箱庭図書館 の商品レビュー
さらさらと読みやすい文章。 初めての乙一さんの作品だったので、他の作品も読んでみたくなる。 あとがきでこの本の趣旨的なものが判明して、そこでいちばん驚いたような気がする。 作家さんてすごいなぁと思った!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
乙一さんの本の中でも、個人的にこの本が一番好き 短編集ならではの読みやすさ。そして短編一つ一つが繋がってる面白さ。 私は特に、王国の旗と青春絶縁体が好き。 王国の旗は不思議な世界観に引き込まれた! 青春絶縁体は、これぞ青春!って私は感じた。キラキラしているのだけが青春じゃなくて、誰かを思って無我夢中になってたらそれだけで青春だなと思った。題名が絶縁体なのもいいと思った!
Posted by
短編集ならではの繋がりのあるストーリーでの展開だが、ミステリー要素や感動モノなど上手く繋がってるのはお見事。 登場人物も少なく、読みやすい。 無駄な表現を減らす乙一さんの文章は相変わらず読みやすく素晴らしい。 短編集だ唐揚げ仕方ないけど、少し内容が浅い。
Posted by
「オツイチ小説再生工場」から、読者のボツ原稿リメイク連作短編集。 途中まで、連作になっている事に気付かなかったけれど、特に問題はなしです。 “青色絶縁体”のイタさに追想し “王国の旗”の異空間に幻想し “ホワイトステップ”のパラレルワールドに夢想した。 古典から着想して、面白い小...
「オツイチ小説再生工場」から、読者のボツ原稿リメイク連作短編集。 途中まで、連作になっている事に気付かなかったけれど、特に問題はなしです。 “青色絶縁体”のイタさに追想し “王国の旗”の異空間に幻想し “ホワイトステップ”のパラレルワールドに夢想した。 古典から着想して、面白い小説を書き上げる作家さんは多い。一般の方の、小説をリメイクして自分の作風にしていくというチャレンジは、小説家の卵さん達にもご本人にも、楽しい時間ではないでしょうか。今回は、読者がお若めなのか、青くて痛くて脆い感じが多かったように思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一般の方がゼロから産み出した物語に乙一氏が+αとして手を加える企画から創られた連作短編集。ただしそんな経緯を知らずとも面白く、楽しめた。あとがきと解説も読み応えあり。作り手の熱が伝わってくる。 自意識が爆発している「青春絶縁体」と、子供だけの城に迷い込んだ女子大生のお話「王国の旗」が印象的でした。 「コンビニ日和!」の舞台感、コント感も面白かった。 「ホワイト・ステップ」も最後を飾るに相応しく、全体的に良き作品集でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
■感想 初めての作家。口の悪い男女のやり取りが見てて微笑ましかった。特に『コンビニ日和!』と『青春絶縁体』の先輩後輩のやり取りが好き。友達でも恋人でもあんな感じに何でも言い合える関係憧れる。私は気を使って思ったこと言えないタイプだからなぁ。 ■好きな台詞 サボテンを脳髄につきさした青年が、超絶美人の女性に告白するもふられてしまい「サボテンナイズ!」と叫んでオゾンホールを破壊しまくるという話だった。 →どんな話やねん!設定がぶっ飛びすぎて気になるw 読んでみたいわ。
Posted by
一般募集のボツアイデアを乙一がリメイク、なのでかなり方向性の違う短編集が集まってて飽きず面白く読めた。 一つの町を舞台が舞台となっていて、別の話の人物が顔を覗かせる場面は何故か嬉しい。一雪を見ていたら一度読んだ時の記憶が蘇ってきて買った。
Posted by
繋がってはいないが、共通な人物が出てきたりとそれぞれに関連性のある短編集。 自分的には、「コンビニ日和」と「王国の旗」の話が好きかな。 『雪というものは、天然に産出する無機物の結晶構造を持っているため、鉱物として分類されることがあるという。金や銀、ダイヤモンドとおなじように...
繋がってはいないが、共通な人物が出てきたりとそれぞれに関連性のある短編集。 自分的には、「コンビニ日和」と「王国の旗」の話が好きかな。 『雪というものは、天然に産出する無機物の結晶構造を持っているため、鉱物として分類されることがあるという。金や銀、ダイヤモンドとおなじように、雪も鉱物の一種類なのである。おそろしく、儚いけれど』
Posted by
ホワイトステップが、一番燃えた。他の作品も、良かったし、全部の話に、潮音さんが、出て来たのが、面白かったー。
Posted by
最終話の静と動の書き方にドキドキした。久々に思わず読み飛ばして結末を知りたいような衝動に駆られる作品だった。
Posted by