誕生日を知らない女の子 の商品レビュー
「自分は生き地獄に生まれてきたと思っている。乗り越えられる力を……、そんなの、何の意味がある?意味付けしていたらバカバカしい。」沙織さんの言葉が心に残った。それでも逃げてないじゃない。悩んで考えて乗り越えようとしてるじゃない。虐待の連鎖という言葉の意味を考えさせられる。許される事...
「自分は生き地獄に生まれてきたと思っている。乗り越えられる力を……、そんなの、何の意味がある?意味付けしていたらバカバカしい。」沙織さんの言葉が心に残った。それでも逃げてないじゃない。悩んで考えて乗り越えようとしてるじゃない。虐待の連鎖という言葉の意味を考えさせられる。許される事ではないと思う。でもその闇は重く深く抜け出す事がどれ程困難なのかが少し知る事ができた。多分、配偶者の愛だけでは闇は晴れないのだろう。親から受けるべき愛 。何をもって補えるのかな。
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今までにも何冊か、虐待を受けた子供たちについて書かれた本は読んだことがある。 里親が書いたもの、治療者が書いたもの、虐待の被害者本人が書いたもの、そのいずれもあったが、すべてに共通していたのは、人は幼少期に絶対的な庇護を受けて育つことで、初めて人間としての根幹が作られること、それ...
今までにも何冊か、虐待を受けた子供たちについて書かれた本は読んだことがある。 里親が書いたもの、治療者が書いたもの、虐待の被害者本人が書いたもの、そのいずれもあったが、すべてに共通していたのは、人は幼少期に絶対的な庇護を受けて育つことで、初めて人間としての根幹が作られること、それが欠落してもたらされる影響は恐ろしく根深いこと、そして、虐待者の多くが、やはり同時に被虐待児であったということだ。 どこかでこの負の連鎖を断ち切らなければいけない。 深く傷ついた心を癒し、家族の温かさと生きる喜びを知ってほしい、そのために奮闘する、医療者、福祉司、児童養護施設のスタッフ、教師、そして里親の方々。 どんなに悲惨な過去を背負わされた子供でも、適切な援助で、人から大切にされる自分も、人を大切に思える自分も、そして生きていることの幸せも、きっと感じることができる。そう信じたい。
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虐待された子供たちの姿が「その後」を通して描かれていて息をのんだ。石田衣良の「北斗」を想起することもあった。
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被虐待児の将来に幸いあれと願う。 彼らを生み出した無責任な親には地獄へ落ちろと願う。 胃が痛くなる本だった。ツラい。
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今現在この日本で起こっていることとは 正直信じられないくらいの衝撃を受けた。 特に児童養護施設の描写、学校関係者や親の言動。 読んでいるだけでふつふつと怒りがわいてきて 目の前が暗くなり、胸がふさがるようだった。 きれいごとを言ったところで自分にはどうすることも できないのも分か...
今現在この日本で起こっていることとは 正直信じられないくらいの衝撃を受けた。 特に児童養護施設の描写、学校関係者や親の言動。 読んでいるだけでふつふつと怒りがわいてきて 目の前が暗くなり、胸がふさがるようだった。 きれいごとを言ったところで自分にはどうすることも できないのも分かっており ただただ里親さんたちのご苦労を思い、 頭が下がるばかりです。 世の中にはひどい大人たち(理解できる部分もあるが) もいるけど本当に素晴らしい大人もいるということと 子供たちの希望を捨てない逞しさに救われたし こういう事実があることを知らしめてくれた本著 に感謝したい。 子育てについて参考になることもたくさんあるので、 子を持つ大人には是非読んでほしい。
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被害者が加害者になってしまう。 虐待が本当の意味で怖いのはこういうことだと思う。 加害者を加害者として責められればどんなにか楽だろう。 虐待児を加害者にしないようにしっかりとしたケアをしなければ。 里親という家族が、傷を癒せる場として全国に広がっていくことを願う。 無条件に...
被害者が加害者になってしまう。 虐待が本当の意味で怖いのはこういうことだと思う。 加害者を加害者として責められればどんなにか楽だろう。 虐待児を加害者にしないようにしっかりとしたケアをしなければ。 里親という家族が、傷を癒せる場として全国に広がっていくことを願う。 無条件に子供を愛せるか。 その問いを考え込んでしまうということが不自然なのだという指摘に納得。
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虐待された子どもたちが保護された後、里親やファミリーホームのもとで、虐待後遺症と戦いながら「育ち直し」をしていく現場取材。 子どもの立場から描かれており、とても切なく、とてもやりきれない。 大人や社会への怒りではなく、我々がどうしてあげれば良いのか、前向きな問題提起になっていると...
虐待された子どもたちが保護された後、里親やファミリーホームのもとで、虐待後遺症と戦いながら「育ち直し」をしていく現場取材。 子どもの立場から描かれており、とても切なく、とてもやりきれない。 大人や社会への怒りではなく、我々がどうしてあげれば良いのか、前向きな問題提起になっていると思います。
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里親さんの気持ち、虐待を受けてきた子どもの気持ち、どちらからも書かれていて心に迫ってくるものがありました。虐待の連鎖、苦悩…苦しみを一生背負って行く現実に目をそらしたくなりますが、逃げないで向き合い、戦っている里親さんや虐待を受けた子ども達。涙なしには読めません。そして読みながら...
里親さんの気持ち、虐待を受けてきた子どもの気持ち、どちらからも書かれていて心に迫ってくるものがありました。虐待の連鎖、苦悩…苦しみを一生背負って行く現実に目をそらしたくなりますが、逃げないで向き合い、戦っている里親さんや虐待を受けた子ども達。涙なしには読めません。そして読みながらずっと考えていました。自分にも何かできないか、ということを。
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