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ヤンキー経済 の商品レビュー

3.1

124件のお客様レビュー

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2024/03/27

アメリカでのトランプ支持層と同じような心性、行動原理を持っているのじゃなかろか、と出版から10年経た初読で感じた。 都心の高感度層・高学歴層の若者との、学校・クラス内カーストをそのまま継続させているかのような、達観した棲み分け。

Posted byブクログ

2023/06/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体2014/3/6 2019年3月25日記述 原田曜平氏のよる著作。 2014年1月30日第1刷発行。 著者は1977年4月4日生まれ。 私立巣鴨高校卒。慶應義塾大学商学部卒業後、(株)博報堂に入社。 ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、 博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーに就任し、 世界中で若者研究及び若者向けのマーケティングや商品開発を行う。 2018年12月より(株)サイバーエージェントにて、 サイバーエージェント次世代生活研究所・所長に就任。 若者研究とメディア研究を中心に、次世代に関わる様々な研究を実施。 twitter等での発信も多い。また、実際の若者たちと 広告・プロモーション開発までを担う予定。 2003年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。「さとり世代」、 「マイルドヤンキー」、「伊達マスク」などの流行語の名づけ親。 主な著書に「さとり世代」「ヤンキー経済」「これからの中国の話をしよう」 「力を引き出す」「平成トレンド史」「若者わからん」 「それ、なんで流行ってるの?」等がある。 2019年1月より、渡辺プロダクションに所属し、 現在、TBS「ひるおび」フジテレビ「アオハルTV」 「新週刊フジテレビ批評」日本テレビ「バンキシャ」レギュラーとして出演。 また、「ホンマでっか!?TV」にも出演中。 今どきの地元族、ヤンキー層の変化に関して 分析し述べた本。 昔ほど尖っていない地元ヤンキーの生態、考え方が ある程度見えてきた。 オタク層よりも消費をするし、企業にとっても優良な顧客なのだ。 印象に残った部分を列挙してみると 今のヤンキーたちは、気さくにインタビューに応じてくれるなど全体的にいい人が多く、やさしくマイルドになってきているのです。 犯罪に手を染める人も減っていますし、社会や大人への反抗心をむき出しにする人もめったにいません。 地元族 見た目はまったくヤンキーでなくなっています。 地元のファミレスや居酒屋や仲間の家でダラダラ過ごすのが大好きです。 しかし、内心ではEXILEの放つ多少のヤンキー性には憧れを持っていたりするのです。 地元の活動範囲 5km四方 マイルドヤンキーはパチンコやスロットをやっている人や喫煙者、お酒や車やバイクに興味が残っている人の比率が同世代の周りの人と比較して高い 上京志向がなく、地元で強固な人間関係と生活基盤を構築し地元から出たがらない若者たち=マイルドヤンキー 彼らが大事にしているのは、生まれ育った土地に根ざした同年代の友人たちと、そこで育まれてきた絆意識、家族と地域を基盤とした毎日の平穏な生活。 それこそが、彼らにとって最も価値のあるものなのです。 彼らは郷土ならではの魅力を感じて地元を好んでいるわけではないのでどこの土地でも置き換え可能な、カタカナの「ジモト愛」と名付けてもいい感覚を強めていると言えるでしょう。 具体的に地元のどこが好きなの?と聞いてみても、 大して答えられない人がほとんどです。 回答が出てくるとしても「地元友達がいるから」という答えが圧倒的に多く、郷土の具体的な良さ--名産品、郷土史、名士のエピソードなどは全く出てきません。 マイルドヤンキーはITへの関心が低いことから、ネットで情報収集することを面倒臭がる傾向にあります。 困らない程度に稼げて、地元の友人との時間をちゃんと確保できればそれでいい。忙しくなりすぎるのは嫌。彼らの意見は概ねそんな所です。 かつてヤンキーの憧れだった矢沢永吉の「成り上がり」精神は今やどこにも見当たりません。低位でもいいから安定したい。 都会に出てストレスを受けたりリスクを負ったりするくらいなら地元で仲のいい友人とともに穏やかな生活を送りたい。マイルドヤンキーは「野望をあまり持たないヤンキー」です。 レディー・ガガや孫正義さんと一般人がつながり、会話ができる そんな理念を掲げて広がったソーシャルメディアですが、マイルドヤンキーに限って言えば、そうした理念とはむしろ真逆で、地元友達との連絡掲示板として使用しているに過ぎないのです。 嘘、約束破棄、遅刻、ドタキャン、空気が読めないこと等の良好な友達付き合いに亀裂を走らせる行為は最大の悪行なのです。

Posted byブクログ

2022/02/10

タイトルと自らの想定の不一致がありました。 ヤンキー化する経済の話かと思いきや、ヤンキーの変遷、特に経済に関する内容でした。

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2021/08/13

うーん。仮説段階かと。あらたな消費者層というより、古い消費者層と層の生き残り。 喫煙率のように、一般人の統計ととマイルドヤンキーを比較して、ヤンキーは喫煙率が高い、みたいなのは説得力あるけれど。 ヤンキーは東京や海外に行きたがらない、行きたいところのイメージが安直、ディズニー...

うーん。仮説段階かと。あらたな消費者層というより、古い消費者層と層の生き残り。 喫煙率のように、一般人の統計ととマイルドヤンキーを比較して、ヤンキーは喫煙率が高い、みたいなのは説得力あるけれど。 ヤンキーは東京や海外に行きたがらない、行きたいところのイメージが安直、ディズニーランドが鉄板、車のスライドドアを好む、車内での会話を楽しむ、五万円の収入アップを狙う、ちょっと調べればわかることを調べない、などなど、書き連ねてある諸々は、低学歴全般、もしかすると並みの学歴や高学歴の普通の人たちにもいえることではないか。ようは、マスメディアの情報と友達の情報を鵜呑みにしてるという観点で。統計的な比較がないのでなんともいえない。 ヤンキー向け商品やサービスのアイデアが書いてはあるが、そもそもマイルドヤンキーなるものが市場のどれくらいの割合なのか推計もない。おそらく、ごくわずかだろう。判断するに、情報不足である。

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2020/05/28

マイルドヤンキーが今の消費を支えてる、その仕組みや例を用いて書いてあります。大学生から社会人にオススメです。

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2019/09/15

彼らは知らないことを努力して知ろうとしません。頑なに、現在知っているものの中から選択しようとします。 この一文に凝縮されている。。

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2019/09/01

今の若年層にが自民支持が多く、不便ない世の中に変化を望まないことに対し、何となくモヤモヤ感を感じていたけれど、マイルドヤンキー層の思考もその一因であるんだと感じた。 本の後半は、アイデアばかりで、あまり見所はないが、ヒアリングを踏まえた彼らの実像炙り出しはなかなか興味深かった。

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2019/08/20

僕の年齢だと、まだ暴走族やあぶない不良がいた時代を通っているが、極力関わらないようにしていたので、自分と接点のない人たちの行動が読めておもしろかったが、 タイトルではさも学問チックに「ヤンキー経済」などと書かれたタイトルも、そこまで内容は深くないです。浅いです。 なにがしの教養と...

僕の年齢だと、まだ暴走族やあぶない不良がいた時代を通っているが、極力関わらないようにしていたので、自分と接点のない人たちの行動が読めておもしろかったが、 タイトルではさも学問チックに「ヤンキー経済」などと書かれたタイトルも、そこまで内容は深くないです。浅いです。 なにがしの教養として読むのなら、適当に斜め読みでいいと思います。

Posted byブクログ

2019/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

広告代理店勤務の著者が流行語を狙ったとしか思えないような内容の薄っぺらさに驚く。 世代論を語るのなら、対象世代以外との比較があってしかるべきだし、対象世代を論じるには調査母数が少なすぎるという中途半端なトンデモ本です。 細かく分析しながら、結局何も生み出さない本、とは言いすぎでしょうか?

Posted byブクログ

2019/06/12

バブル、ロスジェネ世代には理解に苦しむ思考であるが、本人たちはいたって普通。これが今の若者の一側面だと思うと非常に興味深い。自分たちの価値観を押し付けるのではなく、理解して幸せになる方向を見出していくことがいいのかな。 しかし、自分がみてもチャレンジ精神、外向き思考なさ過ぎ。。

Posted byブクログ