花のベッドでひるねして の商品レビュー
ずっと気持ちが沈んでいて、不安定な状態が続いていたけれど、 このお話を読んでスッとした気持ちになれました。 「違うことをしない」 私がずっとやりたかったことはこういうことだった思いました。今までなかなか言葉にできなくて、このもやもやはなんなのか自分に言ってあげることができなかった...
ずっと気持ちが沈んでいて、不安定な状態が続いていたけれど、 このお話を読んでスッとした気持ちになれました。 「違うことをしない」 私がずっとやりたかったことはこういうことだった思いました。今までなかなか言葉にできなくて、このもやもやはなんなのか自分に言ってあげることができなかったなぁ。 きっと、また、なにか起こった時に、読み返す本だと思います。
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ばななさんの描く生活や女の子を羨ましく思うと同時に、自分はこんな生活では満足できないとつくづく思う。 白と黒、この人の本でここまで黒な人も珍しいけど、その対比はよかった。
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ありえない設定のありえないお話。なのに柔らかく癒されるのはなぜだろう。読み終えてすぐ、このお話に出てくるお母さんみたく人を引き寄せる出来事があって自分でも驚きました。欲にまかせず誘惑に負けず、正しいことを選んで生きられたらいいな。あと唐揚げがおいしそう。
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ほんわかとやわらかく温かい、そして優しい気持ちになれるお話だった。 よしもとばななさんが大好きなお父様を亡くされた時に書かれた作品で、あとがきでも自分の意志でというよりもチャネリングに近い形で出来上がったとおっしゃっている。 亡くなった方とアクセスできたり、夢の中の不思議な出来事...
ほんわかとやわらかく温かい、そして優しい気持ちになれるお話だった。 よしもとばななさんが大好きなお父様を亡くされた時に書かれた作品で、あとがきでも自分の意志でというよりもチャネリングに近い形で出来上がったとおっしゃっている。 亡くなった方とアクセスできたり、夢の中の不思議な出来事が現実との間でなんとも言えぬ余韻となり、それが心地よさへと変わってゆくのである。
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心洗われた〜 ちょっとドキッとする事件も起きるけど、読む時期が良かったのか、ぐっときた。 生き方がとても共感できた 有名になる必要はないし、足りているもので生きればいい、そう決めれば必要なものはそこにあるんだ。 花のベッドに寝転んでいるような生き方 何かが大きく動くときには...
心洗われた〜 ちょっとドキッとする事件も起きるけど、読む時期が良かったのか、ぐっときた。 生き方がとても共感できた 有名になる必要はないし、足りているもので生きればいい、そう決めれば必要なものはそこにあるんだ。 花のベッドに寝転んでいるような生き方 何かが大きく動くときには、いいことも悪いことも同じだけ起こる。それはあたりまえのことだ。 自分の人生は自分しか助けられない。自分を助けられたら、きっと神様も釈迦も地球もなんでもかんでも出すてあげられるんだ。
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何度も読み返したくなる。 血のつながりではなく不思議な力。 人を思う気持ち、生きるということ。 よしもとばななさんの本は生きるということについて考えさせられるが、それが押し付けでなく、あたたかい。
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わかめの上に置かれていたのを大平家に拾われた幹。 大平家がやっているB&Bを手伝って過ごしているが、母の入院、裏の家の解体、再会、それによって幹の心境に変化が訪れる。 最初から最後まで導入感というか説明感がずっとあったかなあ。
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よしもとばなな作品なので、楽しみにして読み始めた。 なんせ、このジャケにつられたもので。 ひさしぶりだったので、ばななさんの言葉に「あぁ、しみこむー」とちょっとした感動を覚えた。 浜で捨てられた子が主人公。 アラフォーの幹ちゃんが、小さな村で両親とともに過ごす。亡くなってしま...
よしもとばなな作品なので、楽しみにして読み始めた。 なんせ、このジャケにつられたもので。 ひさしぶりだったので、ばななさんの言葉に「あぁ、しみこむー」とちょっとした感動を覚えた。 浜で捨てられた子が主人公。 アラフォーの幹ちゃんが、小さな村で両親とともに過ごす。亡くなってしまったお祖父さんに思いを馳せながら。 結構、スピリチュアルな要素が強いです。 「?」みたいな部分や、入り込めないエピソードなどもありましたが、全体的に優しくて、切ない物語。 やはり、最後のもっていきかたもいいな〜。 「ながれ」「ただ、動いているのだ」とかね。 読了感は、ふわっとした感じでした。
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だれかをこんなに純粋に好きになって惜しむことや、かわりのきかなさを味わったままでいることは、私には怖くてできないかもしれないとさえ思った。父の人を思う情熱にはいつもびっくりさせられた。多分それは母と私にも向いているのだろう。 (P.27) 花屋さんにはいつだって仏花がある。そ...
だれかをこんなに純粋に好きになって惜しむことや、かわりのきかなさを味わったままでいることは、私には怖くてできないかもしれないとさえ思った。父の人を思う情熱にはいつもびっくりさせられた。多分それは母と私にも向いているのだろう。 (P.27) 花屋さんにはいつだって仏花がある。その意味がこんなにしみてきたことはなかった。 みんな亡くなった人を常に近くに感じて毎日を生きているのだ。 (P.41) こんなにも、失うことが切ないなんて、なんと幸せなことだと思ったのだ。 (P.57) ふたりの間には男同士の気のおけない、どこまでもふたりで自転車に乗って行ってそのまま知らない町で迷ってしまいそうな。子どもみたいな雰囲気と勢いがあった。 (P.92)
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