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円卓 の商品レビュー

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299件のお客様レビュー

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2015/06/27

不思議な映画だったので原作も拝読した。 驚いたのが、文体がこっこの生活そのものであったこと。 映画はカメラというのがあるから、視点をいくらでも帰ることができる。 この作者さんはそれを小説でやっている。こっこの気持ちを書いているわけではないのに、こっこが大人になっていく気持ちを推し...

不思議な映画だったので原作も拝読した。 驚いたのが、文体がこっこの生活そのものであったこと。 映画はカメラというのがあるから、視点をいくらでも帰ることができる。 この作者さんはそれを小説でやっている。こっこの気持ちを書いているわけではないのに、こっこが大人になっていく気持ちを推し量ることができる。 なかなかに稀有な作品であった。

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2015/06/11

読み進めるうちにこっこやらぽっさんやら登場人物に愛情が湧いて、それはもう、登場人物というより妹か姪っ子かを側で見守ってるかのような感覚。自分の思春期入り口を振り返りつつ、娘のいつか来る思春期を思いつつ、軽快なリズムと笑いの中にも切なさがあって、感動があって、読後感最高。また西加奈...

読み進めるうちにこっこやらぽっさんやら登場人物に愛情が湧いて、それはもう、登場人物というより妹か姪っ子かを側で見守ってるかのような感覚。自分の思春期入り口を振り返りつつ、娘のいつか来る思春期を思いつつ、軽快なリズムと笑いの中にも切なさがあって、感動があって、読後感最高。また西加奈子にやられた! 娘が思春期に口を聞いてくれなくなったらそっと差し出し一冊にしようと思う。

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2015/06/03

かわいいー!かわいすぎる。なんてかわいいんだこっこちゃん。家族も周りの子どももみんなほんわかすてきで、癒された。 読んでる間、関西弁うつるかとおもった(笑)

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2015/07/03

みんなかわいい。 こっこが孤独を知って、他者の気持ちに共感することを知るまでのお話。ちょっとずつ大人になっていく過程のお話。 ラストが斬新。文字が降ってくる様子。映像を文字で表すことが出来るだなんて…!何かおしゃれやわー

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2015/05/23

こっこが主人公の西さんらしいユーモア溢れる関西弁で進む物語。子供の話なのになぁ。なんでこんなに引き込まれて読み進めたくなるんだろう。物凄く個性豊かな登場人物が、みんな愛しくて。こっこも愛しくて。 なんか何も起こらないようで起こっているようで、ギューっとなるような作品だった。 西さ...

こっこが主人公の西さんらしいユーモア溢れる関西弁で進む物語。子供の話なのになぁ。なんでこんなに引き込まれて読み進めたくなるんだろう。物凄く個性豊かな登場人物が、みんな愛しくて。こっこも愛しくて。 なんか何も起こらないようで起こっているようで、ギューっとなるような作品だった。 西さんの小説やっぱり好きだなーと。

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2015/04/13

ええ環境にええ家族。 皆の器の大きさが見えてない、こっこだったが・・ 赤ちゃんで変わる処まで見たかったが、まぁ ぽっさんも居るし大丈夫でしょう。

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2015/03/27

映画は見ていないけれど、ずっと芦田愛菜ちゃんで再生された。 こどもって、無邪気で残酷。そして愛おしい。

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2015/03/25

はじめは、登場人物が多く少し説明的に感じたこともあったが、テンポよく空気が伝わってきた。彼らに愛着が沸いてくれば、もうすんなりと入る。 子供の好奇心や視点、初めてとの出会い、一つずつ価値観を作っていく様が丁寧に描かれている。何も起こらなくても、見える世界が変わっていく。私もそうだ...

はじめは、登場人物が多く少し説明的に感じたこともあったが、テンポよく空気が伝わってきた。彼らに愛着が沸いてくれば、もうすんなりと入る。 子供の好奇心や視点、初めてとの出会い、一つずつ価値観を作っていく様が丁寧に描かれている。何も起こらなくても、見える世界が変わっていく。私もそうだったと思い出した。言葉あそびは楽しい。

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2015/03/24

子どもたちには子どもたちの社会があるということが、時に可笑しく、時に切なく描かれています。特異な感性をもつ主人公の女の子は、家庭では7人の家族たちに、学校では個性的な級友たちに囲まれて毎日を生きています。 というわけで登場人物が多い作品ですが、なかでも印象的なのは、隣人かつ級友...

子どもたちには子どもたちの社会があるということが、時に可笑しく、時に切なく描かれています。特異な感性をもつ主人公の女の子は、家庭では7人の家族たちに、学校では個性的な級友たちに囲まれて毎日を生きています。 というわけで登場人物が多い作品ですが、なかでも印象的なのは、隣人かつ級友の通称「ぽっさん」。吃音まじりに話し、どこか老成したような小学生。かれが現実にいたらどれだけ周囲は幸せでしょうか。

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2015/03/17

小学生の女の子が主人公。主人公の同級生の一言がすごくよかった。「個性ゆうもんは、目的にしたらあかんのや」

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