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ヤンキー経済 の商品レビュー

3.1

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    7

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2014/02/14

またHONZに釣られた。 消費の主役、新保守層の正体という副題も気になった。 低成長下でそういう生き方もありと思う。幸せの形は色々。 ただ、カモにされるのはバカバカしいな。

Posted byブクログ

2014/02/14

読む前から「マイルドヤンキー」というキーワードで、「ああ、分かった、そういう切り口は確かにある!彼らのことね!」と思って読んでみた。期待に違わず非常に良くまとめられていた。 要するにこういうカテゴリの人たち向けのマーケティング用ペルソナ分析的な本なんだけど、 ・暴力的なヤンキ...

読む前から「マイルドヤンキー」というキーワードで、「ああ、分かった、そういう切り口は確かにある!彼らのことね!」と思って読んでみた。期待に違わず非常に良くまとめられていた。 要するにこういうカテゴリの人たち向けのマーケティング用ペルソナ分析的な本なんだけど、 ・暴力的なヤンキー、族ではない(そもそもその層は残滓しかない) ・男子はEXILE、悪羅悪羅系 ・地元大好き、半径5km以上行動したがらない ・地元の友だち関係が何より大事 ・新しい人間関係を築くのがおっくう ・東京郊外〜地方都市部在住 ・都心部まで電車で20分であっても出ようとしない ・学歴は「高くない」が、中卒〜私立大ぐらいまでバラつく ・「湘南乃風」と「西野カナ」の世界観 ・イオンとラウンドワンですべてが完結する ・クルマで移動したがる、電車嫌い ・ワンボックスカーに友達と乗るのが好き ・「既知のものしかほしいと思わない」現在知っているものだけから選択する ・観光にはあまり興味が無い。行っても本当に有名なところに仲間と行ったことが大事 ・PC・スマホ苦手、検索したがらない ・選択肢が多いことは苦痛でしかない ・知的好奇心はそれほどない なんかね、そーそー、って感じで。 2点すごく釈然としないものがあって、一点はそもそもこのクラスタに対する釈然としなさなんだけど、 もう一点は、切り口の問題。 まず切り口の問題なんだけど、このクラスタ(というには巨大なんだけど)、「EXILE、悪羅悪羅系」という属性を外しちゃえばもっと広くターゲット層が存在するだろうこと。ユニクロ/しまむら/イオンファッションと通販で買うEXILE/悪羅悪羅系は、同じカードの表裏でしかないだろうから。ファッションとか車のデコレーションみたいな、デティールが意味がある者はちょっと違うかもしれないし、そこは限定的にカテゴライズしていった方がエッジが立つのはわかるけど、もう少し広いゾーンの特性を、限定したペルソナで説明しているように思えるのが気になる。 「ショッピングモールから考える」あたりの切り口を交えた再整理が欲しい感じはするんだよな。 もう一点はやっぱこのクラスタに対する釈然としなさだよね。「地元の友達」概念ほど私が個人的に理解しにくいものはないし、知的好奇心の薄さと、「既知のものしか求めない」感じ、慣れてきたような気もするけどやっぱりこうして文章にされると、本当にそれはそう言い切って終わりにしてしまっていいんですかと、どーしてもモニョモニョしたものを感じてしまう。 まあ、2014年現在、興味深い本では合った。

Posted byブクログ

2014/02/11

マイルドヤンキー…不良・暴走族(70-80年代)~ヤンキー・チーマー(90-00年代)に引き続き登場した、第三世代の若者たちの生態を綴った本。 地元志向、保守的な消費性向、等身大な見栄など、あまりメディア等には登場しない低成長時代における新・保守層の実態を理解するには面白い。さ...

マイルドヤンキー…不良・暴走族(70-80年代)~ヤンキー・チーマー(90-00年代)に引き続き登場した、第三世代の若者たちの生態を綴った本。 地元志向、保守的な消費性向、等身大な見栄など、あまりメディア等には登場しない低成長時代における新・保守層の実態を理解するには面白い。さらに、著者は広告代理店の人なので、それをいかに企業のビジネスと結びつけるかについても言及しており、ビジネス書としても参考になる。 地元志向、と言ってもマイルドヤンキーたちにとっての地元とは、半径5km以内の中学校区程度のエリアを指す。東京都心に電車で数十分で出られるようなエリアに住んでいても、めったに電車には乗ろうとせずにまったりといつメン(いつものメンバー)と宅飲みや近所のモールなどで遊ぶのだ。 そんな彼らにとって私的なゾーンの延長であるクルマは必需品であるが、かといって昔のヤンキーのようにスポーツカーを改造したりしない。むしろ、仲間たちがたくさん乗れるように、ワンボックスカーをホスピタリティ溢れる形で気持よくしていくことに心血を注ぐ。 TwitterやLINEといったソーシャルメディアの使い方も、広く新しいことを知り、様々な人たちと出会い交流するためといった好奇心ではなく、仲間内で日常的な内輪ネタをやり取りする掲示板のようなものとして認識しており、ITリテラシーが低いために身内向けのネタが時々流出して炎上してしまう“バカッター”に繋がっている。 このような新・保守層とも言える若者たちは、東京都下から地方の中核都市に至るまで、広く存在している。もはや彼らにとっては、東京で次から次へと新しいコンセプトを生み出し、クリエイティブに情報発信していくといった仕事はまったく魅力を感じておらず、むしろ地元で気心の知れた家族や仲間たちと日常の思い出を重ねていくことに関心を見出している。 恐らく、今後の日本の消費を引っ張っていくであろうこの層に対して、いかに有効なアプローチを仕掛けていくのか。大量生産大量消費のモノカルチャーの先に位置づけられる企業間競争は、すでに始まっている。

Posted byブクログ

2014/02/08

現代のヤンキー像とその消費行動について。今のヤンキーは、地元思考が強く、隣町に行くことも嫌がると。確かにそんな感じがする。今のヤンキーの人達に知り合いがいる訳ではないが、仲間意識が強いこと、ファッションが昔の様子と違うことなどは、よくわかる。エグザイルが典型的な今のヤンキーという...

現代のヤンキー像とその消費行動について。今のヤンキーは、地元思考が強く、隣町に行くことも嫌がると。確かにそんな感じがする。今のヤンキーの人達に知り合いがいる訳ではないが、仲間意識が強いこと、ファッションが昔の様子と違うことなどは、よくわかる。エグザイルが典型的な今のヤンキーということらしい。

Posted byブクログ