箱庭図書館 の商品レビュー
2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成
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6つの短編で構成されており、全て何かしらの繋がりがあるのが面白かった。 個人的にはホワイト・ステップが好き。 選択次第で運命が変わることを再認識できた。 自分の選択に責任を持ってその時できる最善を尽くそうと思った。
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読者からもらったアイデアが元なのでバラバラの作風なのに、1つの街をテーマにして少しずつ物語が繋がってるのがとても良かった。 読みながら「この登場人物ってもしかしてあの話のあの人かな?」って思うと、ワクワクしました。 30ページ~100ページぐらいの短編集なので軽く読みたい時にもし...
読者からもらったアイデアが元なのでバラバラの作風なのに、1つの街をテーマにして少しずつ物語が繋がってるのがとても良かった。 読みながら「この登場人物ってもしかしてあの話のあの人かな?」って思うと、ワクワクしました。 30ページ~100ページぐらいの短編集なので軽く読みたい時にもしっかり読みたい時にも手に取れて良かったです。
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「小説家のつくり方」★★★★★ 少なくとも私はそう感じたのだけれど、話が現在や過去を浮遊する感じがなんとも不思議で面白い. 理解が少し追いつかないままでも読み進める手が止まらなくなってしまう. 語彙を沢山使いつつも、とても読みやすい文章. 僕が小説家になれたのはあの過去があったか...
「小説家のつくり方」★★★★★ 少なくとも私はそう感じたのだけれど、話が現在や過去を浮遊する感じがなんとも不思議で面白い. 理解が少し追いつかないままでも読み進める手が止まらなくなってしまう. 語彙を沢山使いつつも、とても読みやすい文章. 僕が小説家になれたのはあの過去があったからだと思うと、その過去すら羨ましく感じられた. 「コンビニ日和」 コンビニ側の創意工夫も知れてとても面白かった. なになに、そこが繋がってくるの⁇ 作者の乙一さんは天才なのだろう 言葉が適切か分からないけれど伏線が沢山で感動する 「青春絶縁体」★★★☆☆ "本質的な部分が似ている"や"同じ存在の別の側面"と言う表現は覚えておきたいと思った. ゴミの下りが面白かった. 本質的な部分が似ている人と言うのは絶対にそう出会えないのでいつか出会える事を楽しみにしたい. "僕たちは共通の文脈を育んで、それを愛しいと感じていた"乙一さんは表現力に溢れた天才だな カッコわるいとしても、カッコよくてとてつもない青春だった 「ワンダーランド」★★★★★ 読み始めた時はついにやばいのが来たと思った. 読み進めると存在価値と言うワードが出てきて共感を覚え、引き込まれた. でも私が共感を抱いたのがあっちでなくてよかったと心から思う. 類似点を重ね合わせるほどに頭が混乱するけれど、それがまたいい.なんで呑気に考えている場合ではないくらい怖すぎる、やっぱり間違いなくやばかった. 「王国の旗」★★★★☆ 何かを確信させてしまうような何かがあった. ミツ少年は絶対に美しい整った青年だと思う. 少し狂気も感じたけれどそれすら良かった. やっぱり伏線が凄い. 「ホワイト・ステップ」 雪は天然に産出する無機質の結晶構造を持っているため(恐ろしく儚いけれど)鉱物に分類されることがあるらしい. 二十歳をすぎたら大人って事になってはいるが、全然、そんな事はなかった. 繋がった、紡がれた、面白かった
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文善寺町を舞台に繰り広げられる6つの物語。 それぞれの話を「これはもしかして…」と少し勝ち誇ったように読み進めていくと、いい感じで気持ち良く外してくれる乙一さん。コミカルな会話のセンスがもう最高です♪
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6作品収録 いずれの作品も何かしらのつながりがある つながりは人間的なものや場所的なもの 中で最後の一番長い作品がよかったかなと思います 積もった雪につく靴跡で感じる存在とは・・・
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小さな箱庭のような空間でそれぞれ別の物語があって、どこかで繋がっている感じがとても良かった。どの内容も読んでいる内容をまた外から眺めるような題名通りの作品が多かった。予想を裏切られて考えさせるような内容がとても面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『暗黒童話』で乙一氏の作品を気に入り、次にこの本を読みました。短編集でしたがどの話も魅力的で良かったです。また、全ての短編の舞台が同じ町で、所々繋がっているところも面白かったです。私は『コンビニ日和』『青春絶縁体』『ホワイトステップ』が特に好きです。 何ヶ月か前に読んだので大分忘れてしまいましたが、各短編の感想を残しておきます。 『小説家の作り方』 主人公が小説家になるきっかけの話と、主人公の姉(異常な本好き)が面白かった。この姉は、確かこの後の話のどれかに図書館司書として登場していた。 『コンビニ日和』 コンビニでレジをしている主人公の後輩の掛け合いが面白かった。電車の中で声を出して笑いそうで危なかった。 そして、何故店長が縛られたまま放置されるのかと疑問に思いながら読み進め、最後に明かされる衝撃の事実に唖然とした。自分は主人公たちがコンビニ店員だと思い込んでいたが、一言もコンビニ店員だとは書かれておらず、主人公たちは強盗であった。コンビニ店員のふりをしていたら別の強盗がやってくるなんて…面白すぎる。 『青春絶縁体』 高校生の陰キャ主人公と先輩の罵り合い、主人公の自虐的な独白な面白かった。本当に主人公に共感?できる。先輩は主人公といる時は好きなだけ罵り合い、明るく振る舞うが、普段は主人公と同じ立ち位置だあるのがなんともリアルというか何というか。二人だけの部活の時間は本当に輝いていて憧れた。 また、最後に主人公が先輩に会いに行くシーンが良かった。この後の話も知りたい。 『ワンダーランド』 片っ端から鍵穴に鍵を入れて試すという奇妙な行動に興味を持ちながら読み進めた。ラストに少しゾッとした。 『王国の旗』 不思議な話だった。夜な夜な子供達が「王国」という名の廃ボーリング場に集まり、遊ぶという話であったが、妙にリアリティーがあるのが面白かった。本当にどこかにあるかも知れないと思わせてくれる話だった。 『ホワイトステップ』 雪に閉ざされた世界が並行世界との境界になるという設定が面白かった。また、とても切なく感動的なストーリーでもあり、良かった。
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初めてこの作者の本を読んだけれど、頭の中がせわしくなってしまった。最初に読むには良かったのではないかな。
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乙一の作品の割にはつまらんなあと思いながらダラダラ時間かけて読んでたが読者応募作品のリメイクか…。 コンビニの話と最後の雪の足跡の話はそこそこ面白かった。
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