箱庭図書館 の商品レビュー
読みやすく、秀逸。一般の人から没ネタとなったものを募集して、それを作者がアレンジして完成させるという企画モノ。連作短編集といったつくりになっています。個人的には、ホワイト・ステップという作品が一番良かったです!
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職場の先輩からのおすすめ。 リメイク作品で構成してる、と書いてあったけど乙一さんの世界になってました。王国の旗とホワイトステップが良かった。 選ばなかった世界で生きてる自分って何してるんかな?
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物語を紡ぐ町、文善寺町が舞台となって、乙一さんが投稿者の作品をリメイクしてパッチワークのように仕上げた6つの連作短編。 活字中毒の潮音さんが変態すぎる。読書に集中すると我を忘れて読みふける。雪山で読書したら間違いなく凍死してしまいそうだけど本人は死んだことさえ気づかないのかも。...
物語を紡ぐ町、文善寺町が舞台となって、乙一さんが投稿者の作品をリメイクしてパッチワークのように仕上げた6つの連作短編。 活字中毒の潮音さんが変態すぎる。読書に集中すると我を忘れて読みふける。雪山で読書したら間違いなく凍死してしまいそうだけど本人は死んだことさえ気づかないのかも。 この作品を読んでいて作者がサービス精神旺盛に読者を楽しませようと焦らして逸らして、アッと驚かせようと予想の斜め向こう側へずらして、もて遊ばれているのが癪にさわってイラッてするんです。 それを心地よく感じるかってゆうとどうなんだろう。 子猫なら好奇心旺盛にじゃれついてきそうだけど、スレてくると構ってくるのが面倒に思えたり。 どうだ凄いだろって、ガキ大将が捕まえた蛇を得意げに見せられるような作品でした。 最後のホワイト・ステップが秀逸でした。
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乙一の作品は初めましてでした。読者の原稿を乙一さんがリメイクした短編集で全部の物語が少しずつ重なっていて複雑で自分にはちょっと合わなかったかなぁ…もっと単純な話の方が自分は好きかも。最後のお話は面白かったけど…
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最後の物語がとても良かった 平行世界ではお互いが生きてて、伝えられなかった後悔の思いをちゃんと伝えられて、前向きに生きて行くきっかけにすることができてるといいなと思った
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乙一氏の作品は一時期よく読んでいた。 2009年から2014年の読了記録がある。なんと10年前で、私も10年前は気持ちももっと若かっただろう。 久しぶりに読んで、まず感じたのは、ああ青春だなあ〜って。 そして、死体が出てきた!やっぱり乙一は死体だよ!!と懐かしく思った。 ところがあとがきを読んで、読者に送ってもらったボツ原稿を乙一氏がリメイクした物と知り驚いた。 それぞれの作品のどんな部分をどう直したかも書かれているという、変わった短編集だ。 けれど、見事に乙一らしい乙一世界が完成されていると感じる。 「物語を紡ぐ町」がキャッチコピーの文善寺町(ぶんぜんじちょう)を舞台に、市立図書館が共通して登場し、異常なほどの読書好きな図書館職員の潮音さんが登場する。 謎解きのオチを知っているような、かえって謎が深まるような発言をしたり、箱庭の中では何か特別な役に就いているような存在である。 『小説家のつくり方』 僕が小説家を目指したわけ 『コンビニ日和!』 三段階くらいオチがある。 「先輩」を罵倒するネタは次の作品につづく 『青春絶縁体』 部室もある意味、独立国である 『王国の旗』 ネバーランド 『ホワイト・ステップ』 見えないけれど相手を感じられるというのは、「暗い所で待ち合わせ」を彷彿とさせる。
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読者のボツ原稿をリメイクした短編集。 でもきちんと連作になっていて面白かった。 ホワイトステップは悲しいお話でした。
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不思議な短編集。ボツ小説をアレンジしたものだが、独特な世界観や工夫された設定で物語に引き込まれる。最後のホワイト・ステップが1番良かった。
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「ホワイト・ステップ」と「コンビニ日和!」が好きでした。 短編がちょこちょこ繋がってて嬉しくなる現象もありつつ、ひとつひとつのストーリーも楽しめました! 銀の鍵については不思議な存在…ってだけの解釈で良かったのかな?
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あとがきを読んで、本書が読者から作品を集めてそれを著者が作り直したことを知って驚いた。「ホワイトステップ」の序盤は設定がファンタジーすぎて物語にら入り込めないと思ったが終盤では泣きそうになった。
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