キレイゴトぬきの農業論 の商品レビュー
書評でみて、おもしろそうだったので。日本の農業のあり方、農業ビジネスについて、大上段に構えるのではなく、自分自身の体験を通して語る。脱サラしているだけに、言葉もうまく説得力がある。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
糸島に行ってから、加茂さんの作るだけで終わらない姿勢を見て読んでみようと思った本。著者は、有機栽培で野菜を作り直販まで行っている方。考え方・そしてたとえのうまさのおかげですいすい読めた。 漁師さんと接したりPRを勉強する中で感じ出ていた、モノづくりにとどまってしまっている素晴らしい職人というもったいない素材と販売という消費者にわたる出口をちゃんと見据えたモノづくりに関してとってもわかりやすく学べた。自分の漁業に生かせるものも多かった。
Posted by
著者の久松氏はちょっとした知り合いなのだが、以前と変わらない論理の明解さと歯切れの良さで楽しませてもらった。 やや刺激的なタイトルなのだが、本書の内容は至って常識的である。逆に言えば、これがある意味衝撃を以て受け取られていることは、世間一般の有機農業に対する理解の低さをよく表して...
著者の久松氏はちょっとした知り合いなのだが、以前と変わらない論理の明解さと歯切れの良さで楽しませてもらった。 やや刺激的なタイトルなのだが、本書の内容は至って常識的である。逆に言えば、これがある意味衝撃を以て受け取られていることは、世間一般の有機農業に対する理解の低さをよく表している。農薬だけでなく、堆肥や有機肥料に対する誤解、誤用についても触れてほしかったが、新書という媒体の制約上専門性に踏み込み過ぎるのも難しいのかも知れない。 次作にも期待したい。
Posted by
エロうま野菜って知ってますか!? 著者はふざけて言っているわけではありません。 その言葉には意味があるのです。 「一般に野菜から連想する言葉といえば『女性』『健康思考』『ダイエット』等。体のことを考えて、極端に言えば、我慢して食べるというイメージも強いのではないかと思います。 ...
エロうま野菜って知ってますか!? 著者はふざけて言っているわけではありません。 その言葉には意味があるのです。 「一般に野菜から連想する言葉といえば『女性』『健康思考』『ダイエット』等。体のことを考えて、極端に言えば、我慢して食べるというイメージも強いのではないかと思います。 しかし、僕はそこに物足りなさを感じるのです。僕がつくりたいのは甘い野菜ではなく、ウマい野菜。体にいいから頭で食べるのではなく、思わず体が欲してしまうようなヤバい野菜です。」(p.127) 思わず食べてしまうというと、デザートとか、肉料理とか、煎餅とか病みつきになってしまう食べ物のことでしょうか。 そんなふうにガツガツ食べられて、あるいは手軽に食べられる野菜があったら、嬉しいですね。 野菜だから、沢山食べても悪いことは少ないし。 そんな野菜が食卓に溢れることを待ち望んでいます。
Posted by
タイトルの通り、一般論で語られている農業界に関係しない人々の、農産物、農業界に対する誤解を、分かりやすく語り口調で書かれてある。 どの業界でも、専門的になさっている方と、その外野との情報格差によるギャップはあるのでしょう。 時とともに、情報発信を継続することで、正しい方向...
タイトルの通り、一般論で語られている農業界に関係しない人々の、農産物、農業界に対する誤解を、分かりやすく語り口調で書かれてある。 どの業界でも、専門的になさっている方と、その外野との情報格差によるギャップはあるのでしょう。 時とともに、情報発信を継続することで、正しい方向になって行くと思っています。
Posted by
著者の久松さんの農業観がストレートに伝わる本です! 良い面悪い面を考えた上で、農業を選択する目が必要だと感じました!非常に読みやすいのでおすすめします。
Posted by