極北ラプソディ の商品レビュー
将軍と花房師長ふたたび。 映画みたいにドラマチックで、とても読みごたえのある話だった。良い意味でのエンタメ。 ただ最後が…あんまりしっくり来なかった。
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地域医療がどうあるべきかのお勉強になりました。世良先生の後半の弱さが登場時の落差がありちょっとなー。
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演劇の台本のような書きっぷりはやっぱり好きにはなれません。 極北クレイマーを読んだ時とやっぱりまた同じ感じを受けています。高校生の演劇の台本のような書きっぷりはやっぱり好きにはなれません。でも作品としては面白くないこともないってことで3つ★。 登場人物一人ひとりのキャラクター...
演劇の台本のような書きっぷりはやっぱり好きにはなれません。 極北クレイマーを読んだ時とやっぱりまた同じ感じを受けています。高校生の演劇の台本のような書きっぷりはやっぱり好きにはなれません。でも作品としては面白くないこともないってことで3つ★。 登場人物一人ひとりのキャラクターもわかりやす過ぎて、またこの人の作品読んじゃったよ…っていう感じです。医療区域に合わせた日本の区割りってありえないことないですかね?
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裏切らない面白さでした。漂泊に集まる面々が良かった!速水先生、美味しい所を持っていきました!世良先生良かった!
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財政破綻した極北市の市民病院の再建のお話。片やお隣の雪見市では”将軍”速水が仕切る救命救急センターを擁してドクターヘリからドクタージェットで地域制覇を目論む。医療格差の現実にいかに立ち向かうか。 極北クレイマーの続編になるようなんだが、前作の内容をほとんど忘れてしまっていたせい...
財政破綻した極北市の市民病院の再建のお話。片やお隣の雪見市では”将軍”速水が仕切る救命救急センターを擁してドクターヘリからドクタージェットで地域制覇を目論む。医療格差の現実にいかに立ち向かうか。 極北クレイマーの続編になるようなんだが、前作の内容をほとんど忘れてしまっていたせいもあって、今ひとつ共感するところもなく淡々と読んでしまった。 (2014/2/10)
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たんたんとしてた。海堂さんの話って途中から引き込まれていくのだけど、この作品にはそういうのがなかったように思う。難しい問題を題材にしてるというのはわかるんですけど。だからかな?
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前作の、極北クレイマーよりも面白かった。 キャラが魅力的な人物が多く、飽きずに最後まで読めた。 速水は再登場して嬉しかった。
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「誰が誰だっけ、って感じだったんですけど」 葉月が言う。 わかるわー、と、紅子が頷いた。 「タイトル的には『極北クレイマー』の続きなんだけど、『ジェネラル・ルージュの凱旋』の続きでもあるからねえ。てか、速水が出た瞬間に、主役を持ってかれたよね、今中……」 「さすがは、主役にしかな...
「誰が誰だっけ、って感じだったんですけど」 葉月が言う。 わかるわー、と、紅子が頷いた。 「タイトル的には『極北クレイマー』の続きなんだけど、『ジェネラル・ルージュの凱旋』の続きでもあるからねえ。てか、速水が出た瞬間に、主役を持ってかれたよね、今中……」 「さすがは、主役にしかなれない男って感じでしたねー。なんかこう、かっこいいんですよね。大人として色々ダメなところも含めて」 「で、最後には『こうやって俺は、いつもひとりぽっちになってしまうんだ』なんて言っちゃって……」 「まあ、ハヤブサさんとも別れたみたいですしね……切ないけどまあ、孤高っていうか、そういうのがキャラクターとしての魅力だったりで」 二人は目を合わせ、うんうん、と頷きあった。 ちなみにここは、紅子が開いている診療所から徒歩五分ほどのところにあるファミレスだった。葉月はいつものようにアポなしで紅子のところに立ち寄るつもりだったのだが、最寄り駅を出たところで、たまたま食事に出ていた紅子に会ったのだ。 「ところでここ、おごりですよね?」 確認というよりは脅迫のように、ずい、と心持ち身を乗り出して、葉月が言う。 紅子は葉月のそんな視線を、さらりと目を逸らしてかわしてしまった。 二人とも目の前の皿は空っぽで、ドリンクバーの元を取るべく、胃袋の容量と戦っているところだ。 「にしても紅子先生、よくそんな甘いものばっかり飲み続けられますね」 「あんたねえ、単価で考えなさいよ。ブラックコーヒーなんて一番安いじゃないの」 「私はこれが好きなんですってば」 二人とも相手の好みはもう分かっているので、これは決まり切ったやり取りのようなものだった。互いに顔をそらし、呆れたようにため息をつく。 それからふと、紅子が何か思い出したように顔を上げた。 「それはそれとして、速水受の薄い本ないかしら」 「誰が攻なんですかそれ……ていうか、とうとう、そういう妄想するとこまでいったんですか」 「世良先生かなあ……いや、でも、この作品に限って言えば、このあと何だかんだで伊達といいコンビになりそうだし……」 言いながら、紅子は葉月の目を覗き込む。 それを冷たく見つめ返して、葉月は言った。 「……期待されても、私、書きませんよ?」 「あ、ここ、割り勘でいいかしら?」 「………」 葉月は、無言で財布を開き、千円札をぐい、と紅子の方に突き出した。それを心底残念そうに受けとると、紅子は伝票を手に取る。そして、面倒くさそうに立ち上がった。 「まあ、でも」 と、付け加えるように言う。 「最後の、後藤くん夫妻の話は、まあベタっちゃあベタだけど、よかったね」 そして、さりげなく先程の千円札をテーブルに置くと、そのままレジの方に立ち去ってしまった。
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地方医療体制の改革、ドクターヘリのドラマ、などテーマは面白いのだが物語全体の流れが悪くて読みにくかった。後半戦から一気に恋愛要素も多くなるし、主テーマがぼやける感じ。 残念。
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財政破綻した極北市の市民病院。再建を図る新院長・世良は、人員削減や救急診療の委託を断行、非常勤医の今中に“将軍”速水が仕切る雪見市の救命救急センターへの出向を指示する。崩壊寸前の地域医療はドクターヘリで救えるか?医療格差を描く問題作。
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