問題解決の全体観(上巻) の商品レビュー
著者は、東大ースタンフォード〜Mck、そして入社6年目でパートナーという 極めて猛スピードでコンサルトップまで上り詰めた非常に優秀な人である。 その著者が、問題解決全体像について解説している内容になっている。 本の種類としては、テクニック系である。文字数少な目でとても平易に書か...
著者は、東大ースタンフォード〜Mck、そして入社6年目でパートナーという 極めて猛スピードでコンサルトップまで上り詰めた非常に優秀な人である。 その著者が、問題解決全体像について解説している内容になっている。 本の種類としては、テクニック系である。文字数少な目でとても平易に書かれている ため簡単なビジネス書と思われるが、個人的に内容はかなり深いと思われる。 ただ、それ故に全てのポイントを3つとかに纏める事は極めて困難である。 ただ、キーポイントしては、 1.現状認知ーその解釈ー解釈に沿った行動、【空・雨・傘】の重要性 2.問題の細分化(MECE ロジカルシンキング等の重要性) 3.考え方の枠組みを意識的に変化させる 以上の3つであると思う。 他のコンサル出身者が執筆した内容と比較すると、かなり論理的に分かりやすく 書かれている。さらに、他の本が小出しにしている内容が殆どワンパッケージに なっている点も評価出来ると思う。ただし、重複している点があることは否めない。 ちなみに、考え方の枠組みの中には、ラテラルシンキングについても書かれている。 しかし、それらソフト的思考(ハード的思考の本書はツールの使い方に終始している)は、 下巻で重点的に扱っているらしいので、詳細は下巻を読んで述べたいと思うが、 本書を読んでもその重要性、効果を知る事は出来ると思う。 個人的には、今まで読んだ本の中でも上位に位置する内容を持っていると思う。 後は、スポーツと同じでこの思考ツールを毎日使い倒して、体に染みこませ、 肉体化させていきたい。 ぜひお薦めする。
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