円卓 の商品レビュー
【二〇一四年、芦田愛菜主演で映画公開決定!】三つ子の姉をもつ琴子は、口が悪く偏屈な小学三年生。周りの価値観とぶつかり、悩み考え成長する姿をユーモラスに温かく描く感動作。
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関西弁が軽快。 「うるさい、ぼけ。」と毒づくこっこに「なんやとコラ!」と突っ込む者がいないのは、彼女の人柄の良さが周りに受け入れられているからでしょうか。 眼帯や不整脈やボートピープルを「格好ええ」と思えるのは、両親祖父母と三つ子の姉たちに囲まれて愛されながら暮らしているこっこ...
関西弁が軽快。 「うるさい、ぼけ。」と毒づくこっこに「なんやとコラ!」と突っ込む者がいないのは、彼女の人柄の良さが周りに受け入れられているからでしょうか。 眼帯や不整脈やボートピープルを「格好ええ」と思えるのは、両親祖父母と三つ子の姉たちに囲まれて愛されながら暮らしているこっこだからこそ。 と、ぽっさんのたどたどしい語りによって教えられて以降、こっこが別人のように成長して見えました。 真ん中を過ぎて初めて「イマジン」という単語が出てきて、ここを膨らませて映画化されたのかと納得。 しかし映画にできるほどのボリュームでもないような……。 単に芦田愛菜ちゃん主演の映画を作るのにちょうどいい条件(小学生女子・関西弁)の揃った作品があったから、とも思えます。まあ、この条件と役者さんを上手くマッチングさせるのも難しいのでしょうが。
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2014/8/29 この感じこの感じ。 この人の本はいっつもこの感じ。 さてどの感じ? 説明するのは難しいけどいい感じ。 にやにやする。 めちゃくちゃなようでとんでもなく太く硬いまっすぐな芯が入ってるんよね。 全然関係ないけど金平糖が食べたくなった。
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本書の前半と後半では物語に対する印象が異なっている。 読み始めは関西弁が飛び交い、とてもユーモラスな印象を受けたが、終盤はとてもメッセージ性が強いと思った。 小学生の視点をここまで文章に興せる筆者の観察力は目を見張るものがあると思った。 とても懐かしい気持ちになれた。
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登場人物みんな、とてもかわいくて愛おしい。 言葉は軽快でリズミカルで、音読したくなる。 子供は大人の知らないところでいつも真剣にくだらないことを考えてる。
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軽快で嫌味のない文章だった。人物が魅力に富んでいた。 でも、また、この筆者の他の本を読んでみようかな、とまでは今はいかなかった。
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毒づくこっこちゃんがかわいい。軽くてよみやすい。言葉遣いも楽しくて最後まであきずによめた。 不幸な感じや、周りと違うところに憧れるこっこちゃんの、とても素直な言葉や行動は微笑ましいなーって感じた。 そのあとの成長していく気持ちの流れは少し切なくなった。 イマジンの話は、あの子達だ...
毒づくこっこちゃんがかわいい。軽くてよみやすい。言葉遣いも楽しくて最後まであきずによめた。 不幸な感じや、周りと違うところに憧れるこっこちゃんの、とても素直な言葉や行動は微笑ましいなーって感じた。 そのあとの成長していく気持ちの流れは少し切なくなった。 イマジンの話は、あの子達だけじゃなく自分にもすごく響く内容だった。
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西加奈子 『円卓』 電車の中で読むのは危険 笑いが止まらない! 小学3年生の主人公こっこ 子供のときって、クラスで気になる子の真似をしたり憧れたりする。 私の憧れは保健室によく行く子に羨ましさを感じていた。 仮病をついて保健室へ行ったことが。 保健室のベッドで寝かせてもらったときに運ばれる給食に『わたし、体調悪いねん♡』みたいな感じを味わいたかったのだ。 しかし、友達が運んできてくれた給食のオカズの少ないこと。 私は病人。ウソの病人。ご飯はモリモリ食べたかった... 皆勤賞をもらうほどの健康児は保健室とは無縁ということを感じたのでした。 こっこの憧れていたものとは? 懐かしいジャポニカ学習帳、濃いめのカルピス、三つ子の姉貴達。 西加奈子さんのセンスが光っていた1冊だと思います!
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小学生の頃ってこんなこと真剣に考えてたなぁって… ちょっと変わった「こっこ」こと琴子ちゃんの日常生活が書かれています 眼帯や不整脈に憧れを抱き、一人になりたくて、可愛そうだと同情されたいこっこちゃんが可笑しい! 前半はごちゃごちゃと賑やかなのですが、後半トーンダウンしているとこ...
小学生の頃ってこんなこと真剣に考えてたなぁって… ちょっと変わった「こっこ」こと琴子ちゃんの日常生活が書かれています 眼帯や不整脈に憧れを抱き、一人になりたくて、可愛そうだと同情されたいこっこちゃんが可笑しい! 前半はごちゃごちゃと賑やかなのですが、後半トーンダウンしているところにこっこちゃんの成長が現れているような気がします ぽっさんが良いなぁ♪
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この世界観、すごい好きだなー。 眼帯に憧れるって気持ちとか。構って欲しいのに、ほっといて欲しいという矛盾した気持ちとか。なんか、そんな気持ちが確かにあったような気がする。自分が8歳の頃は、何を考え、日々何をしてたっけかな?子供のながらの何をも恐れない自由な発想が、懐かしさも相まっ...
この世界観、すごい好きだなー。 眼帯に憧れるって気持ちとか。構って欲しいのに、ほっといて欲しいという矛盾した気持ちとか。なんか、そんな気持ちが確かにあったような気がする。自分が8歳の頃は、何を考え、日々何をしてたっけかな?子供のながらの何をも恐れない自由な発想が、懐かしさも相まってキラキラと眩しい。 映画にもなるようで。どんな表現になるのか、楽しみ。
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