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検察側の罪人 の商品レビュー

3.9

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2018/06/24

キムタクVSニノってきいて何となく読んでみたんだけどおもしろかった。 なんかもうすごくやり切れないし最後は泣いてしまった。 読んでいる間はずっと、最上と沖野の言葉がキムタクとニノの声で再生されてなかなか臨場感たっぷりな読み応えでした。 「検察側の罪人」は明らかに最上なんだけど、...

キムタクVSニノってきいて何となく読んでみたんだけどおもしろかった。 なんかもうすごくやり切れないし最後は泣いてしまった。 読んでいる間はずっと、最上と沖野の言葉がキムタクとニノの声で再生されてなかなか臨場感たっぷりな読み応えでした。 「検察側の罪人」は明らかに最上なんだけど、最後まで読むとなんだろうこれ、と愕然とするし虚無感が半端ない。 正義とは。 法とは。 うわーってなってそのまま映画の予告動画見たのですが、なんつーかキムタクがお顔がハンサムすぎてすごい違和感。 とても市井の人に見えん。 ニノと並んでる時でさえ、なんか宇宙人見てるみたいな違和感。 HEROのときの破天荒検事は大丈夫でも、お顔がきれいすぎてリアリティに欠けるっていう…。 でも映画も見てみたいなー。 話はとても面白くぞっとするしほんとやりきれない。 沖野の叫びがすべて。

Posted byブクログ

2018/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冤罪は決して起こしてはいけないこと。最上の正義がズレてしまったのは悲しい。そこで沖野が立ち上がり、かつての尊敬する最上と対立関係になるが、最後で結局正義とは何なのか自問自答してしまう。

Posted byブクログ

2018/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の松倉見てたら冤罪で死刑になっても やむなしだったかも。 検事でも裁判官でも弁護士でもだろうけど権力をもってて 上に立つ人間ほど私情に踊らされてはいけない。 映画版、松重さんの諏訪部役は見てみたいなあ。

Posted byブクログ

2018/05/11

老夫婦宅を襲った強盗殺人事件が発生。捜査を担当することになったベテラン検察官の最上は容疑者の名前を聞いて驚愕する。かつての時効となった少女殺人事件の容疑者と同一人物であり、殺された少女は最上にとって家族同然のつきあいだった。 時効のために裁くことのできなかった犯人をこの事件で必...

老夫婦宅を襲った強盗殺人事件が発生。捜査を担当することになったベテラン検察官の最上は容疑者の名前を聞いて驚愕する。かつての時効となった少女殺人事件の容疑者と同一人物であり、殺された少女は最上にとって家族同然のつきあいだった。 時効のために裁くことのできなかった犯人をこの事件で必ず裁き、少女のかたきを討つ。そう誓った最上は強引な捜査を指揮し、ついには自らが法を犯すことさえ躊躇しなくなる。そんな最上に対して、部下の沖野はついていけず、疑惑の目を向ける。 あまりにも極端な最上の正義感だが、そこまで自分を追い込む最上の心情には納得できる。また、実際に起こった冤罪事件の多くだって、捜査側の思い込みや無理強いによるものばかり。納得できる部分もある。 犯人があらかじめ提示されて進展するミステリー作品なので、意外性を楽しむのではなく、最上と沖野の検察官同士の対立が見どころ。

Posted byブクログ

2018/05/09

ストーリー自体はさすが雫井さんで、 読み始めはスローだったけど後半はぐいぐい読めた。 ただ、どうにもこうにも理解できないところもあった。 最上の家族の心情とか。 松倉の今後をどう考えるべきか、とか。 沖野はどんな人生を送るのかな。

Posted byブクログ

2018/03/09

事件の筋道通りに証拠を集めてって本当にあるのだろうか?冤罪ばかりになる気がする。 しかしそのまま読み進めて松倉に対して、途中ちょっと同情してしまった自分を恥じる。この物語の終結を見る限り、松倉は何か罰を受けて欲しかった。

Posted byブクログ

2018/02/27

この作家、「望み」でがっかりしたので本作はどうかな・・とあまり期待せずに読んだが、なかなか読み応えがあり面白かった。 最上が松重の部屋で、ダウンジャケットの羽毛を取ったりレシートをもみ消したりした辺りでは「ああ、だいたい読めたわ、こんな程度か」と思ったが、自分の予想を超える展開...

この作家、「望み」でがっかりしたので本作はどうかな・・とあまり期待せずに読んだが、なかなか読み応えがあり面白かった。 最上が松重の部屋で、ダウンジャケットの羽毛を取ったりレシートをもみ消したりした辺りでは「ああ、だいたい読めたわ、こんな程度か」と思ったが、自分の予想を超える展開になりました、ごめんなさい笑。 人物描写も丁寧で今回はだいぶリアルに感じる内容も多かったが・・でも、やっぱり最上がそこまでやるか、という事についてどうしても現実味がなく。その点で、読んでいる間は楽しいものの、長く心に残るか、と言われるとそうでもない作品に感じてしまった。沖野のまっすぐさも良かったが最後ああいう締め方しかなかったんだろうか。そこは作者の力量の問題か?(雫井さん、再度ごめんなさい・・)せっかくのここまで力作なら、最後もう少しうまくまとめて欲しかった。

Posted byブクログ

2018/07/19
  • ネタバレ

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まさか!の連続で、主人公が先輩を追い詰める様子にハラハラし、本をめくるページがとまりませんでした。ダメなんだけど先輩をかばいたい。最後は何か報われなく、ちょっとやるせない気持ちに。正義って難しい。 でもキムタクと二宮くんがどう演じるのか楽しみ。

Posted byブクログ

2018/01/29
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最上側に共感しっぱなしで、終始沖野には共感できず。 ただ、それがゆえに終わり方はより考えさせられるものとなった気がする。

Posted byブクログ

2017/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルのセンスがなさすぎる。 設定はよく取材して書かれてると思うけど、途中どの登場人物にも全く感情移入できず、結末も胸くそ悪い。 PとGが唐突に男女関係になったのも話の邪魔をしていて、話の進め方といい初めから映像化を狙っているような感じ。 HEROを見て法曹を志した世代としては、キムタクに最上を演じて欲しくない。

Posted byブクログ