恋しくて の商品レビュー
こんな小さいけど素敵な作品学園あるんだなぁと幸せな気持ちになりました。 私は"Lデパードとアリエット愛の物語"が一番印象に残りました。 お父さんが亡くなったら会いに行けばいいのに、って思ったけど、そういう問題では無いんだろうな。 愛の凄さ? 私には無理だな。 何だか切なくて...
こんな小さいけど素敵な作品学園あるんだなぁと幸せな気持ちになりました。 私は"Lデパードとアリエット愛の物語"が一番印象に残りました。 お父さんが亡くなったら会いに行けばいいのに、って思ったけど、そういう問題では無いんだろうな。 愛の凄さ? 私には無理だな。 何だか切なくて温かい気持ちになりました(^^)
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まず表紙が素敵。ジム・シェパード「恋と水素」だけ未読。アリス・マンローの「ジャック・ランダ・ホテル」がおもしろかった。あとマイリー・メロイの「愛し合う二人に代わって」とリチャード・フォード「モントリオールの恋人」かな。
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1月の読書会お題本。 春樹さん翻訳のラブ・ストーリーアンソロジー。 『いろんな種類の、いろんなレベルのラブ・ストーリー。』 私の一番のお気に入りはそりゃそもちろん春樹さん書き下ろし「恋するザムザ」。 だが、春樹さんセレクトの8編もとても素敵。 「愛し合うふたりに代わって」 9...
1月の読書会お題本。 春樹さん翻訳のラブ・ストーリーアンソロジー。 『いろんな種類の、いろんなレベルのラブ・ストーリー。』 私の一番のお気に入りはそりゃそもちろん春樹さん書き下ろし「恋するザムザ」。 だが、春樹さんセレクトの8編もとても素敵。 「愛し合うふたりに代わって」 911以降の兵役の為に離れ離れになった恋人たちの代理結婚をベースにした、高校時代からの友達のような関係を気づいてきた男女の、どちらかといえば男の子の切ないお話し。私的にはこの男の子、ウィリアムがかなり好き。とても感情移入しながら読んだ。 「テレサ」 これ、かなり好き。クールで都会っぽくて、すごく切ない。 14歳で身長190cm体重120キロという巨漢のアンジェロ、がストーカーのようにテレサのあとをつけてしまう。ここが春樹さんのいう、ちょっとしたロードムービーみたいだ。すごく短い話。世相を思う。子どもの貧困とか? 「二人の少年と、一人の少女」 これも好き。根っからの皮肉屋、「最もシニカルな生徒」ギルバートと、レイフとメアリ・アンの良くある青春の3角関係?でもなんだかわけのわからないハードボイルドなラストがとにかく好きだ。レイフがいない間に二人で何度も行った店のいつものジュークBox前の席でいつも聴くのがボブ・ディランってとこが、なんとも初期の春樹さんっぽいところも好き。 「ジャック・ランダ・ホテル」 これは柴田元幸さんのおすすめだとか。 現在からの描き始めで、遡っていく感じがなかなかつかめなくて読み進めるのにてこずるも、だからこそこのしたたかな女のやり方に痛々しくも可愛いと思ってしまい、もう一度読み返す。そして良くできてるわーと膝を打った。 「恋と水素」 これもいい。飛行船での、空中での逢瀬。病みつきになりそうだ。 「恋するザムザ」 春樹さん曰く「変身」後日譚の、ようなもの。 何かから、どうやら人間に変身してしまったザムザくんが鍵師でせむしの女の子に恋する。メリー・ポピンズみたいな女の子の姿がなんとも素敵だのにせむしなの。
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村上春樹が選んだ外国恋愛短編9つと、最後に彼の作品が収められています。甘いのあり、苦いのあり、若々しいものあり、成熟したのありと、それぞれの違いを楽しみつつ、自分好みのものはどれか探すのもいいでしょうね。 自分としては、ちょっと切なくて悲しい『L・デバードとアリエット-愛の物語...
村上春樹が選んだ外国恋愛短編9つと、最後に彼の作品が収められています。甘いのあり、苦いのあり、若々しいものあり、成熟したのありと、それぞれの違いを楽しみつつ、自分好みのものはどれか探すのもいいでしょうね。 自分としては、ちょっと切なくて悲しい『L・デバードとアリエット-愛の物語』がよかった。何だか昔に作られた、でも上質なフランス映画を観ているような感じ(舞台はアメリカなんだけど)。恋愛ものはやっぱり「結ばれない」タイプの方が、自分は好きなようです。
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最初の2つぐらい読んだ時点で、なんかしっくりこず・・・ いろんな人のレビューを読んで、最後の「恋するザムザ」だけ読みました。
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村上春樹編の恋しくてを読みました。 ニューヨーカーなどで発表されたラブストーリーから村上春樹が9編を選んで、1編を書き下ろしたオムニバス短編集でした。 日本でラブコメに代表される甘いわかりやすいラブストーリーとはひと味違うビターテイストの印象に残る物語が多かったと感じました。 ...
村上春樹編の恋しくてを読みました。 ニューヨーカーなどで発表されたラブストーリーから村上春樹が9編を選んで、1編を書き下ろしたオムニバス短編集でした。 日本でラブコメに代表される甘いわかりやすいラブストーリーとはひと味違うビターテイストの印象に残る物語が多かったと感じました。 特に印象に残ったのはモントリオールの恋人でした。 中年の独身男性ヘンリーと夫と子供のいる女性マデレインが出張先で関係を持っています。 モントリオールのホテルでマデレインの夫から呼び出されたヘンリーの行動とその事件の真相が描かれていて、大人の関係というのはこういう苦いものなんだろうなあ、と思ったのでした。
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恋愛短編小説の翻訳が9話、村上春樹さんの恋愛短編小説が1話。 「恋と水素」が同性愛のお話で、とても読みにくかった。やはり、興味や共感がないので、なかなか読み進まず苦労しました。 恋する人達の年齢や、国籍、時代背景もばらばらで、勉強になりました。 個人的には、「愛し合う二人に代わっ...
恋愛短編小説の翻訳が9話、村上春樹さんの恋愛短編小説が1話。 「恋と水素」が同性愛のお話で、とても読みにくかった。やはり、興味や共感がないので、なかなか読み進まず苦労しました。 恋する人達の年齢や、国籍、時代背景もばらばらで、勉強になりました。 個人的には、「愛し合う二人に代わって」という、代理人結婚を手伝う若いお二人の不器用な恋愛のお話が良かったです。 「恋するザムザ」はカフカの「変身」がベースだったのね、とあとがきを読んでやっぱり…と感心しました。 読みやすさ、面白さでは一番でした。
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あまりラブストーリーズっていう印象は覚えなかったです。装丁の印象と中身が違う。ラブストーリーって一言で言っても広義なもんだなぁと思いました。僕はラブストーリーっていうとそれが男女が結ばれてハッピーなお話であれ男女が別れて切ないお話であれ恋愛を賛美しているものっていうイメージを持...
あまりラブストーリーズっていう印象は覚えなかったです。装丁の印象と中身が違う。ラブストーリーって一言で言っても広義なもんだなぁと思いました。僕はラブストーリーっていうとそれが男女が結ばれてハッピーなお話であれ男女が別れて切ないお話であれ恋愛を賛美しているものっていうイメージを持っているのですが、その尺度で言うとそもそも本書編訳の村上春樹の代表的恋愛小説みたいに言われているノルウェイの森も個人的には恋愛小説??って感じですからまあカテゴライズ難しいです。しかし別に恋愛的なものを渇望して手に取ったわけではなかったのでバラエティに富んだ内容はむしろ僕にとっては面白かったです。村上春樹自身が書き下ろしている『恋するザムザ』なんて「目を覚ました時、自分がベッドの上でグレゴール・ザムザに変身して」いた男の話ですしね。 個人的に好きだったのは『モントリオールの恋人』。ミステリーっぽい展開と自分には一生備わらないだろう成熟した大人の関係性とカナダ‐アメリカの微妙な文化の差異みたいなものの指摘が面白かったです。『テレサ』『二人の少年と、一人の少女』と青春っぽいの続く並びも良かったです。どっちも切ない。
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表紙がズルい。お嬢様と元水泳選手の詩人の話、最初の結婚代理人の話が良かった。翻訳モノなので異文化だな…ってなるものも多いけど。 ハルキってやっぱりあまり好みじゃないなぁ。
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The Proxy Marriage by Maile Meloy 愛し合う二人に代わって Theresa by David Kranes テレサ The Boys And A Girl by Tobias Wolff 二人の少年と、一人の少女 Sweet Dreams by P...
The Proxy Marriage by Maile Meloy 愛し合う二人に代わって Theresa by David Kranes テレサ The Boys And A Girl by Tobias Wolff 二人の少年と、一人の少女 Sweet Dreams by Peter Stamm 甘い夢を L.Debard And Aliette-A Love Story by Lauren Groff L・デパードとアリエットー愛の物語 A Murky Fate by Ludmilla Petrushevskaya 薄暗い運命 The Jack Randa Hotel by Alice Munro ジャック・ランダ・ホテル Love And Hydrogen by Jim Shepard 恋と水素 Dominion by Richard Ford モントリオールの恋人 Samsa In Love by Haruki Murakami 恋するザムザ
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