ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー
登場人物とおおまかなあらすじが同じで違う物語が2つ書かれています。 主人公は手に触れた物に残っている記憶が見えてしまいます。 こういう現実的でないものはわたしはあまり好まないのですが、これは面白かったです。 最初の物語の方が好きですね。 主人公が好青年すぎるけど!笑
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素敵な話。 秘めた思いは皆んなにありますよね。 近くにいればいるほど、 何かしら秘めてしまうんだろうなぁ。
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最初混乱したけど結局面白かった。 有川さんの人を絶対に楽しませる小説の書き方はすごいなと思う。圧巻。
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演劇集団キャラメルボックスの舞台作品にある七行のあらすじを膨らませる事で作られた2つの物語。1つ目は結構面白かったですが2つ目は何か有川浩さんっぽくなくてイマイチだったかな~^^;。主要な登場人物の名前と設定は同じですがテイストはちょっと違うので、読むのであれば少し時間を置いて別々に読んだ方が良いかもです。
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お父さんが大事だからじゃなくて、カオルさんが大事だからなのがいいなぁ。 でも味方になってくれないって感じさせちゃうのは難しいところがある… 親を諦めるって、難しい。 自分の理想を押し付けないって難しい。 でもその方が、自分が親になったとき楽だよって、岩沼さんの言葉が良いなと思った。 そのくらいでいいんだ。
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同じテーマで違う作家が書く。 そして、舞台をみた作家が改めて同じテーマで作品を書く。 ベースは同じなのに、違う物語が出来上がっていることが面白い。 現実も人間関係のちょっとした違いで、別の人生を歩むことになるのかもしれない。 「ヒア・カムズ・ザ・サン」は観ていないけど、...
同じテーマで違う作家が書く。 そして、舞台をみた作家が改めて同じテーマで作品を書く。 ベースは同じなのに、違う物語が出来上がっていることが面白い。 現実も人間関係のちょっとした違いで、別の人生を歩むことになるのかもしれない。 「ヒア・カムズ・ザ・サン」は観ていないけど、#キャラメルボックス を観劇していたことがあるので、Parallelは読みながら舞台上を想像してしまった。 主人公だけでなく、周りの人物にもスポットが当たっている。 それぞれが主人公たちに干渉していくことで、少しづつ歩みよることができるようになる。 周りの視点・助言で自分の考えの足りなさに、真也もカオルも気付いていく過程はなんだか泣けてきた。 一人の視点は狭いってことを知ってはいても、理解はしきれていない。 どんなに相手のことを思っても先入観は、ある。 どうしようもなく行き詰ったところで、第三者のアドバイスが入る。 その人との距離感によっては受け入れられないこともあるけれど。 人に話す、相談する、人の話を聞くって大事だな。
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編集者の真也は特殊な力を持っている。 物に残った人の想いを覗くことができるのだ。 この物語は、そんな真也が、同僚のカオルとその父のすれ違った心を解きほぐしていく… そんな物語。 この本では上記のあらすじは共通しているが、全く異なる展開の2つの物語が収録されています。 本編とパラ...
編集者の真也は特殊な力を持っている。 物に残った人の想いを覗くことができるのだ。 この物語は、そんな真也が、同僚のカオルとその父のすれ違った心を解きほぐしていく… そんな物語。 この本では上記のあらすじは共通しているが、全く異なる展開の2つの物語が収録されています。 本編とパラレル、どちらもすれ違ってはいるが確かな愛情を感じられる物語です。 読了後は胸がいっぱいになりました。 個人的にはパラレルの物語が強く印象に残りました。 有川浩さんのお話は今作で3作目ですが、心温まるものばかりです。この本の前に少し暗めの話を読んでいたのですが、この本を読んで心が洗われた感じがします。
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作者買い。 共通の基本設定をもとに編まれた、2つの似て非なる物語。 主人公の仕事や性格のベースは共通。サブキャラにしても同様。 ヒロインの父が孤高の天才だった表題作をA面 ヒロインの父が典型的ダメ人間だった「parallel」をB面 とするなら・・・ 自分はB面の方に心を...
作者買い。 共通の基本設定をもとに編まれた、2つの似て非なる物語。 主人公の仕事や性格のベースは共通。サブキャラにしても同様。 ヒロインの父が孤高の天才だった表題作をA面 ヒロインの父が典型的ダメ人間だった「parallel」をB面 とするなら・・・ 自分はB面の方に心を揺さぶられたかな。 ★4つ、7ポイント半。 2020.11.13.古。
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7行のあらすじから全く異なる作品が2つ。どちらも特殊能力を持つ主人公が、同じ女性の父親への頑なな心を解きほぐしていく。キーとなる人の「親とは」の言葉が胸を突く。居て当然では無いが、何時も側にいてくれる事の有り難さを知る。
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『編集者にとって一番大切な仕事は物語に寄り添うことだ。』 『人生最高の成果を取り上げられた彼の復讐心を宥めることは、火災現場にスポイトで水を注すかのようだった。すなわち不可能。』 『まさか、僕もか。思わずたじろぐ。すると「いや、君は遠慮する」と晴男のほうから却下された。』 ...
『編集者にとって一番大切な仕事は物語に寄り添うことだ。』 『人生最高の成果を取り上げられた彼の復讐心を宥めることは、火災現場にスポイトで水を注すかのようだった。すなわち不可能。』 『まさか、僕もか。思わずたじろぐ。すると「いや、君は遠慮する」と晴男のほうから却下された。』 パラレルパターンのが好きだ。。それを書き終えるやいなや、私の意識は眠りに落ちるように深みに落ちた。。
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