的な内容。 著者(訳者?)の書き方が親しみやすくて読みやすかった。様々な事例があり以下に失敗したか、成功したかが楽しく読め、事前分析なしに使える万能型の方法論など存在しないことがよく分かる。 最終的には「人」が大事であって「目標」や「数字」は手段の1つでしかないというある意味当たり前の結論にたどり着く。 意識高い系上司がドヤ顔で「戦略計画」とか「数値目標」とか言ってきたらすぐに取り出したくなる本でした。
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コンサルタントのフレームワークは必要ではあるが、ベースとなる考え方、取り組み方を念頭に置いておかないと、全く意味がないと書いてある。
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経営(戦略)コンサルタントの考え方やツールがいかに机上の空論であり、現状に即していないかを、本人の経験やエピソードを交えながら暴露する。 マッキンゼーの名を冠したビジネス書は掃いて捨てるほどある。一種の信仰を集めるほど頭脳明晰で優秀なはずのコンサルタントが間違いを犯すのはどうし...
経営(戦略)コンサルタントの考え方やツールがいかに机上の空論であり、現状に即していないかを、本人の経験やエピソードを交えながら暴露する。 マッキンゼーの名を冠したビジネス書は掃いて捨てるほどある。一種の信仰を集めるほど頭脳明晰で優秀なはずのコンサルタントが間違いを犯すのはどうしてか。 答えは明快、考えが足りていないから。 最近、ロジカル・シンキングを学ぶ機会があった。MECE、ロジックツリー、ゼロベース思考……とかそういうやつだ。 ところがこのロジシン、「シンキング」という割にあまりシンキングしていない。上で挙げたのはロジシンで用いられるツールなわけだけれど、道具の多くがそうであるように、使い方さえ覚えてしまえばあとは「作業」だ。そこに思考は必要なくなる。 コンサルタントも同じ。彼らもまた、ツールを多用する。独自に開発されたモデル、プログラムを活用してロジカル・シンキングを標榜する割に、「ツールや理論があらゆる環境で有効である」という前提は捨てられなかった。ロジカル・シンキングで挙げた「ゼロベース思考」は、あらゆる固定観念を捨ててゼロベースで考えることを指す言葉だが、彼らに必要だったのはまさにこの「ゼロベース思考」だったというわけだ。 筆者は今もコンサルティングの仕事をしているらしく、コンサルタントの存在意義そのものを否定はしていない。しかし、コンサルタント(あるいはマッキンゼー式の仕事術)に、あらゆる問題を気軽かつ簡単に解決する魔法を求めてはならないと警鐘を鳴らす一冊。
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「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」 前代未聞! 気鋭のコンサルが内幕を暴露した全米騒然の問題作。 まず、営業コンサルティングとか不動産コンサルティングなどの○○コンサルティングと著者の従事しているコンサルティングは全くの別物だと思います。営業コンサルティングや不動産コ...
「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」 前代未聞! 気鋭のコンサルが内幕を暴露した全米騒然の問題作。 まず、営業コンサルティングとか不動産コンサルティングなどの○○コンサルティングと著者の従事しているコンサルティングは全くの別物だと思います。営業コンサルティングや不動産コンサルティングは、商品を売る為にコンサルティングする(相談を請け負う)という意味で使用しており、あくまでも提供しているのは商品です。 一方、マッキンゼーやBCGなどのコンサルティングファームは、商品を売りません。コンサルティングとは無形のサービスであり、商品を売る為に相談に乗るということはありません。色々違いがありますが、これが決定的に違うと個人的に思っています。なので、昨今の○○コンサルティングという表記は、正直好きではないですね。全然違うだろうと、なぜコンサルティングという言葉を使うのだろうかと。 本書は、○○コンサルティングではなく、本物のコンサルティングで戦ってきたコンサルタントであるカレン・フェランが書いているものです。カレン・フェランは、デロイト・ハスキンズ&セルズ(現デロイト・トウシュ・トーマツ)、ジェミニ・コンサルティングでの実績を基に、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、オペレーティング・プリンシパルズで部門立ち上げなどを行ってきた人物。今は、オペレーティング・プリンシパルズ社の共同設立者となり、再び経営コンサルタントであるみたいです。 そんな彼が書くのは、コンサルタントは”こうして会社をぐしゃぐしゃにする”である。コンサルタントは、クライアントが抱える課題は答えが見えていないものが大半である中で、コンサルティングを行う(ここが○○コンサルティングとは絶対的に違うのだが)のだが、その際、どうしても上手くいかないことがあります。では、何故上手くいかないのかそれを自身の経験と実績から説明しています。実例を基に原因追及をしている点は、とても参考になります。 例えば、理論やツールに固執すると組織はぐしゃぐしゃになるというメッセージ(製薬業界A社で成功した理論を、製薬業界B社でもそのまま使おうとする)。コンサルタントは、豊富な実績を基に理論やツールを作り上げる為、本来であればそれらの使い方も心得ているはずですが、そう簡単には行かないということを教えてくれています。同業界同業種、そのクライアントが占めるシェアも同じくらいで営業部隊の人員もあまり変わらない。そんな条件でも必ずどこかは違うのです。そこを如何にコンサルティングに落とし込むか。もちろん、それにはクライアントの現場の理解が必須です。 また、コンサルティングを受動的に受け入れていても意味はないということも上手くいかない要因として挙げています。コンサルタントは何もかも知っているのではないのだから、もっと能動的に自分たちの会社に何が起きているのか、起こそうとしているのかを考えようってことです。 プロジェクトの成功(つまりは、クライアントの成功)を実現する為には、クライアントが当事者意識を強く持つことが一番必要だと思います。コンサルタントは、長くても3年くらい、短ければ数か月くらいでクライアントからは離れていくのが通常です(芯まで入り込んで行う支援という意味では)。その期間で、クライアント(現場含めた人間)がどれだけ当事者意識を以てプロジェクトに関わるのか、がとても大切ではないかと思います。 コンサルティングは、クライアントが成功する為のツールであり、そのツールを活用して持続的な成功を収める為には、やはりクライアントの力が一番必要だと思います。
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