東京百景 の商品レビュー
面白い。芥川賞を受賞した火花なんかより、よっぽど又吉の無理してない彼らしさが出ていると思うし、装丁も綺麗。 ぷっと笑ってしまうエッセイが詰まっている。 なかなかいいんじゃないかな?火花を第一冊目として読んで、微妙だった人に読んでほしいと思った。
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東京生まれ東京育ちからは見えてこないのに、深いところをよく見てるな、という印象。ふわりと虚構という名の魔法がかかって、東京の風景が違っても見えてくる。 これを関西の人が書いたという嫉妬。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
装丁が明治大正のレトロな雰囲気で 東京の地名が目次になっている 昔の作家を連想させる武蔵野・下北沢・雑司が谷など 文章は全く気取らず 又吉の暮らしがサイケで面白い
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久しぶりに何度読み返しても飽きない本に出会いました 太宰治の『走れメロス』が教科書にのっているように この『東京百景』も数十年後に教科書に載るのかもしれない
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読み進めていくにつれ、どんどんいい暮らしをしていくようになるが、考えていること、見ている風景は相変わらずで安心する。「池尻大橋の小さな部屋」は切ない。
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本屋さんで見つけて、ずっと気になっていた一冊。 最初に見たとき、 装丁だけでは又吉さんの本だと気付かず。 そして手に取って、購入するか悩む。 1000円以上するし、金欠だし、買うかなあ、と。苦笑 そこから何週間かウダウダと悩み、 お盆の夏休みの最終日に本屋で再会、そして購入。...
本屋さんで見つけて、ずっと気になっていた一冊。 最初に見たとき、 装丁だけでは又吉さんの本だと気付かず。 そして手に取って、購入するか悩む。 1000円以上するし、金欠だし、買うかなあ、と。苦笑 そこから何週間かウダウダと悩み、 お盆の夏休みの最終日に本屋で再会、そして購入。 ここまで悩んだけども。 読んで良かったです。 好きです。 というか、好きになっちゃいました。まったんのこと。 東京の100の景色を描いていますが、 知ってる場所も知らない場所も 又吉さん越しに見えている景色は あったかかったり、さみしかったり、きれいだったり。 どこまで行っても、又吉さん。 エッセイって…やっぱりその著者の方が側にいるような錯覚を起こすんですが。 気付いたら、まったんも側にいました。笑 あー、なんか又吉さんぽい話し方、って気配を感じて。 ネガティブだけど、面白くて、絶妙な場所でポジティブで毒づいて。笑 魂抜くやつなんか、本当にやってる姿が浮かんできて笑いました。 そして、そのあと、私も実践しちゃいました。笑 個人的に好きなのは、 七十三 青山に連なる品々 もっとたくさんあるけど、それは是非読んで見つけて欲しいと思う一冊です。
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東京に住んでいた10年間の想い出が蘇りました。 行く前の不安、住んでからのめまぐるしさ、楽しかった日々、辛かった事。 え;私、死ぬのか?(笑)と思うくらい、走馬灯のように、頭の中でその頃の出来事が駆け巡りました。 東京に住んでいなくても、その情景が手に取るようにわかる一冊です。...
東京に住んでいた10年間の想い出が蘇りました。 行く前の不安、住んでからのめまぐるしさ、楽しかった日々、辛かった事。 え;私、死ぬのか?(笑)と思うくらい、走馬灯のように、頭の中でその頃の出来事が駆け巡りました。 東京に住んでいなくても、その情景が手に取るようにわかる一冊です。 装丁の渋さにも味わいを感じます。 「火花」をまだ読んでいない方、「火花」は読んだけれど、まだこちらを読んでいない方、おススメです。
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四十九 秋の夜の仙川ー魂を吸う 五十一 隅田川の夕景ー好きな人とデート 九十 六本木ヒルズ展望台からの風景ー迫りくる恐怖、一番恐ろしい街じゃねえか。
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ベストセラーは読まない主義、というか単なる天の邪鬼。 で、こちらを手に取る。 百景、長い話が特に面白い。あちらも読んでみよう。
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読めば読むほど愛おしい。 ぐるぐるぐるぐる考えて、空回りして、失敗して。それでも生きてゆく又吉さん。かっこ悪いんだけど、そんなところがすごくかっこいい又吉さん。すごく好きになった。前より人間を愛しく思えるようになった。ありがとう。又吉さん。これから悩んだり、落ち込んだらまたこの本...
読めば読むほど愛おしい。 ぐるぐるぐるぐる考えて、空回りして、失敗して。それでも生きてゆく又吉さん。かっこ悪いんだけど、そんなところがすごくかっこいい又吉さん。すごく好きになった。前より人間を愛しく思えるようになった。ありがとう。又吉さん。これから悩んだり、落ち込んだらまたこの本を開こう。そう思います。
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