首折り男のための協奏曲 の商品レビュー
一見バラバラに見える物語が紡ぎだす不思議なコンチェルト。 これぞ伊坂ワールド! ファンなら思わずニヤリとしてしまう仕掛け満載の短編集。 黒澤や中村にまたここで会えるとは。 掲載誌もバラバラならテーマもそれぞれという繋がりのないはずの物語が いつの間にやら不思議なまとまりを見せて...
一見バラバラに見える物語が紡ぎだす不思議なコンチェルト。 これぞ伊坂ワールド! ファンなら思わずニヤリとしてしまう仕掛け満載の短編集。 黒澤や中村にまたここで会えるとは。 掲載誌もバラバラならテーマもそれぞれという繋がりのないはずの物語が いつの間にやら不思議なまとまりを見せているのがおもしろい。 これは評価が分かれる作品集だな…と人様のレビューを覗くとやはり感想は両極端。 あとがきを読むと作者がほくそ笑む顔が目に浮かぶようだ。 私的にはこれだよっこれっ!と言いたくなる極めて伊坂的と評価したい作品でした。
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登場人物が重なりつつ視点がずれていき、別の話が展開される。世界・世の中のバランスがとれていないことへの納得のいかなさと、時に下る天罰。ねじれてつながっている時空。 不思議な短編集で、最後に伏線が回収されるのかと期待して読み進めたが、それは期待外れに終わった。 14-75
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2014年6月7日読了。 首折り男にまつわる話、泥棒の黒澤さんの話、 それらがちょっとずつ交わる話・・・という、 一応短篇集? 首折り男のキャラ設定が面白かったのと、 黒澤さんはやっぱり好きだー。素敵(*´ェ`*) あと、最後の合コンの話はすごく良かった。 読み終わった時に、微笑ましい気持ちになりました。
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本の宣伝をみると読みたいと思わせるけど、読んでみるとのめり込みにくい。伊坂さんの本はいつもそういう感想をもってしまいます。長編だとそれでも読み進めていくうちに共感することもあるけど、これはまさかの短編でした。てっきり長編だと思っていたのでちょっと残念。短編もつながりがあるようなな...
本の宣伝をみると読みたいと思わせるけど、読んでみるとのめり込みにくい。伊坂さんの本はいつもそういう感想をもってしまいます。長編だとそれでも読み進めていくうちに共感することもあるけど、これはまさかの短編でした。てっきり長編だと思っていたのでちょっと残念。短編もつながりがあるようなないようなあいまいな設定なのが余計にしっくりしませんでした。
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短編同士の「繋がり」を意識し過ぎると がっかりするかも? 全然期待していなかった最後の「合コンの話」が一番良かった、爽快。 20140604
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がっかりな感じ。伊坂作品って、たまにがっかりさせられる。過剰な期待は必ず裏切られるもの、ではあるが。
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(2014/6/2読了) 私の順番が来るまで、三ヶ月以上かかりました! これも連作短編集というのかな? 確かに、同じ人物が登場しているけど。 人物と言えば、いくつかの伊坂作品に登場している、黒澤が出ている話も有りました。 殺人、時間のねじれ、ホラー、恋愛などなど… 様々な内容が書...
(2014/6/2読了) 私の順番が来るまで、三ヶ月以上かかりました! これも連作短編集というのかな? 確かに、同じ人物が登場しているけど。 人物と言えば、いくつかの伊坂作品に登場している、黒澤が出ている話も有りました。 殺人、時間のねじれ、ホラー、恋愛などなど… 様々な内容が書かれて有り、それはそれで楽しめましたが、私としては、首折り男の大藪をメインにして、間違われた男の小笠原との二本建てでの長編を読んでみたいです。そこに黒澤を含め、他の話の人物が組み込まれていたら、もっと面白いかも! (画像は表紙では無く、目次の絵) (内容) 「首折り男」に度肝を抜かれ、「初恋」に惑って「怪談」に震え、「昆虫」は覗き見され、「合コン」では泣き笑い。「悪意」が黒澤を襲い、父は子のため「復讐者」となるー全7編、胸元えぐる豪速球から消える魔球まで出し惜しみなく投じられた「ネタ」のアンサンブル!
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不思議な感覚を感じながらも、次の展開が気になって一気に読めました。短編集で違う話なのに登場人物が一部同じで、どこで話が終わって、どこから新しい話なのか読んでて分からなくなる不思議な流れを楽しめました。
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首折り男の周辺はやっぱりいいっ! オチもきれいについてて、よくできてるな~ と何度も読みたくなる。 どのお話もそれぞれ面白く、 バラバラの依頼で書かれた ということですがなんだか繋がっていて うまい具合に一冊にまとまってお得感いっぱい。
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他の本で読んでいた話も多かったので、新鮮味はあまりなかったが、やはり『合コンの話』や『僕の舟』はよかった。 黒澤がおとぼけキャラというか、こんな口が回る人だったんだなぁと、思い出した。 けれど、人に弱みを握られてしまうようなミスをするとは。 まっとうな仕事もできるだろうけれど、や...
他の本で読んでいた話も多かったので、新鮮味はあまりなかったが、やはり『合コンの話』や『僕の舟』はよかった。 黒澤がおとぼけキャラというか、こんな口が回る人だったんだなぁと、思い出した。 けれど、人に弱みを握られてしまうようなミスをするとは。 まっとうな仕事もできるだろうけれど、やはり裏表の仕事をやってこその黒澤だよなぁとも思う。
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