検事の死命 の商品レビュー
検事としての見た目を気にしていない様、確証を得るまでのストイックさ、相変わらずの口数の少なさに佐方の人となりを感じます。 読みながら、佐方の内面だけではなく、外見のイメージも浮かべようとしたのですが、全く浮かばない。 頭の中で、映像を浮かべながら読む習性があるので、そこは少し物...
検事としての見た目を気にしていない様、確証を得るまでのストイックさ、相変わらずの口数の少なさに佐方の人となりを感じます。 読みながら、佐方の内面だけではなく、外見のイメージも浮かべようとしたのですが、全く浮かばない。 頭の中で、映像を浮かべながら読む習性があるので、そこは少し物足りなさを感じます、面白く読めたのに贅沢です。
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+++ 郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う「心を掬う」。感涙必至! 佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編「業をおろす」。大物国会議員、地検トップまで敵に回して、検事の矜持を貫き通す「死命を賭ける」(『死命』刑事部編)。検察側・弁護側——双...
+++ 郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う「心を掬う」。感涙必至! 佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編「業をおろす」。大物国会議員、地検トップまで敵に回して、検事の矜持を貫き通す「死命を賭ける」(『死命』刑事部編)。検察側・弁護側——双方が絶対に負けられない裁判の、火蓋が切られる「死命を決する」(『死命』公判部編)。骨太の人間ドラマと巧緻なミステリーが融合した佐方貞人シリーズ第三作。刑事部から公判部へ、検事・佐方の新たなる助走が、いま始まる! +++ ストーリーはもちろんだが、登場人物のキャラクタが魅力的である。主人公の佐方は言うに及ばず、事務官の増田、上司の筒井など、周りを固める人物が好きになれると、物語の世界により入り込める気がする。冷静で無表情にも見える佐方の芯の熱さに惹きつけられる一冊である。
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文章内の巨人斎藤雅樹が5年連続開幕投手、3年連続完封勝利、小早川、野村監督、長嶋監督が出てきて2014年発刊なのに懐かしい感じ。痴漢容疑者の捜査で手に付着している繊維やレンタルビデオの貸出し履歴を調べるのはなるほど感心。ポイントは「クロスカウンター」、前半の2作の短編は無しで後半...
文章内の巨人斎藤雅樹が5年連続開幕投手、3年連続完封勝利、小早川、野村監督、長嶋監督が出てきて2014年発刊なのに懐かしい感じ。痴漢容疑者の捜査で手に付着している繊維やレンタルビデオの貸出し履歴を調べるのはなるほど感心。ポイントは「クロスカウンター」、前半の2作の短編は無しで後半の「死命を・・・」を厚みを持たす方がよい感じもする。
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201702/「最後の証人」が面白かったのでこちらも。刊行順通り「検事の本懐」→「検事の死命」で読んだほうがより良い。とても濃厚な短編集。章題も良い。強引な展開や理由もなくはないけど、それを気にさせない圧倒的な面白さ。個々の心情・信条にも目が熱くなる。新作が楽しみな作家さんがまた...
201702/「最後の証人」が面白かったのでこちらも。刊行順通り「検事の本懐」→「検事の死命」で読んだほうがより良い。とても濃厚な短編集。章題も良い。強引な展開や理由もなくはないけど、それを気にさせない圧倒的な面白さ。個々の心情・信条にも目が熱くなる。新作が楽しみな作家さんがまた増えた。
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佐方検事の父親がなぜ自ら罪を重くするようにしたのか、分かった。犯罪者であっても依頼人の利益を守るという弁護士の仕事に疑問と自責の念があったようだ。後に佐方は弁護士に転進するが、いつか父親のような苦悩を持つのではないか、という気がした。 ドラマも見てみたい。 短編集でどれも面白い...
佐方検事の父親がなぜ自ら罪を重くするようにしたのか、分かった。犯罪者であっても依頼人の利益を守るという弁護士の仕事に疑問と自責の念があったようだ。後に佐方は弁護士に転進するが、いつか父親のような苦悩を持つのではないか、という気がした。 ドラマも見てみたい。 短編集でどれも面白い。
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非常に面白かったです。佐方検事の父の真実。このままでいいのかな…と前作までを読んでいたので、やっと陽世さんも報われたんじゃないかと、ほっとしました。貫くのは難しい。ある程度流された方が楽に生きられる。スケールは違えど私も割りと善悪ハッキリ派なので、ほんの少しだけ佐方親子の生きにく...
非常に面白かったです。佐方検事の父の真実。このままでいいのかな…と前作までを読んでいたので、やっと陽世さんも報われたんじゃないかと、ほっとしました。貫くのは難しい。ある程度流された方が楽に生きられる。スケールは違えど私も割りと善悪ハッキリ派なので、ほんの少しだけ佐方親子の生きにくさが分かる気もしました。本当に欠片ですけど。最後の痴漢事案は小気味良い。被告と証人の結託が明るみに出た時は心の中で拍手喝采でした。佐方さんの活躍をもっともっと読みたいです。ちなみに、ドラマを見ているので佐方さん=上川隆也さんです。
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ドラマが放送されるとのことで読んでみたが、どの話も面白くて良かった。最初の「心を掬う」の話は証拠を掴むためにあらゆる視点から考え、地道で気の遠くなるような作業であっても決して厭わない佐方の姿勢、洞察力、行動力に感銘される。「業を下ろす」の話で佐方の父の過去にやったことが知れてその...
ドラマが放送されるとのことで読んでみたが、どの話も面白くて良かった。最初の「心を掬う」の話は証拠を掴むためにあらゆる視点から考え、地道で気の遠くなるような作業であっても決して厭わない佐方の姿勢、洞察力、行動力に感銘される。「業を下ろす」の話で佐方の父の過去にやったことが知れてその背景を思うと悲しみに溢れるものだが、ほっと胸を撫で下ろす気分だったろうなと思う。痴漢事件の話は真相を突き詰めるための法廷の様子が検察側、弁護側、証人の証言など、緊迫感あり、判決の大きな決め手となった一言にあっと言わされてしまった。
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検事時代。短編4つ。見どころは法廷シーン。佐方さんがカッコイイというか、被疑者サイドがひどすぎるんや。
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前作に続き今作も検事という仕事の在り方が問われていて興味深かった。このシリーズもっと書いてほしいなぁ。
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