11/22/63(上) の商品レビュー

スティーヴン・キング(著者),白石朗(訳者)

2013/11/22

近年のキング作品の中では最悪なレベル
無駄に長い上に、白石さんの訳も時代設定を考慮してもこなれてない
グリーンマイルとデッドゾーンとスタンドバイミーを足して15くらいで割った印象です

2013/11/18

｢スティーブンキング読んでるの」というと周りの人は一様に二の腕を抱え「怖いんでしょう…」と声まで震わせる。

確かにキングの本はホラーだったりＳＦものでもやたら怖かったりレイプありドンデンありで怖いモノ尽くし。すべて読んではいないけれど。

でもこの本は(あえて上のみ)まさしくタイムトラベラー。胸躍る、そして胸痛む大活劇。
しかも、歴史をぼくの手で変えちゃる！という正義感あふれる一見、ダイナミックなそして純な青春モノという見方も。

過去に住むというとバックツウザヒューチャーではこれをこうすると現在がどう変わるかがわかった。
既存の映画しかり、ドラえもんの漫画しかり。

しかしこのジャィク、もしくはジョージ青年、何年間にもわたり住み続けなければならず、その蝶の羽ばたきによりどう21世紀が変わるのかさえも分らないまま羽ばたきをやめない。

ほとんど一気読みで「上」を読み終え、「下」は手元に無いこの今の状態、どこかに早く本を手にする兎の穴は無いものか!!という苛立ちにも似た、ワクワク、ドキドキ感で眠れそうにない。

2013/12/10

はっきり言って今年度ＮＯ．1でしょう。傑作です。ドラクエⅩをＰＬＡＹする手を止め、読みふけりました。真面目な書評は、、下巻にします。

予想どうり文春2013ミステリーベスト10の第１位でした。

先ほど発表されました。このミステリーがすごい！でも第１位を獲得。
２冠を取りました。

2013/10/10

久々、最初から引き込まれた。物語の設定やキーワードの事件も興味をそそられるものだし、おまけに58年9月～当時のその場所に自分も居るような気になる人物・背景描写。ただ、ページ数がかなりあるため　どこで中断するか悩みどころ。寝不足覚悟で下巻へ…

2013/09/28

グリーン•マイルの切なさ、デッド•ゾーンの悲しみ、そしてスタンド•バイ•ミーの叙情と感動。…いやあ、いくら鳴り物入りのキング新作でも、そりゃちょっと誇大広告なんじゃ…(^_^;)。と読み始めた上巻。いやいやいや、ありえるかも？というのが、読了後最初の感想。

最初のインパクトを経て、過去の世界で綴られていくジェイクの日々が、細やかな喜怒哀楽が、たぶんハッピーエンドではない結末を予感させて、哀切なことこの上ない。言うもおこがましいけど、さすがエンタの帝王。昔のB級ホラーテイストの頃から見え隠れしてたストーリーテラーとしての才能が、円熟の極みに達しとる。秋の夜長にふさわしい長編。

そして「目あてのものは手に入った」というフランクの墓参り。なんの伏線にもならないまま事件は収束し…と思ったら、こう来ますか！不穏な気配はありつつも、淡々とした日常を描いている中に、極上のミステリみたいな伏線の挟み方。いっぺんキングの本格ミステリ読んでみたいなあ。

ちょっとにやっとしたのは、ITのベヴァリーとリッチーの登場！そうか、ここのデリーはあのピエロがいる街なのね…( ；´Д｀)…いまだに奴は私のトラウマ。ドナルド怖いー。

さて、至福の時間はまだ続くのだ。レッツ下巻！