首折り男のための協奏曲 の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2014/02/12

ショートストーリーのようで全部つながっているという本でした。
私は「人間らしく」が好きです　いじめが始まるそのきっかけみたいなものを書くのが上手ですね。ほんとなんでもないこと、いじめのそのきっかけがなんでもないことなのがよけいに怖いです。　
それと対比して、ころがってしまったクワガタを　おこしてあげるとか、弱ってしまったクワガタを救い出してバナナをあげるとか　「神だな」ってすごーくよくわかっちゃって　くすっと笑っちゃいました。
「僕の船」もおもしろいというか…もしかしたら…怖い話かも???　「合コンの話」もおもしろかったです。

2014/02/11

連作的短編集。

・首折り男の周辺
・濡れ衣の話
・僕の舟
・人間らしく
・月曜日から逃げろ
・相談役の話
・合コンの話
の7編収録。
首折り男、探偵黒澤などが関連するが、個別に発表された短編なので、文体も含め統一感がありませんでした。
「僕の舟」は結構感動しましたし、実験的なものもあって、いつもの伊坂ワールドとはちょっと違う感じでした。

2014/02/11

首折り男と黒澤の話。

黒澤さん、お久しぶりっす。
もっと泥棒して欲しいです。

ラスト、佐藤さんの正体がわかるところは本当にほっこりしました。
「合コンの話」が結構良かった。

2014/02/10

連作のようで連作でないような短編集。全編あっという間に引き込まれ、読後にはストンと心になにか残る感じがとても好きです。表題作で一風変わった人助けの方法をあっけらかんと打ち明けるシーンがあり、ここは泣きました。

2014/02/09

連作じゃないけど微妙に繋がっている短編集。
読んだことあったけど、「僕の舟」が好き。黒澤が出て来るのも嬉しい。
ホントに伊坂さんの物語の緻密な構成は大好き！

2014/02/09

連作のような独立短編集のようなだけど、そのあやふやさも含めて良い。本当に伊坂は短編。心地よく騙された。

2014/02/08

読んだことのある話が3つあった。黒澤は昔あまり共感できなかったんだけど今は好きで仕方ない。年のせいなのか。そして神様についての考察というか見解はうなずける、というかいつからか自分も似たようなことを考えていた。

2014/02/08

いくつか、読んだことのある話があって、どこで読んだのかな？と思ったら「Story Seller」だった。

今回は短編が、微妙につながっているようでつながってないような、そんな感じだった。

「僕の舟」が、一番好きかな。
あんな関係、すごくロマンチック。

クワガタの話は、なるほどと思った。
私も、不運なことが続いたら、神様は今仕事中で、今に一休みしてこっちを見てくれるはずだ、と思うことにしよう！

2014/02/08

読んだことあるのもいくつかあったけど基本的に面白かった。全体としてつながりが出てくる部分もあって、単独で読んだときよりも趣きがあった。

2014/02/08

緩やかに繋がった短編集。
それぞれに趣向がこらされていたし、短い中に伊坂さんらしさがあるものばかりで、とても盛り沢山な一冊だった。

ただし、だからこそ伊坂作品は、長編の方がより話に引き込まれてエンディングの爽快感も格別なので、星は4つです。