キレイゴトぬきの農業論 の商品レビュー
読みやすかった。書くの上手! まともで素直で、納得できる意見だった。 そして、やりたいことをやろうとしている新規就農者の足をひっぱらないで。挑戦させて。多様性を認めて。改革をさせて。と言っていた。 これを阻むことに何のいいことがあるだろう?
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http://www.shinchosha.co.jp/book/610538/ , http://hisamatsufarm.com/
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甲府読書会の本。 農業の本かと思ったら比較的読みやすく、ビジネス本に似ている。 センスもガッツもなくていい、にはそんなことないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もっと上から目線の本かと思っていましたが、とても親近感のわく本でした。 憶えておきたい内容をメモしておきます。 ・ヒトの1日許容摂取量(ADI)=「仮にある農薬が、関連するすべての農産物に基準値上限まで残留していたとする。それを一生涯にわたって毎日、国民平均の100倍食べ続けたとしても、動物実験で健康に影響が出ない範囲に収まる」 ・野菜の味を決める大きな要素=栽培時期(旬)、品種、鮮度 ・野菜は自然なものではなく、人が手をかけなければ自然界では生きていけない、いわば植物の奇形 ・日本の農家約200万戸のうち7%にすぎない販売金額1,000万円以上の農家による売上が、全生産額の6割を占める
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明快な文章で、筆者の主張がよくわかる。 農家の哲学が示されていて、筆者の野菜を食べたい気持ちにさせられる。
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有機野菜は農作物を使う一手段にすぎないこと、という主張に納得出来た。結局、世に広まっている有機野菜という言葉のイメージは、それが何なのか、何がいいのかをよく知らないまま、余所からの情報を鵜呑みにしてしまったことによるマジックワードであったのだ。反省しなければいけないなぁ。
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分かり易い説明だった。 農薬が危険かどうかの問題については「もし仮にある農薬が基準値の上限まで残留している野菜を毎日平均の100倍以上食べても動物実験で健康にに影響が出ない範囲に収まる」と言っている。農薬を使ってるから危険、使ってないから安全という事ではない。 虫が喰っている野菜...
分かり易い説明だった。 農薬が危険かどうかの問題については「もし仮にある農薬が基準値の上限まで残留している野菜を毎日平均の100倍以上食べても動物実験で健康にに影響が出ない範囲に収まる」と言っている。農薬を使ってるから危険、使ってないから安全という事ではない。 虫が喰っている野菜は弱い野菜。その前に農薬を使って虫を防除することで弱い野菜が市場に出回る可能性があることが、農薬の問題点。 野菜の美味しさは、栽培時期(旬)、品種、鮮度だという。 年中色々な野菜が帰る環境だけど、出来るだけ野菜の旬を意識して買い物をしようと思う。
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ニッチ産業としての居場所をみつけた著者の農園だということですが、ちゃんとニーズを生んでやっているので、単なる隙間産業ではないのではないか。土地の力を活かし、旬を守り、品種を選び、鮮度を大切にするというこの三要素を堅守することで、慣行農家の作物よりもおいしいものを作っていくというの...
ニッチ産業としての居場所をみつけた著者の農園だということですが、ちゃんとニーズを生んでやっているので、単なる隙間産業ではないのではないか。土地の力を活かし、旬を守り、品種を選び、鮮度を大切にするというこの三要素を堅守することで、慣行農家の作物よりもおいしいものを作っていくというのが、大きな方針で、はた目には、セレブという意味ではないけれど、野菜による贅沢を提案するようなビジネスになっているように読みました。 まぁ、なんていうか、農業論といわれていますけれど、軸はたぶん有機栽培なのですが、それでもあまり中心軸を感じないいろいろなトピックを正面から紹介したり論じたりという性格の本ではないかなと思いました。マクロにもミクロにも農業を語っているのですが、200ページに収まっているコンパクトな読み応えのある読みものでした。
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久しぶりにというか 僕の人生に影響がありそうな本 これは農業したくなるなあ 野菜の味を決める要因は 栽培時期、品種、鮮度 これを気を付ければ8割方OK 栽培技術ではない 飲食業は個人経営で小規模が多い やる気ある経営者に資本集中させ大規模化する と政府がいい始めるとどうか? ...
久しぶりにというか 僕の人生に影響がありそうな本 これは農業したくなるなあ 野菜の味を決める要因は 栽培時期、品種、鮮度 これを気を付ければ8割方OK 栽培技術ではない 飲食業は個人経営で小規模が多い やる気ある経営者に資本集中させ大規模化する と政府がいい始めるとどうか? 風評被害について ふぐを目指すべきではないか? ガッツもセンスもなくとも工夫で 実に論理的で面白い指摘だらけだ 農業の本を初めて読んだけれども 農業経営者として歩みたくなるそんな本 ときどき読み返すべき本だ 何年かしてこの本で人生が変わってそう おそろしい本だ
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脱サラして有機野菜を多品目で作っている農家15年選手の方が、2013年に出した本。311直後の放射能騒ぎが起こった時のこともふくめ、ぶっちゃけて書いた感じの本。ぶっちゃけてというか、思ってることを正直に書いた本という感じかな。 有機野菜=安全、美味しいみたいなイメージがまだある...
脱サラして有機野菜を多品目で作っている農家15年選手の方が、2013年に出した本。311直後の放射能騒ぎが起こった時のこともふくめ、ぶっちゃけて書いた感じの本。ぶっちゃけてというか、思ってることを正直に書いた本という感じかな。 有機野菜=安全、美味しいみたいなイメージがまだあるとは思いますが、有機だから安全、安心、美味しい、じゃないんだよ、ってことを皮切りに、野菜の変化と性質、著者のような小規模農家のやり方、事業としての農家とその未来などが書かれています。 農家が野菜を作っているのは知ってるけど、実際イメージしきれない部分が多いんですよね。そういう意味で現場の声が読めてよかった。ちなみにこの人は冒頭に書いたように脱サラ組なので新参者ポジションから見たその話し。相続でやって来ている農家に言わせたらまた違うのでしょう。 農家の既得権益についてよく知らなかったのですが、それについて知ることができました。たしかに今の状態では成長路線はイメージしにくいですね…。 とりとめないけどそんな感じ。 食に関して意識が芽生えつつある人が読むとよいのではないかと思う。勿論、農業に興味がある人も。
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