マザーズ の商品レビュー
私やユカのように10代の頃からずっと混乱しているような人間は、意外にも育児という混沌に巻き込まれずに我が道を進めるのかもしれない
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母の愛、母性 という言葉から一般的にイメージされる美しさ?清らかさ?とは一線を画す身勝手で無茶苦茶な母親たち。 子どもいるのに、最低。って断罪するのは簡単だけど、母親ってのはそれでも子どもを産みボロボロになっても育てている壮絶なサバイバルなんだよ!オラ!!とぶん殴ってくるような質...
母の愛、母性 という言葉から一般的にイメージされる美しさ?清らかさ?とは一線を画す身勝手で無茶苦茶な母親たち。 子どもいるのに、最低。って断罪するのは簡単だけど、母親ってのはそれでも子どもを産みボロボロになっても育てている壮絶なサバイバルなんだよ!オラ!!とぶん殴ってくるような質量を感じた。
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すごい この作家の小説を読むたびこのひと言が出てくる 語り手一人の一人称小説に最近感動したばかりだったので、三人語り手がいることにネガティブな感覚を持って読み始めた そしてこれだけの物語を語ろうとしたらとても一人ではできないと妙な納得の仕方をした 読み終わったあと、妙にわかった...
すごい この作家の小説を読むたびこのひと言が出てくる 語り手一人の一人称小説に最近感動したばかりだったので、三人語り手がいることにネガティブな感覚を持って読み始めた そしてこれだけの物語を語ろうとしたらとても一人ではできないと妙な納得の仕方をした 読み終わったあと、妙にわかったような解説をされてもと、解説を読みたくないと思った 解説を書くのにも勇気が必要だったろうなと思いながら、まあ読んだけど 一つだけ、何故殺してしまったのだろうとの気持ちが残る 次の章で死んでしまったことが書かれていて、それが小説の多重構造的な書かれ方で面白かったが、殺さない物語もあったのではないかと今も思う 読みながら「君は赤ちゃん」ってどんな内容だったか気になり始めた あとで読もう
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私には金原さんは合わないだろうなぁと、、、読まず嫌いで、一冊も読んだことがありませんでした。 ともちんやおびのりさんのレビューを読んでいて、何か一冊くらいはと思い、おびのりさんのレビューが超絶カッコよかったこの作品を購入しました。 序盤は、芥川賞作家らしい??言葉選びが私には...
私には金原さんは合わないだろうなぁと、、、読まず嫌いで、一冊も読んだことがありませんでした。 ともちんやおびのりさんのレビューを読んでいて、何か一冊くらいはと思い、おびのりさんのレビューが超絶カッコよかったこの作品を購入しました。 序盤は、芥川賞作家らしい??言葉選びが私には馴染めず、超苦戦(-。-; 良い意味で想像通りでございました( ̄▽ ̄;) 子供を保育園に預ける3人の母親を順番に描いているのですが、この女性たちがとにかく私は苦手(~_~;)全員苦手。 麻薬に、虐待に、不倫。。。 普通の人はおらんのか!? 母としての役割や、社会から押し付けられる「母らしさ」みたいなものに苦しむ姿が描かれていますが、私の想像通り、鬱々とした黒い液体みたいなものが、私の中にドロドロと入ってきて侵食していくような、何とも重怠い気持ちになりました。 何でこんな不愉快なこと書くんだろ? 何でこんなに気持ち悪い表現するんだろ? 、、、なんて思いながら読んでいたのですが、途中からムキになって読んでいる私がいました。 登場人物嫌いなのに、誰1人として感情移入できないのに、、、 それなのに分かるんです。ある日突然母にされてしまった気持ちが。 子供が産まれて、いきなり母親やれって、全ての家事育児を母親に押し付けられたって、出来るわけがないんです。 子育てしていた当時の孤独感、責任感、心配、喜び、感動、何もかもが蘇ってきました。 私の子育ては、この3人とは何もかも違うのに。それなのにあの頃がぶわっと頭の中に思い浮かんでくるんです。 そのくらいリアルだったということなのだろうな。。。読んでいてどんどん息が苦しくなってくるような読書体験でした。 本を読んでいてこういう気持ちになるのも珍しいです。マラソン走ってきたかのような疲労を感じました。 ぜーぜーぜーぜーε=( ̄。 ̄;)フゥ 私には超絶合わない本ですが、とても低評価はつけられない。そんな本でした*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
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2011年 ブランチブックアワード大賞 2012年 第22回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞 すでに刊行から10年以上が経った作品。 おそらく当時まだ30歳前後だった金原ひとみが描いた、母性への反逆、あるいは抵抗、そしてその意識そのものへの肯定の物語かと思う。 三人の母親た...
2011年 ブランチブックアワード大賞 2012年 第22回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞 すでに刊行から10年以上が経った作品。 おそらく当時まだ30歳前後だった金原ひとみが描いた、母性への反逆、あるいは抵抗、そしてその意識そのものへの肯定の物語かと思う。 三人の母親たちの視点から語られるのは、夫婦や育児をめぐる友情の裏にある本音であり、社会的には語られにくい感情の数々。 解説で高樹さんも触れているように 本作は「社会の常識に反した本音の箱の蓋を開けた」作品ー 高樹さんの解説を省略しすぎているけど おおよそこんな感じで良いと思う。 ただ、読んだ方ならわかる通り、彼女たちの本音はあまりに闇が深く、欲深い。 ここまで願望に左右される生き方は、当事者にとっても相当に辛いはずであり、現実の母親たちは本当にここまで欲深いのだろうか、という疑問も浮かぶ。 それでも、孤高のまま子どもと向き合い続ける時間の中で、精神のバランスを崩しそうになる瞬間があることは確か。 誰にも頼れない時間に絶望することさえある。 そうした極限状態でふと聞こえてくる「悪魔のささやき」的な意識。 本作に描かれる過激な本音は、決して恒常的な意識ではなく、その刹那に現れる悪意の表現として読み取りたい。 実際に、この小説の母親の一人のように その一瞬が現実となり、子どもに取り返しのつかないことが起きてしまった人たちの苦しみを知っているからこそ、なおさらそう感じる。 子育てという時間を経た今だからこそ、共感だけでも否定だけでもなく、距離を保ちながら考えさせられる一冊だった。
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たっぷりの読み応え。愛する我が子を憎らしく思ってしまう気持ちなど、母たちの葛藤が痛々しく伝わってくる。すごく良かった。
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電車で読んでて物理的にくらくらして、あ、立ちくらみするってなって本閉じた。それくらいの凄み。 p152「セックスって全肯定だからね。全肯定って暴力だからね」 p174「そうそう、手が綺麗って言われてさ」 「うん?」 「そのコンビニの店員の女の子にさ、金払う時、手綺麗ですね、って」 「ほんとに?どんな風に言われたの?」 「うわー、って感じでほれぼれしてたよ。見る?って手出したらいやいや、って笑われたけど」 笑いながら、ほら、女の子ってみんな男の手が好きなんだよ、と言った。私は待澤と出会った十五の頃から、待澤の手が好きだと言い続けていた。 p210 毎週ジャンプを読んでいる男とか、アウトドアが好きな男とか鏡の前で筋肉を強調するポーズを取る男とか女子高生もののAVが好きな人とか、そういう男と付き合うべきだったのだと。 p400 絶望して初めて、人は起爆できる。 p526 きっと皆私の自殺を心配しているだろうと思った瞬間、私は自分の不倫が何を意味するのか、分かった気がした。皆が私の自殺を心配して連絡を取ろうとしている時、夫でない男と抱き合っている事なんだと、そういう事なんだと、そんな風に思った。 p537 例えば高熱を出している人が小説を読まないように、裸族には小説が必要ないように、少なくとも友人の子供の死を知ったあの瞬間、私には小説が必要なくなったのだ。
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発売当初の自分が母親になっていない状況で読んだら、また違った感想を持ちそうだけど、母になって8年経っているとなんかもうヒリヒリするくらい3人の気持ちがわかって。 赤ちゃんから3歳までの育児って孤独も感じるし、しんどいし、ちょっとでも母親が気を抜けないというか思い詰めちゃう感じは往々にしてあり、真面目すぎる母親はきついなと思う。 だからといって、不倫していいとか虐待していいとかクスリやっていいというわけでもなく。 でも母親が発散させる場所は絶対的に必要なんだよな。 五月は弥生を亡くしたし、涼子は一弥と離れて暮らし、ユカは再婚相手との2人目の子どもを妊娠しているって不思議な結末で、でも因果応報というか、それぞれ痛みを伴ってご都合主義ではないなと思った。
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子どもを同じ保育園に通わせる3人の母親目線で それぞれ話が進んでいく。 3人の母親は環境も違ければ、職業も違う。 600頁越えと中々にボリューミーな本書だが、 物語に引き込まれていった。 虐待描写や性描写などが鮮明に書かれているため 読みながら息が苦しくなった。 でも、子ども...
子どもを同じ保育園に通わせる3人の母親目線で それぞれ話が進んでいく。 3人の母親は環境も違ければ、職業も違う。 600頁越えと中々にボリューミーな本書だが、 物語に引き込まれていった。 虐待描写や性描写などが鮮明に書かれているため 読みながら息が苦しくなった。 でも、子どもを育てたことのある母親なら 共感できる部分が多いのかもしれない。 1人の子どもを育てる母親は本当に強くて 愛情を強く持っていることに改めて感じた。 反対に憎しみも。 子どもを育てる時には母ひとりでは限界がある。 周りの協力が必要不可欠だなと痛感した。
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とても好きです。 休日を使って一気に一日で読み終わりました! この本をきっかけに新しい視点が増えました。親ならばこうあるべきと思っていた価値観が、親も人なのだと改めて実感させられました。 とても良い学びにもなる小説でした。
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