恋しくて の商品レビュー
村上春樹訳の恋愛短編集 理解出来るものと出来ないものがあったが、村上春樹が物語の終わりにコメントと恋愛甘苦度をつけているのが面白い。 久しぶりに短編集読んだけど読みやすかった
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「愛し合う二人に代わって」★4.5 「テレサ」★3.5 「二人の少年と、一人の少女」★4.5 「甘い夢を」★4.5 「L.デバードとアリエットーー愛の物語」★4 「薄暗い運命」★3 「ジャック・ランダ・ホテル」★5 「恋と水素」★3 「モントリオールの恋人」★4 「恋するザムザ」...
「愛し合う二人に代わって」★4.5 「テレサ」★3.5 「二人の少年と、一人の少女」★4.5 「甘い夢を」★4.5 「L.デバードとアリエットーー愛の物語」★4 「薄暗い運命」★3 「ジャック・ランダ・ホテル」★5 「恋と水素」★3 「モントリオールの恋人」★4 「恋するザムザ」★4.5
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若くても大人でも、恋の痛みはみな同じ。ガイブンはなんとなく馴染まなくて、今回もわかりずらいところ(読解不足なのだけど)も多々あったが、それぞれ恋の痛みや滑稽さに屈折した共感を持ちながら読んだ。一番好きだったのは、ジャック・ランダ・ホテル。わたしも同じことをしていたかも。
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モントリオールの恋人 「未来を誰かと分かち合うというのは要するに、反復をより巧妙にこなしていかなくてはならないことを意味している。もしそれができなければ、未来を誰かと分かち合うのは、あまり愉快なこととは言えなくなる。」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹氏厳選翻訳の恋愛小説の短編集。最後の村上春樹氏書き下ろしの「恋するザムザ」がやっぱり一番良かった。彼の言葉に置き換えれば、ハンディキャップもチャーミングな特徴に思えてしまう不思議。不快さどころか、優しい気持ちになる。全く同じストーリーで他の作者が描いたら、きっと印象が全く違うものになってしまうと思う。 「レースのカーテンが引かれた窓からは、恵みに満ちた陽光が静かに差し込んでいた。」 このフレーズの瞬間がとても好き。
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私は恋愛小説はあまり読まないほうなのですが、この村上さんがセレクトした短編恋愛小説は楽しめました。 毎晩寝る前に1話ずつ読んで至福の時間を過ごしました。 1話の終わりに村上さんのコメントも楽しかったし、最後の村上さんの「恋するザムザ」もなかなかよかったです。
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穏やかに無防備に、罪のない果物のようにぶら下がっていた。 村上春樹さんによる10のショートストーリーの翻訳です。 15年くらい前にガールフレンドから彼を紹介してもらって以来、村上さんはワタシにとって特別な作家さんです。「少し時間が経つと、彼の生殖器はまた柔らかく小さくなっていった...
穏やかに無防備に、罪のない果物のようにぶら下がっていた。 村上春樹さんによる10のショートストーリーの翻訳です。 15年くらい前にガールフレンドから彼を紹介してもらって以来、村上さんはワタシにとって特別な作家さんです。「少し時間が経つと、彼の生殖器はまた柔らかく小さくなっていった。いっときの激しい盛り上がりはいつのまにか消えていた。それは今では脚の間に穏やかに無防備に、罪のない果物のようにぶら下がっていた。」なんて文章を、村上さん以外の誰がおこせるでしょうか。それがこの人の(すぐれているのかそうでないのかはわかりませんが)特別なところなのだと思います。 朝日新聞に掲載の「こころ」の読後ということもあって、「二人の少年と、一人の少女」という作品は結末さえ異なれ、かなりワタシの中でかぶりました。
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全体的に自分には合わなかった。 その中で気になった文書です。 モントリオールの恋人より 「アメリカのより、私たちの方がちょっとだけ早いの。カナダが感謝祭を発明したんだって。」
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村上春樹編の恋愛アンソロジー。とても実用的な本。時にストレンジで、時にエキセントリックで、もちろんエロティック。 マイリー・メロイ 「愛し合う二人に代わって」:甘い デヴィッド・クレーンズ 「テレサ」:どうしようもない引力 トバイアス・ウルフ 「二人の少年と、一人の少女」:いさ...
村上春樹編の恋愛アンソロジー。とても実用的な本。時にストレンジで、時にエキセントリックで、もちろんエロティック。 マイリー・メロイ 「愛し合う二人に代わって」:甘い デヴィッド・クレーンズ 「テレサ」:どうしようもない引力 トバイアス・ウルフ 「二人の少年と、一人の少女」:いささかハード ぺーター・シュタム 「甘い夢を」:苦い ローレン・グロフ 「L・デバードとアリエット」:大きい リュドミラ・ぺトルシェフスカヤ 「薄暗い運命」:切ない アリス・マンロー 「ジャック・ランダ・ホテル」:ストレンジ ジム・シェパード 「恋と水素」:エロティック リチャード・フォード 「モントリオールの恋人」:エキセントリック 村上春樹 「恋するザムザ」(書き下ろし):ラディカル
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頑張って最後まで読み終わりました。 ひと癖もふた癖もあるストーリーが多くて、大正ロマン的な表紙絵とは全く違う内容。 表紙絵は現代アートの難解な絵が合う様に思えます。 ちょっと読み疲れちゃった…
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