超訳百人一首 うた恋い。(4) の商品レビュー
今回は、時間を超えて、やるせない思いをという短編が多く情緒的な恋が多かった。 紀貫之が阿古久曾(あこくそ、幼名)と内教坊(ないきょうぼう)の妓女・椿のお話が、好きかも。
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小倉百人一首 こういう編集面白いなあ 藤原氏の陰で消えていった氏 なるほどなあ スポットの当て方が興味深い ≪ 藤栄え 枯れ木の氏も 名を残す ≫
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前巻に引き続き。 どの話も切ない……のは言うまでもないとして、うた恋いシリーズはそういったままならぬ恋以外に、人生の無常感みたいなものが根底に流れている気がする。 どの巻でもそれとなくはあったけど、道真が貫行にかけた言葉を見て強く思った。 自分でどうすることもできない問題の前に...
前巻に引き続き。 どの話も切ない……のは言うまでもないとして、うた恋いシリーズはそういったままならぬ恋以外に、人生の無常感みたいなものが根底に流れている気がする。 どの巻でもそれとなくはあったけど、道真が貫行にかけた言葉を見て強く思った。 自分でどうすることもできない問題の前に、何かを、恋を、手離さざるを得なかった歌人たちの思いがいまも残っている。 ふつうにおちゃらけた感想としては、忠岑が格好良すぎる。気がまわるどころの話じゃない。 小野兄妹はかわいい。主に妹。しかし冷静になって考えると、17歳年下の妹かつ生徒に手を出すって相当だと思う。こうして書いてるうちになんだかうた変の道雅と当子思い出してきた。 貫行と椿。やっぱり悲恋なんだけど、最後にちゃんと貫行が気づけてよかった。ほんとうによかった。ところで、椿市の宿は紫文のと同じなのか。 色々書いたけど、いちばん好きなのは4コマの躬恒だ。貫行との掛け合い面白すぎる。
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和歌の造詣ないので、どこまでが史実でどこからが創作なのかわからない…けど相変わらずわかりやすいし面白い。 今回は藤原家以外にスポットを当てる、という切り口が明確なのも良かった。
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今までもそうだったから、今回こそはやめておいたほうが利口だとぐずぐず迷った末結局読んじゃって、予想通りになってる。 このシリーズは読んだ後に凹みます。 少なくとも私はしばらく鬱になります。悔し泣きします。 こんな劇的で理想的な美しい恋愛、選ばれた運のいい人にしか絶対できないもの。
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藤原家に隠れて消えていった人々の歌を取り上げている。 小野篁が無口で素敵。 そして貫之が可愛くてねじくれてて大好き。 屈折した人、大好きです。 やっぱり好きだなー。このシリーズ。 百人一首、ちゃんと読んでみようかな。
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藤原氏以外の氏族にスポットが当てられている巻。紀貫之の甘えたな和歌と椿の包み込む愛。紀貫之と菅原道真の関係を描いたり遣唐使に絡む話もあったり、うまく繋いでいる。やはり少し寂しい雰囲気もあるような。来年こそは小野篁ゆかりの御朱印を頂きたいと心に決めた。
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表紙を見たときから「黒髪目つき悪いイケメン・・・」と思っていましたがちょういいキャラクターしていました。 四巻収録のお話どれもすごい好きだな~~
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普通4巻ともなれば、マンネリ化する等どこかしらだれてくるものですが、これは全くその気配がありません。寧ろ更に魅力が増しています! 個人的には今回の中心である貫之の話が一番好きです。貫之元祖ネカマ説をこう持ってきたんですね、面白いです。 そして相変わらず切ない…でもそれがまた良い。...
普通4巻ともなれば、マンネリ化する等どこかしらだれてくるものですが、これは全くその気配がありません。寧ろ更に魅力が増しています! 個人的には今回の中心である貫之の話が一番好きです。貫之元祖ネカマ説をこう持ってきたんですね、面白いです。 そして相変わらず切ない…でもそれがまた良い。 余談ですが、専攻がもろ被りの自分にとっては、先行研究を読むにあたって稀にうた恋の元ネタに突き当たることがあるので、相乗効果で楽しめて嬉しい限りです(笑)
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残されたかけらがあることもすごいし、それを読み解いてそこからまたキャラクタと物語として作り上げて人の営みをこんなに愛おしく感じさせられるってほんとに杉田先生すごい・・・すごいよ・・・
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