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箱庭図書館 の商品レビュー

3.8

251件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    77

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/06/01

ファンが描いた没作を乙一がリメイクすると言う企画短編集。 乙一らしさも随所に感じられる反面、雰囲気が違うなという作品もちょこちょこあり楽しかった。 ホワイトステップスが好き

Posted byブクログ

2024/03/28

beforeとafterを比べて読みたいところです。 「陽気なギャング・・・」のようなやり取りがおかしかった。

Posted byブクログ

2024/03/20

乙一さんの短編集(文庫本)を購入。 やっぱり好きだな〜。 最後の方にある友井 羊さんによる解説も面白かった。 お気に入りのお話は「ホワイト・ステップ」。 「失はれる物語」に収録されていた「Calling You」のお話みたいで面白かった。乙一さんによるSFファンタジー的なお話が...

乙一さんの短編集(文庫本)を購入。 やっぱり好きだな〜。 最後の方にある友井 羊さんによる解説も面白かった。 お気に入りのお話は「ホワイト・ステップ」。 「失はれる物語」に収録されていた「Calling You」のお話みたいで面白かった。乙一さんによるSFファンタジー的なお話が好み。ちょっぴり切ないところも好き。 「コンビニ日和!」はコントみたいで面白かった。 「ワンダーランド」はずっとじとーっとした怖いお話でした。 【お気に入りの言葉】 手をやすめて町をながめる。いつもなら様々な色が氾濫している。ポストの赤色、カーブミラーのオレンジ、道路の黒。雪の降り積もった日にはそれらがすべて白色におおわらる。神様がまだ絵筆をふるう前の何も描かれていないキャンバスのようだ。雪という漢字は[雪ぐ]という動詞にもつかわれる。祓い清めるという意味だ。雑多な色をすべて真っ白に隠してしまう様子はまさに世界を祓い清めたかのようだ。(P.232)

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2024/03/08

読みやすく、秀逸。一般の人から没ネタとなったものを募集して、それを作者がアレンジして完成させるという企画モノ。連作短編集といったつくりになっています。個人的には、ホワイト・ステップという作品が一番良かったです!

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2024/02/25

職場の先輩からのおすすめ。 リメイク作品で構成してる、と書いてあったけど乙一さんの世界になってました。王国の旗とホワイトステップが良かった。 選ばなかった世界で生きてる自分って何してるんかな?

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2024/02/15

物語を紡ぐ町、文善寺町が舞台となって、乙一さんが投稿者の作品をリメイクしてパッチワークのように仕上げた6つの連作短編。 活字中毒の潮音さんが変態すぎる。読書に集中すると我を忘れて読みふける。雪山で読書したら間違いなく凍死してしまいそうだけど本人は死んだことさえ気づかないのかも。...

物語を紡ぐ町、文善寺町が舞台となって、乙一さんが投稿者の作品をリメイクしてパッチワークのように仕上げた6つの連作短編。 活字中毒の潮音さんが変態すぎる。読書に集中すると我を忘れて読みふける。雪山で読書したら間違いなく凍死してしまいそうだけど本人は死んだことさえ気づかないのかも。 この作品を読んでいて作者がサービス精神旺盛に読者を楽しませようと焦らして逸らして、アッと驚かせようと予想の斜め向こう側へずらして、もて遊ばれているのが癪にさわってイラッてするんです。 それを心地よく感じるかってゆうとどうなんだろう。 子猫なら好奇心旺盛にじゃれついてきそうだけど、スレてくると構ってくるのが面倒に思えたり。 どうだ凄いだろって、ガキ大将が捕まえた蛇を得意げに見せられるような作品でした。 最後のホワイト・ステップが秀逸でした。

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2024/01/21

乙一の作品は初めましてでした。読者の原稿を乙一さんがリメイクした短編集で全部の物語が少しずつ重なっていて複雑で自分にはちょっと合わなかったかなぁ…もっと単純な話の方が自分は好きかも。最後のお話は面白かったけど…

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2024/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の物語がとても良かった 平行世界ではお互いが生きてて、伝えられなかった後悔の思いをちゃんと伝えられて、前向きに生きて行くきっかけにすることができてるといいなと思った

Posted byブクログ

2024/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乙一氏の作品は一時期よく読んでいた。 2009年から2014年の読了記録がある。なんと10年前で、私も10年前は気持ちももっと若かっただろう。 久しぶりに読んで、まず感じたのは、ああ青春だなあ〜って。 そして、死体が出てきた!やっぱり乙一は死体だよ!!と懐かしく思った。 ところがあとがきを読んで、読者に送ってもらったボツ原稿を乙一氏がリメイクした物と知り驚いた。 それぞれの作品のどんな部分をどう直したかも書かれているという、変わった短編集だ。 けれど、見事に乙一らしい乙一世界が完成されていると感じる。 「物語を紡ぐ町」がキャッチコピーの文善寺町(ぶんぜんじちょう)を舞台に、市立図書館が共通して登場し、異常なほどの読書好きな図書館職員の潮音さんが登場する。 謎解きのオチを知っているような、かえって謎が深まるような発言をしたり、箱庭の中では何か特別な役に就いているような存在である。 『小説家のつくり方』 僕が小説家を目指したわけ 『コンビニ日和!』 三段階くらいオチがある。 「先輩」を罵倒するネタは次の作品につづく 『青春絶縁体』 部室もある意味、独立国である 『王国の旗』 ネバーランド 『ホワイト・ステップ』 見えないけれど相手を感じられるというのは、「暗い所で待ち合わせ」を彷彿とさせる。

Posted byブクログ

2023/12/30

読者のボツ原稿をリメイクした短編集。 でもきちんと連作になっていて面白かった。 ホワイトステップは悲しいお話でした。

Posted byブクログ