申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 の商品レビュー
ビジネス書にしては読める内容でした。 共感できる点は多くある。 人事評価については、考えさせられる。
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読んでいて溜飲が下がる思いでした。当然、私もうまくいったプロジェクトとそうでないプロジェクトを経験したことがあるのですが、振り返ってみるとその分かれ目は「コミュニケーション」だったなぁ、と。 現場の意向や状況を無視して強権的に物事を進めたり、スタッフの適性を考えずに仕事を割り振...
読んでいて溜飲が下がる思いでした。当然、私もうまくいったプロジェクトとそうでないプロジェクトを経験したことがあるのですが、振り返ってみるとその分かれ目は「コミュニケーション」だったなぁ、と。 現場の意向や状況を無視して強権的に物事を進めたり、スタッフの適性を考えずに仕事を割り振るなどのケースが多発するプロジェクトは、概ね現場とマネージ層の間に溝が生まれていたように思います。結果、コミュニケーションが欠落し、スタッフはやる気を失って品質を犠牲にしてでも自分のタスクを早々に終わらせるために知恵をしぼるようになるという…… 他にも「バカだと思われたくない気持ちが邪魔をする」「その製品を買う理由は(売る側の)利益率が高いからではない」など、共感するフレーズがたくさん。邦訳された本によく見られる独特の言い回しのため若干読むのに苦労しましたが、単純に面白く読むことができましたし、何より実際に仕事に活かせそうな要素が多くあって、自分にとって非常にプラスになった本でした。
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コンサル業界を渡り歩いた著者による、赤裸々な体験談。 次々に生み出される万能感溢れるツールに対する、失敗例が豊富に記載されている。 結局は”人”が全てであり、コンサルは万能ではなく補助ツールに過ぎないことを述べている。 思考の深化を目的に用いるツール群が、一転して思考を停止させ...
コンサル業界を渡り歩いた著者による、赤裸々な体験談。 次々に生み出される万能感溢れるツールに対する、失敗例が豊富に記載されている。 結局は”人”が全てであり、コンサルは万能ではなく補助ツールに過ぎないことを述べている。 思考の深化を目的に用いるツール群が、一転して思考を停止させることの恐ろしさを感じた。
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コンサル時代に疑問に思っていたあらゆることを言葉にしてしてくれた。ありがとう。 SMARTな目標立ててそれを達成することと、クライアントのためにすることはやっぱりずれるよね。 プロジェクトの最初に不確実な状態で立てた計画が、実際に起こっていることより優先されるのってやっぱり変だ...
コンサル時代に疑問に思っていたあらゆることを言葉にしてしてくれた。ありがとう。 SMARTな目標立ててそれを達成することと、クライアントのためにすることはやっぱりずれるよね。 プロジェクトの最初に不確実な状態で立てた計画が、実際に起こっていることより優先されるのってやっぱり変だよね。 社員をランク分けして、ラベリングするのってやっぱり危険だよね。ラベリングされたことを払拭するのは本当に難しい。みんなこの人は優秀だとかそうでもないとか、すぐ言いたがる人たちだったから。 いいコンサルタントも、いいプロジェクトもたくさんけど、ろくでもない人も多いコンサル業界。
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MIT出身で、経営コンサルととして30年の実績がある著者による戦略性コンサル批判の本。 経営コンサルタントによる流行りの経営手法や評価制度による被害者たち、問題の本質をとらえずに建てた戦略計画におどらされたり、誤った対応で無くなった会社を例にして、ビジネスは人が主体であり、人の...
MIT出身で、経営コンサルととして30年の実績がある著者による戦略性コンサル批判の本。 経営コンサルタントによる流行りの経営手法や評価制度による被害者たち、問題の本質をとらえずに建てた戦略計画におどらされたり、誤った対応で無くなった会社を例にして、ビジネスは人が主体であり、人の話を聞くことが重要だと説く。 著者は外注したコンサルタントによる経営戦略にビジネスモデルの意思決定を任せるべきではない。と言っている。 業界の動向や経済シナリオ、競合企業の強みと弱み、規制の変更、消費者の声をしっかり把握していれば、様々な状況に応じて柔軟に対応ができるようになる。 コンサルタントはプロジェクトが終わった後にノウハウごと撤収してしまうから、自分たちで頭を絞って考えた学習力と知力こそが財産になるだからだ。 また、評価制度に関しては結局答えは出ていない。 部ごとに設定される評価制度と、企業の目標が噛み合わないこと、部署によって目標が違うため、部署間の思惑が絡み合い、足の引っ張り合いになることもある。など。 現場の話も聞かずに無謀な数値目標のみを設定すると、人間が集計する、ということを忘れる。(だから達成のために過労死や粉飾が横行したり、長期目標は置き去りになる) 部署間のメンバー同士で話し合い、互いの仕事に対して理解しあうことが大事だということは納得だが、同じ割合の報酬にすればよいというのは暴論かな。。それって共産主義と同じじゃないか。 最近の流行りはマネジメントやリーダーシップのコンサルだが、色々なグループのリーダーシップ本を読んでも、人には適正があり、本にある全ての項目をパーフェクトにこなせる人物などいない。 結果、よいリーダーとは、自分の事をよく認識し、他人に共感し、話を聞き、柔軟性を示す人物。突き詰めると生きていくためのスキルである。=人間力。 途中からコンサルタントの話では無くなったが、この人が一緒に仕事をするチームのメンバーを信頼し、仕事が、楽しいという気持ちか伝わってきた。
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要するに「コンサルティング」に完璧な理論はない。ということが言いたい書籍。それを述べる上での論拠が多すぎる。(アメリカ人の特徴?)
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内容: 戦略コンサル批判。指標に最適化することで本質が失われる。 感想: コンサル嫌いなので溜飲を下げたくて買った。内容はほどほど共感できるが好き嫌いの問題かも。
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公務員もランク付けすると言っていたが…果たして上手くいくのか? 社員のランク付け。差別方式。上からABC。 Aは給料も高く、大きな権限を与えられ、自分は絶対失敗するはずがないとタカを括り、常にやり甲斐と手応えを感じなければ会社を去ってしまう。 Cは成績を上げる為の指導を行うか、...
公務員もランク付けすると言っていたが…果たして上手くいくのか? 社員のランク付け。差別方式。上からABC。 Aは給料も高く、大きな権限を与えられ、自分は絶対失敗するはずがないとタカを括り、常にやり甲斐と手応えを感じなければ会社を去ってしまう。 Cは成績を上げる為の指導を行うか、解雇する。 社員の間に熾烈な競争がうまれ、何をやっても構わないという風潮が生まれ過度のリスクテイキングやごまかしが横行する。 一度の失敗が致命的になり、レッテルは中々剥がれない。そしてレッテルを貼られるとよりダメになる。→ラベリング効果。Aクラスの社員を開発しようとして失っている。「ピーターの法則」
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コンサルタントがどのように会社に対して悪影響を与えるかということと、いかに基本的な人間関係などが重要かについて説いた本。 様々な人材育成プログラムやスキームがあるが、基本的なコミュニケーション等を疎かにしてはいけないということを伝えている。 結局、人間を単純化しすぎている安易な...
コンサルタントがどのように会社に対して悪影響を与えるかということと、いかに基本的な人間関係などが重要かについて説いた本。 様々な人材育成プログラムやスキームがあるが、基本的なコミュニケーション等を疎かにしてはいけないということを伝えている。 結局、人間を単純化しすぎている安易な解決策には気をつけて、コミュニケーションや人間らしさを大事にし、チームとしてバランスを考えながら仕事をしていくべきという、当たり前っちゃ当たる前な結論が得られた。 モデルを学んでから時々読み返すと良いかも。
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むやみやたらなコンサルタント信奉主義をやめるべき。 人は理性的な無機物ではなく、感情的な心のある存在である。 なのでビジネスメソッドやビジネスソリューションが実行されたらどのような影響が出るか、あらかじめよく考える必要がある。 他社がやっているからといって実行しても、それが正しい...
むやみやたらなコンサルタント信奉主義をやめるべき。 人は理性的な無機物ではなく、感情的な心のある存在である。 なのでビジネスメソッドやビジネスソリューションが実行されたらどのような影響が出るか、あらかじめよく考える必要がある。 他社がやっているからといって実行しても、それが正しい事なのかはわからない。
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