円卓 の商品レビュー
小学生の考えてること、笑える。読んでいて楽しい。私も眼帯付けてる子のことすっごく憧れてたなあ(笑) 家族や友達、何気なくそばにあるものがとても愛に溢れていることに気付かされる。素敵
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こっこは今で言うところの「厨二病」ならぬ小三病とでも言おうか。「特別な人間」に憧れを持ち、自分もきっと特別な人間だと信じて疑わない子供らしい感覚が愛らしい。語り口は朝ドラの語り?という感じでリズミカルで面白い。子供は、大人が思っているよりはるかに大人で、そして自分で悩み考えて育って行く力があることを強く実感した。今後の子育ての教訓にもなる。赤ちゃんが生まれてたら、きっとこっこはそっと大切に抱っこするんだろうな。そして、その温かさと、その吐息からまた色んなことを考えて、また大人になる。そんな気がする。
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こっこのおかげで平凡も個性も楽しみながら生きていけるような気がする。 自分が子供の頃見えていた世界に少し戻ったような、全く違うような世界観を感じられる。
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公団住宅で三つ子の姉と、両親、祖父母に愛されて暮らす「こっこ」こと渦原琴子は、口が悪く、偏屈で硬派な、孤独に憧れる小学三年生。こっこの日常は、不満と問題と驚きと発見に満ちている。世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を、活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。光溢れる感動傑...
公団住宅で三つ子の姉と、両親、祖父母に愛されて暮らす「こっこ」こと渦原琴子は、口が悪く、偏屈で硬派な、孤独に憧れる小学三年生。こっこの日常は、不満と問題と驚きと発見に満ちている。世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を、活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。光溢れる感動傑作。
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今思い返すと心がむずがゆくなるような、幼い頃のプライド。でも、どんなにつまらなくても真剣なんです。こっこは深い。
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こっこの視点や語りは,子どもらしさの中にどこが自分も子どもの頃に感じていた大人っぽい世界の見方が上手く描かれている。 個性的な家族,クラスの仲間,どれも愛すべき存在であることにも気付かされる。解説にある「阿呆も思慮もあり…バランスの美しさ」という表現がとてもしっくりきた。 石...
こっこの視点や語りは,子どもらしさの中にどこが自分も子どもの頃に感じていた大人っぽい世界の見方が上手く描かれている。 個性的な家族,クラスの仲間,どれも愛すべき存在であることにも気付かされる。解説にある「阿呆も思慮もあり…バランスの美しさ」という表現がとてもしっくりきた。 石太が「責任」について語るシーンはとても沁みる。
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孤独になりたいというのとは、違ったけれども、 特別になりたいというのはとても気持ちがわかった。 私も体育で三角座りで見てみたかったし、眼帯ってどんなんやろうって思ってた。 こっこは、自分の気持ちとか、自分の言葉とかを大事にしていて、それが自分独自の占有物やった。しかも、それが高尚なものであると思っていた。 でも、ノートが姉の手に渡り、自分の世界から他人の世界へと強制的に晒されたということで自分の持っていた世界が崩されたということ。(ここで、きっといろんな人の価値観が同時に混ざり合って、混沌が起きているのかも) 同時に他人の世界には全く分かり得ないものがあるということを知ることで、 誰かに共有するということを知ったのかもしれない。 一回読んだだけじゃ、わからないことも多いかな。 でもすごいすごい面白かった。
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3つ子の姉を持つこっこちゃんは、人と違うことに憧れるへそ曲がりの小学生。 家族は皆こっこちゃんを愛しているけれど、こっこちゃんは人とは違う孤独に憧れている。 ある事件がきっかけで、人と違う側の気持ちを感じて、こっこちゃんの他人への想像力に変化が起きる。 こっこちゃんは家族にも友だちにも愛されているなあと思った。自分を想って泣いてくれる友達って中々いない。 最後に雪みたいに白い紙を巻くシーンも綺麗だった。死の言葉を浄化してるようだ。 こっこちゃんの憧れはわたしの幼少期と重なる。 メガネに憧れてた。包帯に憧れてた。 松葉杖に憧れてた。 今全く憧れないのは、その裏の苦しさを知っているから。 そういう意味で、わたしもまたこっこちゃんだったのかもしれない。
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面白い、ちょいちょいクフッと笑ってしまう。小学生最高。自分の小学校時代を思い出すと、そんなことはなかったけど大人になって思う。小学生いいな そんな小学生の気持ちを思い出させてくれる西さん。
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登場人物のキャラクターが良い。 優しい人達に囲まれた個性的な女の子が少し大人に近づく物語。良くも悪くも。
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