満願 の商品レビュー

米澤穂信(著者)

2023/05/21

短編集です
どれも終わりがスッキリしない…イヤミスかな
救われない感じが。
読ませるのですが，好みではなかったー

2023/05/14

50ページほどの短編が6話。
どれもちょっとしたミステリーになっていてとても面白かった。
特に『柘榴』の話しが良かったな。
短編なので深いストーリーでは無いけど、気軽にミステリーを読みたい人には最適な作品。

2023/04/20

　米澤穂信先生の短編集。
　正直、短編にてこれ程完成度が高く、驚く作品が詰まったものに出会った事がない。
当時、僕は短編ものが苦手だったが、起承転結があり、奥行きがありどんでん返しがあり。米澤穂信作品でも常に5指に上げるほど好きな作品だ。
　中でも一つ圧倒的に衝撃を受けた作品は、「何故その凶器を使ったのか。」を突き詰めた話だ。
　僕は目新しい動機やアリバイ、フーダニット、ホワイダニットなどの部分はミステリーの醍醐味だと感じているが、今まで見た事も無い理由が(しかもこの様な理由が!?」と今でも脳裏にこびりついている。
　「満願」前後の米澤穂信は神がかっており、この次が「王とサーカス」と衝撃作を続け様に発表している。
　まだ未読の方は是非。短編なので読みやすいが、とんでもない余韻が待っている。

2023/04/19

ワイダニットがわかると、戦慄を覚えるミステリー6編。1つ1つは暗く地味だけど、言葉の一つ一つが伏線になり、伏線回収が戦慄に導く。

2023/03/28

イヤミス好きには黒い後味の悪さが愉しめるのではないでしょうか？
6つの短編集ですが、なかなか濃厚な黒さでした。　
短編にギュっとねっとり不快な気分を愉しめます。

サクッとイヤミスを味わいたい方にオススメですよ！

2024/02/04

全6作からなる短編集
警察小説、サスペンス、ホラー、日常の謎等、短編毎のジャンルは様々で、作者の技量の深さを窺い知れる。
倒叙スタイルで商社マンの野心から引き起こされる悲劇を描いた「万灯」、都市伝説の取材が思わぬ方向に反転する「関守」が個人的に好み。
表題作の「満願」は、着地の仕方や物語全体を纏う耽美な雰囲気が、連城三紀彦作品の色合い。
物語性を重視する山本周五郎賞受賞も納得の出来

週刊文春ミステリーベスト10 1位
このミステリーがすごい！ 1位
本格ミステリ・ベスト10 2位
本屋大賞 7位
SRの会ミステリーベスト10 3位
ミステリが読みたい！ 1位
山本周五郎賞受賞（2014年）

2023/03/03

　６作品からなるミステリー短編集です。
どの話も40〜80ページくらいで短いんだけど、内容が濃くってじわじわくる。2022年に読んで面白かったので再読。万灯、関守、満願が特に好き。

『夜警』『死人宿』『柘榴』
『万灯』『関守』『満願』

2023/02/28

米澤穂信さん、初読みです。
初めての一冊にこの本を選んで良かった。
私は短編集はあまり好きではなくて、どちらかと言えば避けているのですが、この短編集は良かった！
まさしくこの表紙のような薄暗い中にぼんやりと灯る何かが見えている‥‥そんな感じの物語たち。私の大好きな世界観でゾクゾクしました。
そして、言葉選びのセンス！物語の筋を追うことよりも、単語の一つ一つをじっくりと堪能していることが何度もありました。とても丁寧な言葉選びで、映像がスッと浮かび上がります。
大満足の短編集でした。

2023/02/27

短編集だけど面白い。
面白いの感想が正しいのか…
なるほど、なるほど、と読んでいって
やっぱり最後にそーくるかぁー。になって
面白かったです。

2023/01/18

なるほどねー、こんな感じか。という感想。
だけどいくつかは、後からくるのもあった。
帯の言葉に期待しすぎた感はあるけど、面白くサラッと読めた。