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箱庭図書館 の商品レビュー

3.8

251件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    77

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2013/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙の影響もあるのかクリスマスの夜に読みたいなと思った作品。 冒頭の作品から、安定の乙一節と思いながら読んでいたのだけど、 あとがきを読んでビックリした。 読者のボツ原稿を元に乙一が手を加えてリメイクしたのだとか。 それを知ると、「王国の旗」が異色な感じがしたのも納得。 ボツ原稿を元にしながらも、文善寺町という街で、 山里潮音をキーパーソンとして配することで、 連作短篇集として「箱庭図書館」というひとつの世界になってる。 さすがは作家さんです。 「ホワイト・ステップ」は読んでいて「calling you」を 想起したのだけど、作者自身もチラッと思い浮かんだみたいだね。 でも、いい終わり方でした。短篇としても連作としても。 「青春絶縁体」が一番好きかな。

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2013/12/28

乙一が、何かの小説の応募作をリライトした短編集。ある町のある出来事がいろいろ混ざってて、ファンタジーあり、ミステリあり…ってな感じになってる。…んだけど、何となくやっぱり統一感がないんだよねえ。まあ、サラッと読む分には苦もないけど、そこまでどうしても好きって作品ではなかったかも。...

乙一が、何かの小説の応募作をリライトした短編集。ある町のある出来事がいろいろ混ざってて、ファンタジーあり、ミステリあり…ってな感じになってる。…んだけど、何となくやっぱり統一感がないんだよねえ。まあ、サラッと読む分には苦もないけど、そこまでどうしても好きって作品ではなかったかも。 個人的には、雪が降ってても本を読むのをやめられなくてバス停で一晩過ごしたりしちゃう活字中毒の潮音さんはキャラ的に好き>

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2013/12/28

面白かった! 元々は別の人たちが書いた作品をここまでまとめれるのは、さすがプロだと。 作品は実は繋がりがあって、そこをチェックしていくと面白いね。

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2013/12/24

文善寺町と図書館員潮音さんと山里秀太と…が微妙に関わっているが… 今一つ統一感の無い短編集だ。と思ったら、投稿作品を乙一氏がリメークした作品集。 「コンビニ日和!」はソフトな伊坂幸太郎作品のようで印象に残った。 「ホワイト・ステップ」はSFではよくある物語だが、昔見た「ルート22...

文善寺町と図書館員潮音さんと山里秀太と…が微妙に関わっているが… 今一つ統一感の無い短編集だ。と思ったら、投稿作品を乙一氏がリメークした作品集。 「コンビニ日和!」はソフトな伊坂幸太郎作品のようで印象に残った。 「ホワイト・ステップ」はSFではよくある物語だが、昔見た「ルート225」という映画に切なさが似ていた。雪の上でだけパラレルワールドが交差しているというアイデアは面白い。

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2013/12/23

読者投稿作品をリメイクしてまとめあげた一作。 他作品を読んだ時に感じる「乙一らしさ」は少ないけれど、今までにない作風の物語もあっておもしろかったです。 青春絶縁体とホワイト・ステップがお気に入り。

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2013/12/23

読了後の感想は、「乙一らしくない」の一言に尽きる。何故、の答えはあとがきにあった。この本に収められた短編たちは、乙一さんの元へ寄せられたボツ原稿をベースに作られたものだったのだ。それならば頷ける。文体や描写は紛れもなく乙一さんのそれであったけれど、話の根っこの部分に乙一さんらしさ...

読了後の感想は、「乙一らしくない」の一言に尽きる。何故、の答えはあとがきにあった。この本に収められた短編たちは、乙一さんの元へ寄せられたボツ原稿をベースに作られたものだったのだ。それならば頷ける。文体や描写は紛れもなく乙一さんのそれであったけれど、話の根っこの部分に乙一さんらしさがなかったのだ。故に純粋な乙一ファンからしてみれば、この本は物足りなさを覚えるかもしれない。けれどわたしはそのコンセプトがすごく素敵だと思った。話のもととなったボツ原稿は、いわばダイヤの原石のようなもので、素人が磨いてもそれなりの輝きしか覗かせない。けれどプロの作家が磨いてあげることで、原石はきらきらと輝きを放つのだ。そんなプロセスを経て出来上がった作品集だと知ると、この本がもっともっと好きになる、そんな気がするのです。

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2013/12/22

タイトルと表紙に負けて購入。内容は元ネタがどれもあるらしいけど、うまく乙一テイストをプラスした上で少しずつリンクしてて楽しめました。元ネタがあるからこその振り幅なのね、とあとがき読んで納得。

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2013/12/22

読者のボツ原稿を乙一がリメイクしたというこの作品。 なるほど確かにそれぞれのお話を読み終わったあとの印象はバラバラでした。しかしそれぞれが微妙に繋がっていて、それぞれの作品に同じ登場人物が出てきたり、なるほど、と思わせる場面がチラホラありました。 これはきっとまた読み返したくなる...

読者のボツ原稿を乙一がリメイクしたというこの作品。 なるほど確かにそれぞれのお話を読み終わったあとの印象はバラバラでした。しかしそれぞれが微妙に繋がっていて、それぞれの作品に同じ登場人物が出てきたり、なるほど、と思わせる場面がチラホラありました。 これはきっとまた読み返したくなると思います! 個人的には、この本を読み進めているとどこか恐怖を感じました。ゾッとするような嫌な恐怖ではなく漠然と「なんだかちょっと怖い…」という不思議な感じでした。乙一さんの本読もう。

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2013/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もともとどういう趣旨で書かれた作品かを知らずに読みました。 短編でどこかつながっている話になっていますが、それぞれの終わり方には曖昧な終わりもあったり、いい終わりでもあったり・・・私の中でも整理がつきにくくつながっている感じがあまりしなかったので、読み終わった時には星2つでした。 しかし最後の企画部分を読んで納得しました。 公募した作品のリメイクだったんですね。 本好きの私としては、物語を紡ぐ町、ぜひ住んでみたいです。

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2013/12/14

6つの話がちょっとずつ関連してるけど どれも味わいが違うのが面白い。 痛い青春から、ほんわかファンタジーまで。

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