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バナナ剥きには最適の日々 の商品レビュー

3.5

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/05/26

解説にもあったけども、バナナ剥きには最適の日々は円城塔先生作品では一番読みやすかった。 何度も読み直してる個人的に人生で一番好きな短編小説。 なんだか達観したような淡々とした一人遊びは、ユーモア溢れてて読んでいてとても楽しい。 思考の中では可能性に溢れているのに、 その一方で広...

解説にもあったけども、バナナ剥きには最適の日々は円城塔先生作品では一番読みやすかった。 何度も読み直してる個人的に人生で一番好きな短編小説。 なんだか達観したような淡々とした一人遊びは、ユーモア溢れてて読んでいてとても楽しい。 思考の中では可能性に溢れているのに、 その一方で広大な宇宙の中では無力感がすごくて、そういった無限と有限の対比に、宇宙や未知へのロマンを感じる。

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2024/03/16

だめだ、この人の本は合わない。 何を言ってるのか、どう読むのかわからない。 すっ飛ばして解説を読んだが、 わからないけどおもしろい、にはならない わからないしおもしろくない、だった。

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2023/01/29

こういう文学の形があるんだなと関心した本。 表紙がなかなか好きだったので買って読んだ。けれども読んでみて「ちょっとわかるけど全然わからないな」と思って掴みだけでも知りたくなってあらゆるレビューを見た。どれも「わからないがそれが良い」というもので何かしらをわかってるらしい人はひとり...

こういう文学の形があるんだなと関心した本。 表紙がなかなか好きだったので買って読んだ。けれども読んでみて「ちょっとわかるけど全然わからないな」と思って掴みだけでも知りたくなってあらゆるレビューを見た。どれも「わからないがそれが良い」というもので何かしらをわかってるらしい人はひとりもいなかった。 この作品の上手いところは「完全にわからないわけでもないな」と思わせるところで、それが癖になって読み返す。やっぱりわかんねぇなと思う。本って別に必ずしもわかんなくていいらしい。 作品を読む上でわからないといけないという焦りがあったけど、こういう誰もがわからない作品を読むと安心する。 高尚な読書家に劣等感を感じても「そいつもきっとこの本のことわかんねぇからいいか」と思える。

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2021/08/04

「わたし」とは何か? それを数学や物理学のアイディアを手掛かりに詩的に展開してみた。と、おそらくはそんな趣向の短編集。ただその辿り着いたところは、何やら仏教的なテイストがある。SFを純文学に寄せた感じとも言える。このケムに巻かれる感じは悪くない。

Posted byブクログ

2021/06/19

どの作品も小説でしかできないやり方で日常世界から逸脱している。思考によってどのくらい遠くまでいけるか。

Posted byブクログ

2021/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

が書いてあるのか分からない。分からないんだけど面白い。何なんだこれは。 まるで、宇宙空間に漂っている様な、ふわふわとした浮遊感に包まれた。 多分これは、分かるとか分からないとかそういう話じゃなくて、分からないこと、そして文章のリズムを楽しむのがいいんじゃないだろうか。 私が面白かったのは、表題作と捧ぐ緑、equal。 表題作に関しては、宇宙人の話とかしてるんだけど、全然出てこない。唯一出てくるのが、僕が想像するバナナ星人。皮が3枚に剥けるか4枚に剥けるかで争ってるんだけど、どちらか判明するのは、死んでからという。 読んでいる間は何が何だかさっぱり分からないんだけど、後から考えるとじわじわくるんだよなこれ。 初めての円城塔にはぴったりだった。

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2020/11/15

初めて読んだ『Self-Reference ENGINE』よりは分かりやすく、純粋に楽しめた。「バナナ剥きには最適な日々」と「捧ぐ緑」、「Jail Over」が好き。 理屈をごねたり、詭弁か真理かなんなのか分からない哲学的なことを言ってみたり、さっぱり訳わからん、というところもあ...

初めて読んだ『Self-Reference ENGINE』よりは分かりやすく、純粋に楽しめた。「バナナ剥きには最適な日々」と「捧ぐ緑」、「Jail Over」が好き。 理屈をごねたり、詭弁か真理かなんなのか分からない哲学的なことを言ってみたり、さっぱり訳わからん、というところもあるけど、美文を連ねたら文学なら円城塔は間違いなく文学だと思う。短編を選んで何回か読み返したい。

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2020/10/24

・体調不良のなか読んだのでふらふらと夢幻をさまようような気分に陥った。 ・独特のわかりにくさはお話の到達しようとする先が見えにくいことと無用な情報がいっぱい付与されていることに由来するか? これは今たまたま並行して読んでいる森博嗣さんの「水柿助教授」シリーズにも共通されるところで...

・体調不良のなか読んだのでふらふらと夢幻をさまようような気分に陥った。 ・独特のわかりにくさはお話の到達しようとする先が見えにくいことと無用な情報がいっぱい付与されていることに由来するか? これは今たまたま並行して読んでいる森博嗣さんの「水柿助教授」シリーズにも共通されるところでいっときの流行りやったのかもしれない。だらだらと低調のまま続いてくヤマなしオチなしイミなしのある意味やおい系? 高校生、大学生の作家志望の人が書くようなうっかりすると独りよがり系の作品ではあるかと。この手のを読むのは慣れてるので意外に抵抗感がなかった。 ・Speculative FictionとしてのSF、あるいはあえてそう見せている偽Speculative Fictionといえる気もする。だからどこか、古臭くも感じる。 ・この著者有名作家として名を知ってはいたが読むのはたぶん初めてと思う。 ・文庫版p.105はクラフト・エヴィング商會っぽい。 ・「墓石に、と彼女は言う」では最近読んだ伴名練『なめらかな世界と、その敵』を思い出したのでするっと入ることができた。

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2020/09/13

2019.05.10~07.01 他の作品よりも読みやすく感じたのは、慣れたから?それでも、難しかったけど。内容を掴むのはやはり大変だったし、たぶん作者の思いの25%も読み取れていない。だけど、やっぱり、面白い。私の中の何が共感してるんだろう。

Posted byブクログ

2020/03/24

読みやすいかもしれないけど、頭に入らないというか、よくわからない。 読み切ってないけど、置いておこう。

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