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ヤンキー経済 の商品レビュー

3.1

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    7

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2019/02/10

5年前の本だけれども、今も通用するのかしら。 正直、私は著者と同じロスジェネ世代でかつ、地元を出てしまっている人間なので、マイルドヤンキーと呼ばれる人たちの気持ちは理解できなくもないが、共感はできない。 著者はリテラシーとコミュニケーション能力と言う軸で、若者を「エリート」「オタ...

5年前の本だけれども、今も通用するのかしら。 正直、私は著者と同じロスジェネ世代でかつ、地元を出てしまっている人間なので、マイルドヤンキーと呼ばれる人たちの気持ちは理解できなくもないが、共感はできない。 著者はリテラシーとコミュニケーション能力と言う軸で、若者を「エリート」「オタク」「ギャルサー」「マイルドヤンキー」に分けるけれどもその比率ってどんなもんなんだろう? 地元に属さない私にはマイルドヤンキーはレアな存在に感じてしまう。EXILEは確かに売れていたが、購買層にマイルドヤンキーを含んだだけで、マイルドヤンキーでEXILEが売れたと言えるのだろうか。とかマイルドヤンキーへの訴求ってのが本当に魅力的なの?と言うあたりに多少の疑問が残る。

Posted byブクログ

2019/01/20

あれ?この表紙岩波新書?と一瞬思ってしまうが、幻冬社新書である。 昔、不良と言えば私の中では、横浜銀蝿と風雲たけし城に出てくる的場浩司率いる「バックれんなよ」のイメージだったのだが、おばさんになり勤めはじめた中学の俗に言うワルな子たちはエグザイルみたいでなんかホストみたい?かつ...

あれ?この表紙岩波新書?と一瞬思ってしまうが、幻冬社新書である。 昔、不良と言えば私の中では、横浜銀蝿と風雲たけし城に出てくる的場浩司率いる「バックれんなよ」のイメージだったのだが、おばさんになり勤めはじめた中学の俗に言うワルな子たちはエグザイルみたいでなんかホストみたい?かつてのあの不良たちは?この30年ほどに何が?と、経済の部分はさて置きその変遷がとても気になっていたのだが、本書を読んで大人の世情や経済的要因が、多感な時期の子どもに与える影響も垣間見えた。 子どもの頃、深夜、ヴーンヴーンという騒音が遠くから聞こえて目が覚めることがしばしばあり、あれは近くの産業道路を爆走する暴走族の爆音だったのだ、と随分後になって気がついたのだが、今はその暴走族もほぼ姿を消した。 本書の中の対談で、筆者の友人の元暴走族のK君が「変な言い方だけど、暴走族がいると悪いことが減るんだよ。暴走族が一軍だとすると、二軍、三軍の不良は、一軍が怖いからそこまで悪いことができなかった。今は一軍の暴走族がいないから、二軍、三軍が遠慮なく悪いことをしちゃってる。」と言っているのが印象に残った。 筆者がちょっと上から目線で書いている気がして、そこが引っかかる。2019.1.20

Posted byブクログ

2018/10/09

マイルドヤンキーという言葉を初めて知った.上手くまとまっている.実は現状維持でも凄い時代.特徴的な上"京”志向のなさというのは納得.think globally act locallyが大事だな.

Posted byブクログ

2018/10/09

博報堂ブランドデザイン若者研究所の著者による現代若者論。地元を離れたがらずITへの興味がなくITスキルも低く、上昇志向を持たず現状維持を目指す。そんな若者が増えているという話。取材に基づいた事実の積み上げによる論のため読んでいて納得感が高い。定量的な評価がないためその市場がどの位...

博報堂ブランドデザイン若者研究所の著者による現代若者論。地元を離れたがらずITへの興味がなくITスキルも低く、上昇志向を持たず現状維持を目指す。そんな若者が増えているという話。取材に基づいた事実の積み上げによる論のため読んでいて納得感が高い。定量的な評価がないためその市場がどの位あるのかつかめないがこの市場に向けて手を打つのは面白そう。というか伸びている企業は既にお見通しの事実なのかも?

Posted byブクログ

2018/04/30

もう4年も経つ本だが、まだまだなるほどね、と最近の(?)というか、昭和生まれの自分とは全く違う世代のの考え方、生き方のバックグラウンドを理解することができて読む価値があった。そういう世代に対して、可能性のあるビジネスマーケティングのネタをあげている部分は、まあどうでもよかった。

Posted byブクログ

2018/04/04

さとなおさん推薦 社内向け研修で薦めて頂いた一冊。マイルドヤンキーという定義が面白い。読んでいて地元のメンバーが思い浮かんだ。5月に同窓会するみたいなのでそんな様子を垣間見れるかな?

Posted byブクログ

2018/02/12

「これからの消費を支える大切なお客さま」的な言い方をしている割にマイルドヤンキーに対するリスペクトが微塵もない。 人の意思や行動をヌーの大群のそれと同様に捉え、その向かう先を予測するマーケティングという分野が、少し怖い。 調査結果が身近なマイルドヤンキーの考え方を見事に言い当てて...

「これからの消費を支える大切なお客さま」的な言い方をしている割にマイルドヤンキーに対するリスペクトが微塵もない。 人の意思や行動をヌーの大群のそれと同様に捉え、その向かう先を予測するマーケティングという分野が、少し怖い。 調査結果が身近なマイルドヤンキーの考え方を見事に言い当てているその鋭さも、また怖い。

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2017/12/18

時代が懸念していたのとは逆の保守的な層があるというような話なのだけれど。時代の衣を着てはいるが突飛な話に思えなかった。割とオーソドックスな日本人論に見える。見立てや括りとしては面白い幸福度が高いであろう点も見逃せない。あとはそれでいいのか? というような疑問を適切に持てるかどうか...

時代が懸念していたのとは逆の保守的な層があるというような話なのだけれど。時代の衣を着てはいるが突飛な話に思えなかった。割とオーソドックスな日本人論に見える。見立てや括りとしては面白い幸福度が高いであろう点も見逃せない。あとはそれでいいのか? というような疑問を適切に持てるかどうかだと思う。幸福を感じつつ、それを脅かす資本家サイドの横暴にどう抵抗し、良識ある生活を意識できるかただ、トレンドがそれを証明しているように見えるがそれ故に、風船のような軽さを感じるのが微妙な所。博報堂の人らしいマーケティング分析はこんな風に分析しているのかという感じだった。こういう世帯、世代が増えるのかわからないけれどいい面悪い面という意味ではわかりやすかった。

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2017/07/05

社会学的なアプローチ?な感じがする。 フィールドワークに出て、マイルドヤンキーという族種の人たちがいる。 その人たちは、こんな人々。と語っている。 あくまでフィールドワークが中心であり、そこからの打ち手が描かれているが今ひとつピンとこない。 もっと数字を出してくれないと、この本...

社会学的なアプローチ?な感じがする。 フィールドワークに出て、マイルドヤンキーという族種の人たちがいる。 その人たちは、こんな人々。と語っている。 あくまでフィールドワークが中心であり、そこからの打ち手が描かれているが今ひとつピンとこない。 もっと数字を出してくれないと、この本を読んだからといって、すぐにこのターゲット層にアプローチできるとは思えない。ターゲット像も母数もわからないので、想定売上が立てられない。 あくまで、こういう民族がいるぞ!という発見に対する示唆があったのかも。周りを見れば、まあいるよね。とも思うが出版年から年月が経ったからかな。

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2017/06/01

現在のヤンキーは昔と比べ、ファッションも精神もマイルドな「マイルドヤンキー」というものに変わってきているらしい。彼らは地元愛に溢れ、限られた仲間と限られた場所での生活を望む。一旗揚げようという上昇志向も希薄で、悪く言えば、昔に比べ、保守的でゆるい感じ。 まあそれが決して悪いってこ...

現在のヤンキーは昔と比べ、ファッションも精神もマイルドな「マイルドヤンキー」というものに変わってきているらしい。彼らは地元愛に溢れ、限られた仲間と限られた場所での生活を望む。一旗揚げようという上昇志向も希薄で、悪く言えば、昔に比べ、保守的でゆるい感じ。 まあそれが決して悪いってことではないけど、ヤンキーも色々と変化を遂げているらしいと。 著者はそんなマイルドヤンキー層に着目。その動向を調査し、彼らに合ういくつかの消費アイデアを出している。地元愛や仲間意識をキーワードにすれば、別にヤンキー層に限定する必要はないとは思うけど。 この本を読んで感じたのは、ヤンキーというよりも、若者全体で意識や精神、ファッションも変化してきているという至極当然な時代の変遷を感じた。 こういう本が出ると「気合が足りない」とか、過去の自分の悪さを武勇伝なり正当化なりして語り出すオッサンが必ず現れるのも面白い。

Posted byブクログ