いつまでもショパン の商品レビュー
岬洋介シリーズ。 ポーランドで開催されるショパン・コンクールでの話。 コンクールのすぐそばにはテロ事件の恐怖もあり…。 今回の話の中心はヤン・ステファンス。 彼のコンクール参加と周囲の出来事を経て心の成長を綴ったかたちになってました。 人の心に触れる音楽。成績よりもっと...
岬洋介シリーズ。 ポーランドで開催されるショパン・コンクールでの話。 コンクールのすぐそばにはテロ事件の恐怖もあり…。 今回の話の中心はヤン・ステファンス。 彼のコンクール参加と周囲の出来事を経て心の成長を綴ったかたちになってました。 人の心に触れる音楽。成績よりもっと偉大なもの。 それを最後に教えられた気がしました。 岬洋介は主人公というよりは、それを支える名脇役。 今回もそれを現した作品でした。
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音楽を通して自分と向き合うシーンは、学生時代を思い出し懐かしく感じた。自分の中にあるきまった理想や考えを、少しでも変えることで楽になることもあるかもな、と思った。 また、ショパンの曲を聴いてみたいと思った。
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世界一有名といわれているショパンコンクールが、残虐な殺人事件とテロに巻き込まれながらも開催されます。そのような状況での音楽家たちの強くて切ないピアノへの思いと、音楽の描写が細やか。ピアニストの仲道郁代さん監修!『さよならドビュッシー』続編です。 https://opac.sho...
世界一有名といわれているショパンコンクールが、残虐な殺人事件とテロに巻き込まれながらも開催されます。そのような状況での音楽家たちの強くて切ないピアノへの思いと、音楽の描写が細やか。ピアニストの仲道郁代さん監修!『さよならドビュッシー』続編です。 https://opac.shodai.ac.jp/opac/volume/539673?current=1&q=%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%82%82%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3&total=1&trans_url=%2Fopac%2Fsearch%3Fcount%3D20%26defaultpage%3D1%26defaulttarget%3Dlocal%26order%3Drecommended_d%26q%3D%25E3%2581%2584%25E3%2581%25A4%25E3%2581%25BE%25E3%2581%25A7%25E3%2582%2582%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2591%25E3%2583%25B3
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【再読】「合唱」を読んだら読み返したくなって、読んでみた。そうそう、初期はこんな感じだったなぁ。やっぱり「合唱」は音楽成分がかなり弱めだなぁ。 2020/7/13読了
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岬洋介シリーズ第3弾。 今回の舞台は海外が舞台だったので、すごく新鮮な気持ちで読みました。 ショパンコンクールについても詳しく分かり、 本当にコンクールを聴いているような気分になるような演奏描写が素晴らしかったです。 そして、ミステリーの部分も凄かったです。 犯人の見当がつかず、...
岬洋介シリーズ第3弾。 今回の舞台は海外が舞台だったので、すごく新鮮な気持ちで読みました。 ショパンコンクールについても詳しく分かり、 本当にコンクールを聴いているような気分になるような演奏描写が素晴らしかったです。 そして、ミステリーの部分も凄かったです。 犯人の見当がつかず、最後まで読んでいたので 真実を知って驚きました。 「おやすみラフマニノフ」に出てきた登場人物のその後も知れて、満足な1冊でした。
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ミステリ かかった時間 120分くらい? 中山七里にはいろいろあるが、正直、変に社会派のものやグロいものより、このピアニストシリーズと司法系シリーズのものが好きだ。 あとがきでピアニストが、ふつう音楽の描写はゆっくりと、事件の部分はスピーディーに書くものだと思うが逆じゃない?と...
ミステリ かかった時間 120分くらい? 中山七里にはいろいろあるが、正直、変に社会派のものやグロいものより、このピアニストシリーズと司法系シリーズのものが好きだ。 あとがきでピアニストが、ふつう音楽の描写はゆっくりと、事件の部分はスピーディーに書くものだと思うが逆じゃない?と述べていて、なるほどと思った。 個人的に、「覚醒モノ」も好きなので、よりよい。 ちなみに、犯人は、2人のうちどちらかかな?という予想をしていたが、全く違った笑笑 まあ、ミステリだもんな。推理小説ではないもんな。
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演奏の描写は相変わらず凄まじい。エンタメだとしても岬洋介があまりにチートで少し興醒めして点が辛くなった。
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岬がショパンコンクールへ。突発性難聴という演奏家には 致命的な病気を持ちながら、最後まで突き進む。 ヤンというポーランドの国の威信を背負った若者がメインで登場する。 そこにアルカイダのテロが絡む。 ただ そのテロリストの名前は「ピアニスト」果たして誰だ! その謎が解明されないとこ...
岬がショパンコンクールへ。突発性難聴という演奏家には 致命的な病気を持ちながら、最後まで突き進む。 ヤンというポーランドの国の威信を背負った若者がメインで登場する。 そこにアルカイダのテロが絡む。 ただ そのテロリストの名前は「ピアニスト」果たして誰だ! その謎が解明されないところで、最後までコンテストは続く。 岬はせっかくファイナルでのコンチェルトの最終楽章で難聴が発生。 曲が突然終わるが、そこで一服置いて弾いた曲がノクターン。 これが世界の電波に乗ってアフガニスタンでのバスの人質救出時に一瞬の休戦をもたらす。岬はコンテストから除外されたがパキスタン大統領から栄誉のメッセージが世界へ! 素晴らしい、終わりかたであった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2020年2月読了。 『どこかでベートーヴェン』を先に読んでいましたが、最初のネタバレはすっかり忘れていたのでハラハラしながら読めました。 (この後『ベートーヴェン』を読み直したらすごいネタバレ!) ステファンス家の重圧に囚われてるヤンの視点から、コンテスタント達の思惑や内面が語られ、演奏のシーンでは各々の熱い思いがこっちにまで向かってくるような緻密な描写が素晴らしかった。 特に岬がマリーのために弾いたノクターンはじんとしました。 (ミステリ要素は薄かったと思うので、音楽小説としての評価) 今年はショパンコンクールの年なので、ワルシャワにヤン、岬、アリアーヌ、榊場たちのようなコンテスタントが集まると思うとドキドキします。
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岬洋介シリーズ第3弾。岬がポーランドのショパンピアノコンクールに出場する話。前作までと同じく演奏シーンの描写はいい。ただ、前作までと比べて音楽シーンが多く、ミステリーの色合いは少ない。もう少しミステリー部分が多い方が良かったのでは。
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