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思い出のとき修理します(2) の商品レビュー

3.7

160件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    71

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2020/09/08

1作目よりおもしろい! 私、祖父が亡くなった時、使っていた時計をもらったのですが、祖父とともに動かなくなってしまった。電池だけ交換して、ベルトのサイズも変えて使っていたけど、また止まってしまって… でも、26年経った今も持っています。 そんなことを思い出した2作目でした。

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2018/03/14

一応ミステリに分類しましたが、 なかなかファンタジー(^ ^ 前作は、こんなにオカルチックだったかな...? ちょっと「若い衆向け感」が強かった気が。 小説なのですが、読後感がマンガっぽい。 決して悪い意味ではなく(^ ^

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2017/08/01
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【あらすじ】 さびれた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思い----家族や恋人、大切な人との悲しい過去を修復できるとしたら? 【感想】

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2017/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み進む内に、続きが読みたくなるストーリー。 明里と秀司の関係が大分進展していて微笑ましかった。 ーーー 寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時 修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。店主の時計師・秀司と、彼の恋人で美容師の明里のもとを、傷ついた記憶を抱えた人たちが訪れる。あの日言えなかった言葉や、すれ違ってしまった思いーー家族や恋人、大切な人との哀しい過去を修復できるとしたら? 切なく温かく、心をいやす連作短編集、シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。

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2017/03/14

ずっと会っていなかった妹・香奈が突然に明里を訪ねてきた。 卒業を機に家を出てからは、ほとんど帰ることもなく過ごしてきた明里にとって、香奈は微妙な存在だ。 「一人娘だから」と言ってしまえる香奈は、やはり幸せな時を過ごしてきたのだろう。 もしも立場が逆だったら、その言葉にどれほど姉が...

ずっと会っていなかった妹・香奈が突然に明里を訪ねてきた。 卒業を機に家を出てからは、ほとんど帰ることもなく過ごしてきた明里にとって、香奈は微妙な存在だ。 「一人娘だから」と言ってしまえる香奈は、やはり幸せな時を過ごしてきたのだろう。 もしも立場が逆だったら、その言葉にどれほど姉が傷つくかわからないはずがない。 咄嗟に出てしまった言葉は、どんなに取り繕っても本心なのだから。 「思い出なんて単なる過去の記憶だ」 この「単なる」という言葉がやっかいなのだ。 ただの過去の記憶・・・そう言っているのだから。 でも、思い出という言葉にはそのときの感情が必ずついてまわる。 嬉しかった思い出、辛かった思い出、悲しかった思い出。 過去の記憶というだけなら、履歴書にでも書き込むような事例の年表さえあればいい。 感情がそこにあるから、いつも思い出は特別なものなんだろう。 思い出は変えられないけれど、違う方向から見てみれば、まったく違う思い出が見えてくる。 記憶に残っているのは、きっとそれが自分にとって何か意味のある出来事だったからだと思う。 少しだけ素直になれが香奈の気持ちは、明里の心にも変化をもたらす。 人はひとりでは生きていないんだな・・・とあらためて感じた。 時計にまつわる物語の短編集。 どこか懐かしい、優しさに満ちた物語が並ぶ。 切ないけれどあたたかい、読んでいて優しい気持ちに自然になれる。 そんな物語だった。

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2017/03/02
  • ネタバレ

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図書館より。2巻から読み初めてしまった。 主人公の二人はいい感じのカップルでホッと。 幸せそうで何より。 色々気になるけど、太一くんが1番気になる!!

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2017/02/16

時計の修理という行為をフックにさまざまな人の心情的な屈性を解きほぐすという趣きの短編集第2弾。 洞察力と優しさ溢れる言動の修司、非現実的な存在ではないかと匂わせながらもなかなか正体がはっきりしない太一、微妙なバランスで心を開ききれない明里が織り成す一連の出来事は、良くも悪くも期待...

時計の修理という行為をフックにさまざまな人の心情的な屈性を解きほぐすという趣きの短編集第2弾。 洞察力と優しさ溢れる言動の修司、非現実的な存在ではないかと匂わせながらもなかなか正体がはっきりしない太一、微妙なバランスで心を開ききれない明里が織り成す一連の出来事は、良くも悪くも期待を裏切らない安定した作品です。

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2017/02/09

本作もいろんな人の思い出が良い方転がっていく。秀司と明里のふたりがいて、なんだか不思議な力が生まれてくるんだね。太一の一族とか過去もなんだか伏線がいろいろで、また次に繋がる感じだな。ふたりの柔らかく甘いやりとりが、ほっと癒してくれる。

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2017/02/04

シリーズ2作目ということもあり、話に入り込みやすかった。秀司と明里がお互いに過去を乗り越えようとし、想い合ってる感じがとても良かった。解説にある通り、単なる記憶が大切な思い出になる瞬間は感動的だと思った。自分にはまだ、その瞬間が訪れていないような気がするので、いつかその瞬間に出会...

シリーズ2作目ということもあり、話に入り込みやすかった。秀司と明里がお互いに過去を乗り越えようとし、想い合ってる感じがとても良かった。解説にある通り、単なる記憶が大切な思い出になる瞬間は感動的だと思った。自分にはまだ、その瞬間が訪れていないような気がするので、いつかその瞬間に出会いたい。本作も短編集となっており、個人的には「未来を開く鍵」が好きでした。ボタンをかけ違えてきた時間も、何かがきっかけでかけ直すことができる。無理だと諦めてしまわないことが大切だと感じました。

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2017/01/01

連続短編集2作目。 どうもこのふわふわとした空気感に馴染めない。 文章が上滑りして入ってこない。 お話自体は嫌いな展開ではないのに どうしたことか。 時計屋さんと明里ちゃんのほのぼのとした感じが心地好くって、太一の混ぜっかえしぶりも好きなのに 不思議。

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