極北ラプソディ の商品レビュー
やっと読めた。 読み始めたら一気。やはりこの作者さんは最初からだらだらせずグイグイ引き込まれる。 懐かしいジェネラルや花房さんも出てきて。。。 地域格差とかおそらく遠くない将来起こるであろう問題がさりげなく盛り込まれてていて考えさせられた。
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2024/03/02 読了 読み始めから読了までかなり間が空いてしまって前半曖昧。 海堂尊作品にブラックペアンから入り、チーム・バチスタの栄光、ジェネラル・ルージュの凱旋と読み進めた自分としては、世良先生や速水先生、花房さんのその後が見れたのはよかった。 今中先生視点の話が...
2024/03/02 読了 読み始めから読了までかなり間が空いてしまって前半曖昧。 海堂尊作品にブラックペアンから入り、チーム・バチスタの栄光、ジェネラル・ルージュの凱旋と読み進めた自分としては、世良先生や速水先生、花房さんのその後が見れたのはよかった。 今中先生視点の話が基本で、 財政破綻した極北市民病院の再建を図る世良新院長。 雪見市の救命救急センターを仕切る速水先生。 そした花房さんをはじめとする周りの人達。 それぞれの方法で破壊寸前の地域医療を救おうと奮闘 読んでる側からすると奮闘?となる箇所もあるけど 目指すところはきっと同じ何だろうな、とは思った。 個人的にはドクターヘリチームのやり取りが好きだった 越川さん、大月さん、五條さんのことは今後が何処かで描かれなくても幸せになってくれと思いながら読んだ。
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18年越しにくっついた世良と花房師長にびっくり。速水も速水なんだが、女は健気に耐え忍ぶのみみたいな描写に違和感しかない。本筋ではないからという理由もあるんだろうけれど。診療費を踏み倒して平気な顔をしている市民なんて信じられないが、実際モデルとなった市も本当にそんな状況だったのか...
18年越しにくっついた世良と花房師長にびっくり。速水も速水なんだが、女は健気に耐え忍ぶのみみたいな描写に違和感しかない。本筋ではないからという理由もあるんだろうけれど。診療費を踏み倒して平気な顔をしている市民なんて信じられないが、実際モデルとなった市も本当にそんな状況だったのか。再建への道筋を着々と歩んでおり、極北市シリーズはこれで終わりだが未来が気になる。後藤先生のその後が清々しくてとても良かったのだが、三枝先生のその後は描かれないのだろうか?
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今中先生視点だが、世良先生による極北市民病院の立てなおしがメイン。時には患者を診ず、病院を普通の経営状態に戻そうとする。そして舞台が速水先生のいる極北救命救急センターに移るとスピード感が増す。そこでは目の前の患者を生かすことだけを考える。それぞれの立場で最善の処置をすることが正しいことなんだと。時にぶつかり合いながら。孤独ではない。 結論:速水、花房、世良、彼らの未来は明るそうだ。ジェネラルはどこにいてもカッコイイです!
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前作の『極北クレイマー』から続く作品。 ドクターヘリと地方医療との問題点を 取り上げた作品ですね。 ドクターヘリというと 某テレビドラマを思い出しますね。 あれはまだ比較的都市部に近いもので 地域医療とはまたちょっと違いますが それでもドクターヘリの重要さって この作品からも実感できました。 にしても 世良先生と花房師長って そんなんだったっけ と思ってみたりして・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
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世良先生と花房さんを応援していた身としては大満足!ただ、2人ともかなり歳をとってしまいましたね。これからは離れず歩んでいって欲しいとか思っちゃって、すごく感情移入してることに気づく…。
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引続き「極北シリーズ」 遂に、財政破綻した極北市は 財政再建団体に指定される 大赤字の市民病院を立て直すために 病院再建請負人である世良が派遣されて来た 派手なパフォーマンスで マスコミの注目を集めるも 人員整理と極限まで徹底したコストカットという 大胆すぎる大鉈をふるい 医療費を支払わないことが 常態化していた患者をも選別する 救急患者は、一切受け付けず 入院患者も移転させ たった一人残った、今中医師と外来と 2人の看護師による、訪問看護のみの運営で 市民の猛反発を食らう 一見、市民病院の程を為してないように見える運営で 1年後には、黒字経営にひっくり返すが 地味すぎて、なかなか受け入れられない 最大級の逆風にさらされる中 雪見市に移転した 極北大学病院の救命救急センターへ 今中医師をレンタル派遣することに そこでは、東城大病院から飛ばされてきた 速水晃一が副センター長を務めていた 東城大病院では、叶わなかった ドクターヘリが装備されてる 救命救急センターは 近隣の救急患者を 一手に引き受けていた 雪見市で行われていた スキー大会の会場で 表層雪崩が発生 ドクターヘリの要請がかかるが 悪天候のため、CSの判断は出動不可 速水副センター長の強行により 出動することとなるが CSの指示に従わなかった パイロットの辞職と引き換えに 一人の命が救われる ドクターヘリの限界を感じさせる中 雪見市行政の一環である ドクタージェットのトライアルのため オホーツク海の孤島 神威島を訪れることとなった、世良と今中 研修医時代、大学病院の政治に巻き込まれ 尊敬していた、上司が他界したことで 失意のどん底だった世良を立ち直らせた地、神威島 島の診療所で 30年間医師をしている久世は 世良の恩師 ドクタージェット帰還の際 パイロットが、急性の腹痛を訴え 急遽、診療所でのオペに踏み切る 10年以上使われていなかった 診療所のオペ室 麻酔医もいない中 久世医師の、咄嗟の判断で 一命を取り留めるパイロット 10年以上、オペをしていなかったにも拘らず 咄嗟の決断を目の当たりにした世良は 「原則とは、単純だから原則で 決断とは、瞬時に行うから決断なのさ」 と言う、久世の言葉に愕然とする その後に続く、久世との会話で 今までの自分が下してきた判断を振り返る世良 命を預かる、医師としての決断が 果たして、正解だったのだろうか? 食い下がる世良に対して 久世の言葉は、どこまでも優しい そして、新たな決意をする世良 「極北シリーズ」の完結としては なんとも、頼りない終わり方が残念 速水副センター長の、強行で 悪天候の中、ドクターヘリを出動させる件辺りは 手に汗握る、攻防が繰り広げられ コレぞ、海堂作品の醍醐味と言えるし 神威島での 久世と世良のやりとりも 非常に、心温まる スタイルは、全く違うものの 速水と久世の 医師としての矜恃は 相通ずるものがあって、感慨深い それだけに、終わり方が悔やまれる もしかしたら、未読分で進展があるのかも…と 淡い期待を抱いてしまうな #極北ラプソディ #極北シリーズ #海堂尊 #桜宮サーガ #世良ちゃん登場 #ドクターヘリ #ドクタージェット #読書好き #ブクログ
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チーム・バチスタシリーズのスピンオフ、桜宮サーガの極北編『極北クレイマー』の続編にして極北完結版。 前作で財政破綻した極北市。主人公の今中医師の勤務する万年赤字の極北市民病院も、新たな院長に「スレジアセンター1991」で登場した世良を迎え再建に乗り出す。救急患者の受け入れを拒否し、人件費を削減し、救急患者は隣の雪見市にある極北救急救命センターに運ばれ、そこにはジェネラル速水(どうも西島秀俊の顔が浮かんでしまう)が君臨している。花房師長ももちろん登場。世良と速水との恋の行方にも決着がつく。 ジェネラル速水はとにかくカッコいい。だけどかっこいいのに肝心な時に一番大事な人を逃してしまう。何を考えているんだか? ドクターヘリの活躍ぶりが印象的。
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極北クレイマーの続編だったらしいのだが、前編は未読。まぁ、読んでなくても話はつながるのだけど、他にも人間関係が他の作品(ブラックペアンとかジェネラル・ルージュとか)からの繋がりが多くて、その辺りを抑えたほうが楽しめるかなと。 本作はテーマがてんこ盛りでちょっと散漫な印象かなと。
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財政破綻というイレギュラーな病院経営体制や連動して蠢く政治体制を実に巧妙にリアルに描いた一作。極北市と雪見市の医療格差、田舎ならではのつながりなど、前作『極北クレイマー』同様、綿密な取材をもとに作られたと思われる。 また、『ジェネラル・ルージュの凱旋』『スリジエセンター1991』からつながる世良、花房、速水の関係をも描き切った作品でもある。一連のシリーズを読み解いてきた読者は"読まなければならない"であろう1冊。 終盤にある世良のセリフで、「生き抜くこと、僕の存在を知らしめること。それがさくらの樹を枯らした連中への最大の復讐になる。そう思い続けてきた。」は、彼の苦悩と怒りを見事に表していてとても好き。
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